レベル 2

障害競走とは (2)


(開 催)

障害競走は、第3場(裏開催)では行われません。したがって、札幌、函館では障害競走は行われておりません。

(施 行)

障害競走は、ほとんどのレースが昼前の5Rに行われます。重賞競走は9、10R、その他では8Rに行われるレースもあります。
5R 未勝利、オープン
8R インターナショナルJJ(未勝利)、オープン特別
9R J・G lll
10R J・G l 、J・G ll 、J・G lll

(各種障害について)

各種障害の名称及び用語説明は、一般的には次のようになっています。

生け垣 生け垣の障害物。土塁の上に生け垣があるものと、コース上に直接生け垣が置かれているものの2タイプに分けられる。 ただ、生け垣自体を割るようにして飛ぶことも可能で、その高さほど飛越は苦労しない。
竹 柵 竹の小枝を縦にまとめてつくった障害。中山大障害の大竹柵は落馬も非常に多く、最難関障害といえる。
水 濠 生け垣の先に池を設置した障害。生け垣の高さが低い分、飛越の踏み切り位置から着地位置までの距離が長い。だが難易度は低い。
バンケット  障害コースの途中にある上り下りの坂。丘のように盛り上がった京都大障害のバンケットが実は本物。 中山大障害の時使われるのは正確には谷なのだが、これもバンケットとして一般化されている。

(障害用語について)

障害競走の用語として知っておいて得をする用語説明集です。

斜 飛 障害に対して真正面から踏み切らず、斜めに向かっていくこと。馬自身が障害を避けようとしている。タイムロスの原因となる。
障害試験 平地の馬が障害レースに出走するために受ける試験。各トレセンで行われる。これに合格しないと、 レースに出走することはできない。飛越技術が合否の分かれ目。
障害練習 平地の競走馬が障害戦に出るためには、まず「モノを飛ぶ」ことを覚えさせる。ヒモのようなモノを飛ぶ練習から行い、 徐々に障害の高さを上げていく。教える側にも忍耐のいる訓練だ。
襷(たすき)コース  障害戦ならではのコースで、普段のトラックを斜めに横切る。馬場内で観戦すれば、 目の前を馬が走るので障害戦の迫力を堪能できる。襷コースは東京、京都以外の障害コースを持つすべての競馬場にある。
グランドナショナル  世界最大の障害レース。1837年に創設され今年(1997年)が156回だった。距離は約7200メートルで、障害はのべ30。 フルゲートは40頭、出走権があるのは8歳以上。イギリスでの人気はダービーをも凌ぐ。


(斤 量)

障害競走は、平地競走に比べてスピードが出ないようにするため、平地競走より斤量が重くなっています。最軽量は55kgとなっています。(競馬施行規定第60条で定められています。) そのため、ハンデ戦での最軽量は55kgです。また、減量騎手が乗っても55kg以下にはなりません。(詳細はレベル3にて。) 日本の障害競走は、海外での障害競走に比べると斤量が軽いため、平地力が勝負を左右するケースが多いです。(海外の障害競走は良く知らないのですが、そうらしいです。)
 → レベル 3

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