あす「大口」誕生100周年・・・180930掲載
平成20年4月に開校する大口町統合中学校。校名は「大口町立大口中学校」と決まり、来月中旬より建設工事が始まります。 「大口」の名が誕生して、ことし100年を迎える大口町。明治39年10月に全国一斉に町村の大合併が実施され、太田・小口・富成村が合併し柏森村大字余野が編入、同1日付で1418戸、人口7300人の大口村となりました。 昭和37年4月1日に町制が施行され、2128戸、人口1万1268人の大口町が誕生。社本鋭郎さんが初代町長に就任しました。現庁舎は、町制10周年を迎えた昭和47年に建設。平成14年には、住民と行政協働で開催する盛りだくさんのイベントで町制40周年を祝いました。現在は7278戸、2万1356人(9月1日現在)の町に成長。「みんなで進める自立と共助のまちづくり」の基本理念の下、全町農業公園構想、住民の参画と参加のまちづくり、サイバータウン構想、安全・安心のまちづくり、生涯学習構想の5つの主要施策を推進、平成20年4月の開校を目指し、教科センター方式を導入する統合中学校事業が進められています。
●大口町民会館で記念式典を開催
100年という節目の年を迎えた同町は、あす10月1日午前10時から同町民会館町民ホールで大口誕生100周年記念式典を開催。先人の知恵と郷土への愛着ではぐくまれ時を刻んできた1世紀を振り返り、その思いを次世代へと受け継いでいきます。式典では、同町の昔と今の風景をスライドで上映。まちづくり団体はじめ、町の発展に貢献した約140組の各団体に酒井^町長から感謝状が贈呈されます。式典後は、安心・安全のまちづくり活動をする「大口町地域安全パトロール協議会」、子育て支援団体「まみーぽけっと」、住民の健康づくりを推進する「健康クラブ笑顔21」の3団体によるまちづくり発表会も行われ、100周年を祝い、さらなる発展を誓います。
※入場は自由。

昭和47年に完成した現在の大口町役場庁舎

 市内の産業をPR 10/7(土)・8(日)
●犬山市産業振興祭「わいわい犬山フェスティバル」
会場の様子(昨年) 犬山市産業振興祭「わいわい犬山フェスティバル」が10月7、8日の両日、犬山市民文化会館と南部公民館で開催されます。市内の幅広い産業を市内外へ広くPRし、市民とのふれあいの場、謝恩の場とすることが目的。ことしはすべての催事が会館北側駐車場で行われます。来場者用の駐車場は会館前と隣接のするすみふれあい広場。10月7日まで、同市内120店以上の参加を得て、500円の買い物をした人に「おたのしみ抽選会、ビンゴゲーム大会」への参加引換券を配布中。開場式は7日午前10時から屋外ステージで。両日とも多彩な催しが計画されています。

アニメ映画「あらしのよるに」
【屋外ステージ】7日は城東中学校吹奏楽部演奏会や各種催し物、8日はお楽しみ抽選会、犬山奇術研究会のマジックショー、オカリナ演奏など。
【屋外会場】飲食ゾーン、物販ゾーンの地元企業出店、しみんていのこども大学、観光PRコーナー、犬山の特産品販売、農業祭(特産物直売、寄せ植え教室、米のマス売りなど)、ストラックアウト、金魚スーパーボールすくいなど。不用品バザー、木工教室、建築相談、愛の献血は7日のみ。アイバンク登録、運転適性診断は8日のみ。
【南部公民館】税金クイズ、海外進出企業紹介コーナー、産業案内展、福祉体験、赤い羽根作品の展示、ヘルスチェックなど。ヘルシーなおやつ作りは7日のみ。
【市民文化会館大ホール】7日は犬山歌謡祭、8日はベストセラー絵本のアニメ映画「あらしのよるに」を2回上映(@9:45、A12:15)とビンゴゲーム大会。
【同ロビー】小学生環境ゴミ問題作品展示、商工会議所PRコーナー、まちづくり団体PRコーナー、事業ローン相談、ある×2川柳コンテスト作品展示など。税務・住宅ローン・登記・年金労務各種相談は7日のみ。
(問)犬山商工会議所 TEL犬山(62)5233

 水からくり玩具で最優秀賞を受賞 布袋中3年、千代政 久君
●発明くふう展覧会
一宮・江南・稲沢商工会議所等が主催する2006発明くふう展覧会でこのほど、布袋中学校3年の千代政久君が制作した「コンストホンテイン(安定した噴水)」が見事、最優秀賞の「中部経済産業局長賞」に輝きました。同展覧会は尾張北地区の小中学生を対象に募集したもので、応募総数3151点の中から選ばれたものです。
最優秀賞を受賞した千代政久君と受賞作品 中央の噴水口から水が吹き上がる様子 コンストホンテインは江戸時代の水からくり玩具で、水を注ぐと中央の噴水口から水が吹き上がる不思議な構造。以前本で見て知っていた千代政君は、夏休みの1人1研究として、ベニヤ板とペットボトルを利用して復元しました。水の重力と、圧力を加えられた空気の力を利用した水からくりは、ペットボトル2つにアクリルパイプを通し、周りをベニヤ板で覆ったもの。「空気漏れ、水漏れを防ぐため、ボトルとパイプの接着に耐水性のエポキシ系の接着剤を使いました」と、失敗しながらも丁寧に仕上げた作品。ち密さ、正確さは父親譲りだとかで、ベニヤ板にペンキを塗る時には父親からアドバイスをもらったと言います。昨年も同展覧会で入賞し、「小さいころから、ものづくりが好き」と話す千代政君。「作品を試した人が驚き、『すごい』と言うのが楽しい。今のように道具や材料のない時代に、こういうからくりを作った昔の人たちの創意や工夫に感動します」と、不思議で魅力あるからくりの再現を通して学んだことは多かったようです。作品は11月2〜7日、三越名古屋栄店で開催の「第60回発明とくふう展」で展示されます。

 わが町の昭和と平成
●旧大口町役場
昭和44年当時の旧大口町役場。正面は北向きで、同47年に現在の役場庁舎が完成するまで業務が行われていました。大口町役場提供。
旧大口町役場の敷地に建てられた大口町民会館(平成2年完成)
かつての大口町役場は現在の大口町民会館の敷地に北向きに建てられていました。上(左)の写真は旧大口町役場の外観を正面から撮影(昭和44年)したものです。昭和30年前後に、それまでの平家建ての庁舎から、総2階建ての庁舎に建て替えられました。その後、町制施行10周年の昭和47年11月20日、現在地に場所を移して鉄筋、鉄骨コンクリート造3階建て(一部4階)の新庁舎がしゅん工、現在に至っています。
※次回は10月14日に掲載します。
 
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