レベル 1

障害競走とは (1)


(障害競走とは)

下のように、中央競馬は平地競走と障害競走に分けられています。
中央競馬 < 平地競走  

障害競走

障害競走は、競走馬が幾多の障害物を飛んでいってゴールを目指すというレースです。陸上の、”長距離のハードル競走”に近いものと考えてもらうのが妥当でしょう。 良く言われる例えで、「100m走の強い選手と110mハードルの強い選手とは異なる。」というものがあります。これと同じように、競馬の世界でも平地競走の最強馬と障害競走の最強馬は異なるのです。

(出走資格)

中央場所の6回目の開催(高松宮記念の週)から4歳馬の出走が可能になります。それ以前は、4歳以下の馬は障害競走に出ることができません。ということで、障害競走のデビューは早くても4歳の5月ということになります。 (ただし、数え年で4歳になっていない馬の出走は認められていないらしい。)それ以降は、性別、馬齢に関係なく出走が可能です。また障害競走に出走するには、障害試験に合格していることが絶対条件です。 これは、障害競走を安全に施行されるために必要とし、合格していない馬は出走できません。

(本賞金について 1)

平地競走での本賞金(クラス分けに用いられる獲得賞金のこと) と、障害競走での本賞金は同じではありません。平地競走での本賞金は、障害競走の本賞金には全く影響しません。そのため平地で未勝利の馬も、 G l を勝った馬もすべて障害初出走の時は未勝利馬としてみなされ、障害競走での本賞金は0万円となります。しかし、逆に障害競走で稼いだ本賞金は平地競走の本賞金に加算されます。

平地競走の本賞金平地競走で獲得した本賞金 + 障害競走で獲得した本賞金
障害競走の本賞金障害競走で獲得した本賞金のみ

(レース形態)

障害競走も本賞金においてクラス分けがなされます。未勝利、400万以下、オープンの3つのクラスに分かれています。未勝利は障害競走で勝っていない馬を指します。400万以下は、本賞金が400万以下の馬を指します。 未勝利を勝った以外に本賞金が加算されていない馬のクラスです。オープンは本賞金が401万以上の馬を指します。2勝以上しているか、重賞で連対したことのある馬が当てはまります。

未勝利 1勝もしていない馬
400万以下 1勝馬で、重賞競走での連対がない馬。
オープン 2勝以上の馬か、あるいは重賞競走での連対がある馬。
上記の条件は、すべて障害競走のみの成績に限ります。

(本賞金について 2)

障害競走の本賞金の計算方法は平地競走と同じです。具体的に言えば、未勝利と400万以下では1勝につき本賞金が400万ずつ加算され、オープン、オープン特別では1着馬には1着賞金の半分が本賞金に加算され、 重賞では1着馬は1着賞金の半分が本賞金に加算され、2着馬にも2着賞金の半分が本賞金に加算されます。

未勝利
400万以下
−1着→ 本賞金に400万加算。
オープン
オープン特別
−1着→ 本賞金に1着賞金の半額を加算。
重賞競走−1着→
−2着→
 本賞金に1着賞金の半額を加算。
 本賞金に2着賞金の半額を加算。
上記の条件は、すべて障害競走のみの成績に限ります。

(出走可能条件)

障害未勝利馬は、障害のオープン競走(オープン、オープン特別、重賞)には出走できません。

(騎乗可能条件)

障害免許を所有していない騎手は、障害競走には騎乗できません。
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