YouNet ようこそ社楽人!・・・(181025掲載)

−社会科から見えてくるもの− (その9)
社楽の会代表 土井謙次
 
〜「難しいものをやさしく」〜
Net「難しいものをやさしく、やさしいものを深く、深いものを面白く。」
You「何?それ。」
Net「面白い作品をたくさん書いた井上ひさしさんの言葉さ。これは社会科も同じなんだよ。」
You「なるほど!だから“社楽”なのね。」
Net「実はテレビの番組もこの考えで作られているものが多いんだ。」
You「社会科に役立つテレビ番組を教えてよ!」
Net「まずは『週刊こどもニュース』から。」
You「知ってる。“今週の?”はとてもよくわかる。」
Net「そう。子どもに説明するためには、その事件の全体像や背景がわかっていないとできないんだよ。大人が見ても勉強になるね。」

「週間こどもニュース」(NHK提供)
Net「歴史なら『その時歴史が動いた』かな。再現場面が多く、歴史を動かした人々の決断やその時の苦悩がよく伝わってくるよ。」
You「『がっちりマンデー!!』も好き!」
Net「経済の動きが具体的にわかるね。日本企業の工夫と努力はすごいよ。」
You「『所さんの目がテン!』は?」
Net「社会科ではないけど、疑問に思ったことを実際に調べてみようという姿勢は社楽的だね。ほかにも地球環境について考える『素敵な宇宙船地球号』や世界各地の歴史や文化を美しい映像で紹介する『世界ふしぎ発見!』など、それぞれ伝え方をよく考えているよ。でも、やっぱり基本はニュースなどの報道番組だよ。」
You「えっ、ニュース?確かにわかりやすく解説してくれる番組もあるわ。」
Net「そうだね。だけど、『なるほど…。でも本当にそうかな…。自分はこう思うよ。』という批判的な態度で見ることが重要なんだよ。」
You「なぜ?ニュースはいつも正しいのでしょ?」
Net「報道内容には事実と意見がある。その事実は全体から一部を切り取ったもの。意見は特定の人の考えと思って見ることが大事だよ。」
You「そうか!情報に流されないってことね。」
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Netところで、友だちに鈴木さんっていう人はいる?来週は、「鈴木」を中心に、名字と文化の関係を考えるよ。」
You「よろしくね!」
社楽の会HP http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/syaraku.htm

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