ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

まちづくりへの思い〜「協働」でまちづくり 特集・・・(190124掲載)

−市民活動団体にノウハウ提供−
●犬山しみんてい
「応援します!あなたの活動」と、市民活動を支援する条例の交付とともに設立された犬山市市民活動支援センター(通称・犬山しみんてい)。市民活動の拠点とまちづくりの場としての機能を担う同センターの管理運営と、多種多様な自主事業を展開するのは「(特)犬山しみんていの会(武長脩行理事長)」。市民活動の普及・活性化を目指し、リーダー的な役割を果たす同会の活動が5周年を迎えた。
山しみんていのスタッフと利用者ら(犬山しみんていの前で) まちを元気にし、暮らしやすい環境をつくるのが「犬山しみんていの会」の役目。「犬山周辺に各種のグループができ、活発に活動してほしい。そのためのお手伝いなら何でもしていきたい」と、川島典之専務理事は熱く語る。コーディネーターとしても大切な役割を果たし、「何かをしたい」という人たちの「思い」を「形」にするためのノウハウを提供している。具体的には、グループの資金づくりや人集め、相談、紹介、申請書作成の手助けだったりする。また、個人や一グループだけではできない大きな事業を手がけ、それが「協働」への積極的な仕掛けにもなっている。昨年11月に開催した同会主催の恒例事業「森と遊ぼう」では、15団体が協働。多くの団体が共に活動するうちに「互いのノウハウを学び、ネットワークも広げることができた」との、各団体からの声も聞く。同会の運営委員会には希望すれば誰でもが参加でき、自分たちのアイディアを全体企画として提案することもできる。「思いを持つ人の背中を押し、一つ上のステージへ上がってもらえたらうれしい」と、支援を続ける。
(特)犬山しみんていの会 −犬山市犬山北古券甲98-1−
年中無休(12/29〜31休み)24時間・利用無料。
ポスター・横断幕等の制作支援有り(実費カラー60×1mに付き1000円・A2サイズ500円等)。
市民活動交流フォーラム2007のお知らせ 「あなたのパワーで、まちを元気に!!」
日時:2月11日(日)10:00〜15:30
会場:犬山国際観光センター
参加費:800円(資料・軽食代)別途託児有り
基調講演:(特)まちの縁側育み隊 延藤安弘代表理事「私からはじまる まち育て」
交流会(軽食)、分科会「中間支援機能のあり方を求めて」「暮らし環境再発見〜自然、里山、まちを楽しむ」「子育て支援・グループ活動から考える」「ボランティアと生きがい」
(問)(特)犬山しみんていの会。
TEL : 0568-61-7710 FAX : 0568−61-8108 
E-mail : center@inuyama-shimintei.com
HP : http://www.inuyama-shimintei.com

―まちづくりへのわたしの思い―
●心の触れ合いつながり合いを大切に 扶桑町
「人と人とのきずなを大切にしたい」と、まちづくりに欠かせない心の触れ合い、つながり合いを大切に考えていると話す、まちづくり政策課の北折廣幸さん。同町では「住民と職員が協働でまちづくりをしよう」との声を受け、それに向けての条例を昨年制定、市民活動団体の登録を受け付けている。コミュニティ活動も含め、趣味やボランティア活動などをする団体は120ほどあるという同町。「それぞれに活動するこれらの団体を、公益的な方向につなげられれば大きな力になる」と、条例制定を期に活動の拠点づくりを進めて各活動をネットワーク化するなど、仕組みづくりに力を入れていく。「印刷機の使用が可能になるなど、今まで不便に感じていたことをクリアするための条例。ルールなども、町民の皆さんと一緒に考えながら決めていきたい」と、住民と共に歩むまちづくり。「公共というのは行政の独占ではなく、住民が担える新しい形もある。かといって、住民に任せて楽をするというのではなく、役所の仕事を見直し複雑化していく仕事に力を入れていくことができる」と、新しい行政のあり方も模索する。何はともあれ、まずは団体登録を・・・。
(問)扶桑町まちづくり政策課 TEL0587−93−1111

