季節の花がいっぱい・・・180923掲載
 扶桑町斎藤に「たいようひろば」が出現
マリーゴールドにサルビア、フウセンカズラ、ポーチュラカ、コスモス…と、色とりどりの季節の花々でにぎわう安らぎの広場「たいようひろば」が、扶桑町斎藤北山(チャペル扶桑裏)に誕生しました。
多くの人の協力で完成した「たいようひろば」。色とりどりの季節の花が咲き散歩の途中に立ち寄るには絶好の場所=扶桑町斎藤で
1年がかりで広場を整備した近藤國代さんと、表札代わりのシンボルモニュメント

●柏森の近藤國代さんが畑を借り整備
1年かけ、200坪ほどの畑を憩いの広場に整備してきたのは近藤國代さん=柏森。草が生い茂って2メートルほどにも伸びる荒れた状態に、「ここが花畑になって、みんなが集まれる場所になったなら」と、名古屋市在住の所有者に相談、畑を借りることにしました。まずは除草作業からとシルバー人材センターに頼んだり、地域の建築会社にボランティアで土を掘り起こしてもらったりと、本格的に整備開始。昨秋から花を植え始めました。花畑を作るにしても、「ただのうねでは楽しくない」と、川の流れのように植栽したり、チューリップ模様を浮き上がらせてみたり。大量処分の苗を買い込んでは、1人でこつこつ。途中で体調を崩して休んでいると、草が生えるのを心配して隣近所の畑の人たちが草取りもしてくれたと1年を振り返ります。中には、球根を持って来てくれる人や「これで苗を買ってね」とお金を置いていく人までいたそうで、道行く人の「できてきたね〜」「何も手伝えないけど、頑張ってね」の言葉が栄養剤になったと笑う近藤さん。柏森小学校に職員として勤務していることから、4年生の児童が広場名を考案、浅井ゆきのさんの「たいようひろば」に決定しました。知人が作ったカタツムリやカマキリのオブジェ、表札代わりのシンボルモニュメント、近藤さんが購入した授産施設「たんぽぽ」の仲間たちが作った陶製のオブジェなどが訪れる仲間たちを出迎え、近藤さんの池堀りを見るに見かねて中学生が掘った池には、すみつき始めたカエルも顔を出します。知人の輪が広がり、出来上がったたいようひろば。近藤さんは「散歩の途中に寄ってもらえる、大人の広場になれば」と、ボランティアの手によるあずまやの設置も計画しています。

 老人ホーム浴室に合作で富士山描く
●江南・古知野中美術部3年生
江南市立古知野中学校美術部の3年生17人は、夏休みを利用して市内にある特別養護老人ホーム・ジョイフル江南(松井さつ枝施設長)の浴室壁面に、縦約1メートル70センチ・横約2メートル70センチ絵を描きました=写真。浴室を彩る絵は、部員たちが考えた20数枚の原画から同ホームの利用者が選んだもので、富士山が湖に映っている様子を描いた大西摩由子さん(3年)の作品。同部員が中学校生活最後の夏に思い出に残るものをと考えていたところ、部員の母親が同ホームの職員をしていることもあって話がまとまり、浴室に絵を描くことになりました。
殺風景だった浴室が明るくなり、利用者もとても喜んでいるそうで、松井施設長は「素晴らしい絵をありがとうございます」と、部員たちに感謝状を贈りました。部員らは4グループに分かれ、日曜日を使って朝から夕方まで浴室にこもってアクリル絵の具で描き続け、8月27日に完成。原画を描いた大西さんは毎回参加し、「絵が選ばれてうれしかった。きれいに描きたいと思った」と、笑顔で答えます。「富士山が湖に映っている感じを出すのが難しかったけれど、みんなで力を合わせ完成することができてうれしい」と、部長を務めていた堀場友恵さん。顧問の佐橋俊行教諭は「今回いい機会を与えてもらい、やりがいのある取り組みができた」と話し、3年間の集大成として描いた最後の作品は、部員たちにとって心に残る大作となりました。

 江戸、明治時代のポスターなどを展示

松旭斎天一興業ポスター

●28日から「日本のマジック・サーカス展」

世界的にも数少ない、江戸・明治時代のマジックとサーカスの資料を展示する「日本のマジック・サーカス展〜河合勝コレクション〜」が28日から10月12日まで、江南市歴史民俗資料館で企画展として開催されます。愛知江南短期大学教授で奇術研究家でもある河合勝さんの貴重なコレクションで、日本最古の奇術書「神仙戯術(しんせんげじゅつ)」や明治時代の大奇術師・松旭斎天一(しょうきょくさいてんいち)が新富座=東京=で興行したときのポスター(104センチ×74センチ、日本に2枚現存)、サーカスの絵看板など約100点を展示します。※入場無料。

 
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