ようかんを作る「なでしこ」会員
つぶつぶした食感のいちじく羊羹
ラベルも手作り |
●旬のイチジクで手作り羊羹
大口町の名産イチジクを使った「いちじく羊羹」を作るのは、知的障害者授産施設「ハートフル大口(石田直美施設長)」=下小口=を支援するボランティアグループ「なでしこ(近藤清子代表)」。ことしも、旬のイチジクを使った「いちじく羊羹」作りが始まりました。「大口町の特産品を」と、町内産のイチジクを使ったようかんを生み出したのは、3年ほど前のこと。「ジャムにしようかゼリーか、それともようかんはどうだろうかと試行錯誤しました」と、近藤さんは当時を振り返ります。試作を繰り返し、イベント時に販売してみたところ、ことのほかようかんが好評。その人気に押されてようかんを作ることに。イチジクはあくがあるからと、丸ごとゆでてから皮をむき、糸寒天、白ざらめ、白あんを混ぜて作る完全手作り。元和菓子職人の藤井文隆さん=小牧市=の協力を得て5時間ほどかけ、無添加、無着色で仕上げます。実の熟れ具合で砂糖の量を加減するなど、風味豊かなようかんは、イチジクのつぶつぶした食感が特徴。真空パックにされ、表には「よもやま味まし」と手作りのラベルが張られ、お茶会にも引っ張りだこです。1本1000円で、進物用の化粧箱入り2本入り、3本入りもあります。11月4、5日に、同町健康文化センター周辺で開催されるふれあいまつりでも販売され、売り上げの一部は同施設に寄付、備品の購入などに充てられます。
(問)ハートフル大口 TEL大口(94)2666 |