YouNet ようこそ社楽人!・・・(180222掲載)

−社会科から見えてくるもの− (その1)
社楽の会代表 土井謙次


 
〜『この川はどこから?』〜
「音楽一家」という言葉があります。家族そろってそれぞれが得意な楽器を演奏したり、歌ったりできる家庭は、見るからにほほ笑ましいものです。「音楽」とは、音を楽しむこと。生活の中で音を楽しむことができる家庭は素晴らしいですね。
音楽だけではありません。家族で絵を描いたり、本を読んだり、映画を見たり、ジョギングをしたりするなど、楽しみ方はいろいろあることでしょう。でも、家族で楽しめることは、このような芸術・スポーツ分野だけではありません。私たちの日常生活、言ってみれば“社会”そのもののしくみを知ることも、とても楽しいものなのです。
“社会”は、「社(やしろ)」で「会う」と書きます。私たちの生活は、社(やしろ)で会ういろいろな人たちのおかげで成り立っています。三度の食事ができるのも、道路を歩くことができるのも、いろいろな情報を得ることができるのも、すべて、社会の人々のおかげです。自分の知らないどこかで、自分のために働いてくれる人がいるのです。また、過去には、今の社会をつくるために努力してくれた人々がいたのです。
学校で勉強する社会科は、そうした人々の営みを学びます。これまで見えていなかったものを、見えるようにするのが社会科の学習なのです。
こうした社会科の学習は家庭でもできます。
「トリノへ行くにはどんな方法があるの?何通りの行き方があるのかな?」
「このトウモロコシは、どこで作られてどうやって運ばれてきたの?」
「山内一豊って、何をした人?」
日常社会には、こうした疑問がたくさん転がっています。それを家族で話し合えば、もう立派な“社楽一家”。そしてあなたは「社楽人」。身のまわりの疑問を、家族みんなで調べてみましょう。
今号から、「ようこそ、社楽人!−社会科から見えてくるもの−」としてシリーズでお送りします。人々の営みを、社会科の視点で軽いタッチで解説します。ぜひ、ご家族いっしょに社会科、そして社会生活を楽しみましょう。

〜この川はどこから?〜
ふるさとを流れる五条川や青木川。これらの川を見て、「この川はどこからきて、どこへ流れていくのかな。」と考えたことはありませんか。
あるって?あなたは立派な社楽人です。ない?それではさっそく調べてみましょう。
調べる方法は?そう、地図が手軽ですね。このあたりの道路地図でも分かります。でも、実際にたどってみる方がもっと社楽的です。時間のある時に、実際にたどってみてはいかがでしょう。

青木川は一宮市の南端で(    )川と合流します。
五条川は(   )池から流れてきて、岩倉市や西春日井郡などを通り、清須市南端で(   )川と合流します。

では、青木川の源流は?次回をお楽しみに…
社楽の会HP http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/syaraku.htm

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