'06 師走の風景・・・181223掲載
 
●親子でケーキ作り  江南 古知野南小学校 
江南市立古知野南小学校(坪内利男校長、882人)のPTA(尾関達哉会長)が、親子で一緒に活動し触れ合ってもらおうと10日、同校体育館で「ケーキデコレーション」を開催。親子約250人が参加し、ケーキ作りを楽しみました。
ケーキ作りを楽しむ親子=古知野南小学校 直径15センチのケーキのスポンジ117個と6分立ての生クリームを、同市古知野町にあるケーキ店「リンゴハウス」に依頼。初めに同店のパティシエ稲波広光さんが、ケーキの飾り付けを披露しました。「生クリームは使う分だけ泡立ててすぐに塗らないとクリームが堅くなりきれいに仕上がりません」と、生クリームを取るとあっという間にスポンジをコーティング。まるで魔法のようなプロの手さばきに、参加者たちは感動し目がくぎ付けに。稲波さん指導の下、各自で用意したパイナップルやモモの缶詰、バナナなど好みのフルーツをスポンジの間に挟んだり、ココアパウダーを生クリームに入れてチョコレートケーキに仕上げたりと、工夫を凝らしたケーキが出来上がりました。
「大勢の参加がありとてもうれしい。この行事を通して親子のきずなを深め学校にも関心を持ってもらえたら」と、尾関会長は話します。体育館内は甘い香りに包まれ、和気あいあいとした雰囲気の中、出来上がったケーキは箱に詰めてそれぞれの家庭に持ち帰りました。
 
ケーキをプレゼント 名鉄犬山ホテルがひかり学園へ
犬山市今井のひかり学園(臼井章雄園長)に13日、(株)名鉄犬山ホテルの大澤勝総支配人らが訪れクリスマスケーキをプレゼント=写真。同日開かれた年忘れ会で、利用者90人が舌鼓を打ちました。同ホテルからのプレゼントは30年以上も前から続く恒例行事で、洋菓子部門のコック岡本章絵さんが「ことしのテーマは心」と紹介。横60センチ、縦45センチ、高さ15センチのビッグなケーキはチョコレートでコーティングされて、たくさんのイチゴやサンタと共に「心」の文字が浮かび上がっていました。「大きくてきれい」「イチゴがいっぱい」と、喜んだ利用者からは、お礼にと、手芸部手作りのふきんやテーブルクロスなどが大澤支配人らに手渡されました。

●迎春準備が大詰め ―犬山・大縣神社―
犬山市宮山の大縣神社(牧野武彦宮司)で迎春準備が大詰めを迎えています。 「尾張国二宮」として、商売繁盛、家内安全を祈る初詣での人でにぎわう同神社。ことしは、大・中・小から特大、別特大、そして長さ約2メートルほどの大くま手まで、合わせて、3000本、破魔矢4000本が準備されました=写真。「来年は亥年。猪突猛進するいのししのように、元気な年になるといいですね」と職員。新年1日午前0時から初祈とう。3日午前0時から5日まで、初えびすが行われます。

犬山成田山で大すす払い
犬山成田山で12、13の両日、境内や諸堂伽藍のすすやほこりを払い清める「大すす払い」が行われました。本堂で午前6時より大護魔供を厳修した後、僧侶、職員総出で行われ、楼上に不動明王が奉安されている明王門では長さ約5メートルのさおの先に取り付けた青笹ですすを払い落し、竹ぼうきで掃き集めました。同山ではこのほか、お札の用意やしめ縄を張ったり、3段のもちを飾るなどの迎春準備も。新春を迎えると、新たに本堂西側で絵馬(500円)の奉納もできるようになります。
明王門のすす払いの様子

扶桑町で僧侶が歳末たく鉢行う 
尾張北部にある臨済宗妙心寺派の若き僧侶でつくる「愛知西教区青年僧の会(会長・宮田全裕定光寺副住職)」は13日、扶桑町で「歳末たすけあいたく鉢」を行いました。 同町山那の東漸寺に集まった約25人の僧侶は墨染めの衣に網代笠、白脚半、素足にわらじと雲水の装束に身を包み、「法」すなわち「仏法」の雨「法雨」を降らそうと「ほ〜」の声を響かせながら、2手に分かれて山那・小渕・斎藤の3地区を巡回。各地区の人々は待ちかねたように手を合わせ、僧侶が提げる看板袋に喜捨をしました=写真。今回のたく鉢に寄せられた浄財18万2388円は、中日新聞社会事業団に寄託されました。

講元の山那で火防大祭開催 尾州鷹羽講 
火防の守護神として有名な静岡県袋井市の秋葉総本殿可睡斎に鎮座する秋葉三尺坊大権現を信仰する「尾州鷹羽講」。その世話をする講元は毎年各地区が交代で務めており、ことしの講元の扶桑町山那区(大西一生講元長)では17日、可睡斎本殿から導師ら3人を迎え関係者約100人が参加し、山那公民館で火防大祭が開かれました。読経が流れる中、順に焼香し火災が起きないよう祈る出席者たち。会場には多くの区民らが集まり、手作りぜんざいや守口漬けが振る舞われました。また、事前に行われた総会では、来年の講元を同町高雄の伊勢帰に決定。2月25日に同公民館で遷座祭が開かれます。 火防大祭の様子

 田中新市長、初登庁 
●市幹部約60人を前に就任あいさつ〜犬山市〜
犬山市で17日に市長選が行われ、1万3068票を獲得して初当選を果たした田中志典
(ゆきのり)新市長(48)が18日に初登庁、大勢の市職員が出迎えました。車から降りた田中市長は少し硬い表情でしたが、職員から花束が贈られると笑みがこぼれ=写真、渡邊昭美助役と握手を交わして市役所庁舎内へ。その後、市選挙管理委員長から当選証書を受け取り、職員に就任のあいさつをしました。部課長ら幹部約60人を前に「市民のための行政。市民の声を聞き市民の目線に立ち、時代の方向をしっかり見定めていきたい。県議としての3期11年の経験と実績を、市政に反映させ、先人が築いてきた犬山を、今を生きるわたしたちがしっかり受け継ぎ、後世に残る犬山市にしていきたい」と、責任の重さをかみしめながらも、市長としての意気込みを語りました。

 
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