●「みんなで進めるまちづくり研修会」を企画 大口町
「みんなで進める自立と共助のまちづくり」を合言葉に「大口町NPO活動促進条例」を6年半前に制定。「公益性のあるまちづくり活動はNPO活動」ととらえ、まちづくり団体を支援、事業に助成もする。現在は、「大口町NPO団体・まちづくり団体」に23団体が登録、子育て支援、防犯パトロール、環境問題など行政と協働でまちづくりを進めている。さらに、団体の情報発信の場や団体間の交流の場を住民と共につくっていきたいと、3月には「みんなで進めるまちづくり研修会」を開催する予定。地域振興課の鵜飼嗣孝さんは、「団体・企業と行政それぞれが『まちづくり』の担い手として、対等な立場で役割分担し、『協働』して『元気なまちづくり』を目指していけたら。皆さんの声を聞かせてください。一緒に大口町を盛り上げていきましょう!!」と話す。研修会の詳しい内容については、地域振興課まで。
(問)大口町地域振興課 TEL0587−94−0530
●無理はしないでぼちぼちと
「環境まちづくりを考え、自分たちで具体的にできる事に関心を持ち行動する」をキーワードに13年前に「扶桑ひまわりの会」として発足。生ごみ堆肥(ぼかし)の普及から始まり、定期的な拠点資源回収や先進事例の研修「もったいない」を合い言葉に開催したリユースショップ。そこから生まれた「エコ募金」を活用し環境学習も取り入れた間伐材によるベンチ製作するなど、扶桑町内の団体・個人の活動の思いや力をつなげて立ち上げた「環境ネット扶桑」など多くの仲間たちとつながってきました。1月からは、活動を通じて広がったつながりから、柏森商店街「幸房くわの木」で木曜〜日曜にリユースショップをオープン。これからの新しいまちづくりは、私達住民が自ら主体的に関わる中で生まれてくると思います。毎日の生活の中でほんの些細なことから行動していく、動いてみると知らない内にお互いがつながり、想い合えるやさしい元気なまちになるような気がします。それぞれが「チョットだけ頑張れる範囲」、ここが大切。無理はしないでぼちぼちと。これが活動を続けられる、新しいまちづくりの原点かな。
エコクラブひまわりの会 矢嶋恵美
●ママたち!リフレッシュを!
わたしたち「つくしん房の願いは、「子どもが健やかに育つ」ということを、もっと社会の真ん中に位置付けること。2007年団塊世代の引退で労働力の減少が問題になり、ますます女性のパワーが必要となってきます。つくしん房は病児保育など、ママたちが安心して働ける環境づくりや、子育て中のママたちの緊急時やリフレッシュのために利用して頂く、助け合いシステム「すくすくサポート事業」を、大口町のこども課と協働で運営しています。この事業は、お互いによく知らない会員さんの個人宅で子どもを預るシステムだったことから、利用しにくいところがありました。そこで、大きくシステムを改善しました。(1)初回は「つくしん房」や「西児童センター」でも託児がOK。(2)援助会員さんの技術と意識向上のため、養成講座を定期開催。(3)援助会員さんと依頼会員さんの交流会を開催。どうですか?新しくなった「すくすくサポート」を利用してみませんか?!「子どもと少し離れて、たくさんリフレッシュして下さい。大丈夫!!普段十分頑張っているんだから、『子育て』に息抜きを!!」  
(問) (特)つくしん房 TEL0587−95−7502 (特)つくしん房 纐纈誠子
●生き生きと暮らせるまちに
「障害のある人もない人も、誰もが生き生きと暮らせるまちに」と、「障害のある人たちのための余暇活動」を中心に、活動を始めて1年半。みんなが一緒になって親子体操や和太鼓、ヨガ、エアロビクス、パン作りなどを楽しんでいます。また、さまざまな障害を正しく理解してもらい、障害者の良き支援者になれる人材を増やしたいと、昨年は連続講座も開催しました。昨年12月からは月1回、「みんなでワイワイ、お茶を飲みながらお話ししよう」と、子育て支援活動をする「まみーぽけっと」さんと一緒に、大口町健康文化センターで井戸端会議の「茶話会」を開催しています。
子育てでも何でも、悩みを1人で抱え込まないで、気軽にお話ししませんか?障害があっても地域で普通に暮らせたら・・・。障害を特別なことと考えず、身近な問題として関心を持ってもらい、考えてもらえたら…。ちょっとずつ、ちょっとずつ輪が広がるよう、ことしも楽しんで活動していきます。「何でも楽しく!」をモットー。ヨガでも茶話会でもパン作りでも・・・、一緒に楽しみませんか?
(問)SHIPおおぐち TEL080・3630・7648
HP:http://www2.bbweb-arena.com/ship/ SHIPおおぐち 木野弓子
●市内にとどまらず活動を広げて! 犬山市
「市民活動に熱い思いを抱いている人がいることを、もっと広く市民に知ってもらいたい」と、自分自身も担当になった時「その熱い思いに驚いた」と言う犬山市企画調整課の日比野正樹さん。市内にとどまらず活動の幅を広げてほしいと、各団体の成長を期待する。平成13年に市民活動を支援する条例を制定した同市。活動拠点施設(犬山市市民活動支援センター)や助成金システムもあり、現在約60の団体が、市民活動団体として登録する。「立ち上げの時は、お金がいるもの。助成金システムをうまく使って、ステップアップしてもらえれば…」と話す日比野さん。「まちの駅」として、観光の要素を含んだ拠点施設でもある同センター。「こんなことがやりたいけれど」と考えている人は、一度市民活動支援センターをのぞいてみては・・・」と勧める。もちろん、企画調整課でも、相談を受け付けている。

(問)犬山市企画調整課 TEL0568−61−1800
●市民とともに「協働」のルールづくり 江南市
「市民が幸せに暮らせる江南市を目指して、市民と市役所が協働してまちづくりを進めよう」と、市民と職員らでつくる「市民協働研究会」を発足。昨年6月から、NPO・ボランティア団体との意見交換などをしながら、「協働」の意義や目的、まちづくりの課題などの話し合いを進めている江南市。1年前には、地域情報センター2階に市民活動団体を支援する「情報ステーション」をオープン。同市に登録したNPOやボランティア団体の活動を「NPO・ボランティアガイド」にもまとめ、広く紹介。登録団体は「情報ステーション」内にチラシを設置することもできる。コピー機も設置された同ステーション、、隣接する会議室(約25人収容)の土・日・祝日の貸し出しも開始。市民活動団体には、活動しやすい環境が整い始めている。行政経営課振興参画係の村井篤さんは「市民と一緒にまちづくりをするための『協働』の指針づくりをしている最中。遠回りでもいい。自分たちで使えるものをつくろうと、話し合っています」と、市民との対話の中での「協働」のルール作りを大切にする。
(問)江南市行政経営課 TEL0587−54−1111 

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