1999年4月〜8月
田中剛騎手、ようやく障害初勝利!
昨年の最優秀障害騎手・田中剛騎手が4月10日の中山・未勝利戦のエムジーハヤブサでようやく今年の障害初勝利を挙げた。
昨秋の中山大障害以降、なぜか不信に陥っていたが、翌日の中山グランドJでもケイティタイガーで2着に入り、
ようやく復活したと言えるだろう。
京都・未勝利戦に平地オープン馬3頭出走!
4月25日・京都5Rの障害未勝利戦は、平地オープン馬が3頭も顔をそろえる豪華なメンバーとなった。
その3頭が1〜3着の上位を独占した結果となった。勝ったセンタームービングはこれが障害2戦目。平地では6勝を挙げ、
芝、ダート問わず短距離戦で活躍していた。2着のアドマイヤコールは平地で7勝、ダートの中長距離で活躍していた。
重賞勝ちこそないが、オープン2勝などの実績は光っている。3着のテイエムトップダンは、
4歳時に毎日杯(G lll)を勝つなど5勝を挙げていて、4歳三冠レースすべてに出走している素質馬である。
東京の未勝利戦がレコード決着!
5月2日・東京5Rの障害未勝利戦は、終始先手を奪ってレースを進めていたアサクサコンドルが直線で他馬を突き離し圧勝した。
勝ち時計の3:04.4はレコードタイム。昨年新設されたこの2780mだが、その最初のレースでホッカイラモーがマークした3:04.9が基準タイムとなっていたが、
それを0.5秒更新した。土曜日のオープンでは2800mの芝で3:02.7という速いタイムでの決着しており、東京の今開催は時計の出る絶好の状態であるといえよう。
東京の未勝利戦でまたレコード決着!
5月15日・東京5Rの障害未勝利戦は、障害2戦目になる平地未勝利馬のミデオンヨミヒトが2番手以下を突き離す圧勝。
勝ち時計の3:02.9は2週前にアサクサコンドルが出したレコードを1.5秒更新する素晴らしいタイムだった。
関東で2日続きの万馬券決着!
5月22、23日の2日続きで関東の障害戦は万馬券決着となった。22日のオープンは2番人気のマイネルタスクが抜け出すも、
11番人気のキングスロードが突っ込み、馬連15,570円の万馬券となった。23日の未勝利は1番人気のブレイブハンターが堂々と逃げ切り勝ちを収めたが、
2着には最低人気である14番人気のブリッジスパートが3番手以降をちぎって前を追い詰めて2着に入り、馬連25,870円の万馬券となった。
2日ともに人気馬と全くの人気薄馬の決着となっていた。
カブトフドオ逝く
6月19日、阪神5Rの障害オープンで5着に入線したカブトフドオはレース中に左後繋靭帯断裂を発症、入線後騎手が下馬したためケガの具合が心配されたが、
予後不良という最悪の診断が下りそのまま帰らぬ馬となった。5歳という若さ、まだまだこれからという時だっただけに非常に残念である。
北沢騎手、関西の障害競走4連続2着!
5月30日〜6月19日の関西エリアでの障害戦4レース続けて北沢騎手の騎乗馬が2着入線という快?記録が生まれた。5/30・未勝利、エリモエベレスト(7番人気)、
6/6・未勝利、メイショウレオ(8番人気)、6/13・未勝利、エリモエベレスト(1番人気)、6/19・オープン、ヒサコーボンバー(2番人気)である。
なお、6/5・東京の未勝利でアドマイヤコールに騎乗して6着に敗れており、あくまで関西エリアのみの記録である。
北沢騎手、小倉で大活躍!
北沢騎手は第1回小倉競馬に組まれていた障害戦6レースのうち5レースに騎乗し、そのすべてのレースで連対を果たすという大活躍。
その成績は以下の通り。(第1回小倉競馬の障害競走のみ掲載)
月日 | レース名 | 騎乗馬名 | 着順 | 頭数 | 人気 |
7/17 | 未勝利 | フミノレインボー | 2 | 11 | 2 |
7/18 | 小倉サマーJ | フライトスズカ | 2 | 9 | 4 |
7/24 | 障害レースなし |
7/25 | 未勝利 | エリモエベレスト | 1 | 11 | 1 |
7/31 | オープン | 騎乗なし | | | |
8/1 | 未勝利 | フミノレインボー | 1 | 12 | 1 |
8/7 | 未勝利 | マヤノヴィオロン | 2 | 12 | 11 |
8/8 | 障害レースなし |
星野忍厩舎、ようやく障害初勝利!
騎手時代、障害競走で254勝を挙げた星野忍師が調教師として初めての障害競走の勝利を飾った。初勝利をプレゼントしたのはリックザブーツ。
今回は全く危なげのないレースで、今後が楽しみな一頭でもある。これまでは2着までは来るものの勝ち切れなかっただけに、ようやく肩の荷が下りたのではないか。
次なる目標はやはり障害重賞制覇であろうか?
田口騎手、体重調整できず過怠金5万円
8月28日、新潟10Rでコンキスターに騎乗の田口騎手は体重の調整ができず、
当初の斤量(55kg)より0.5kg増の55.5kgでの騎乗となった。公表された斤量での騎乗ができなかったとして、
田口騎手には5万円の過怠金が科せられた。
つづく