キャンバスはシャッター・・・180902掲載
夏の思い出 共同作品   
●柏森小の5、6年生有志
地域住民の触れ合いの場にと、ことし2月に扶桑町柏森の本町通りにオープンしたコミュニティ広場「幸房くわの木」の正面シャッター(2.4b×5.4b)に、子どもたちが描いた夢のある絵がお目見え、道行く人の目を楽しませています。
シャッターに絵を描いた柏森小の5、6年生たち=「幸房くわの木」で 柏森発展会(兼松治会長)が、商店街の活性化につながればと企画、柏森小学校(大島一夫校長)に協力を要請したもので、5、6年生約10人が夏休みを利用して描きました。神門美紀さん(6年)が描いた下絵は、虹と扶桑町の花ひまわり、鳥をモチーフにした楽しいもの。山本彩瑛さん(6年)と足立弥生さん(5年)は「はみ出したペンキをぞうきんで何度もぬぐいながらだったけど、きれいにできてうれしい」と、夏休みの楽しい思い出ができたと話します。炎天下で子どもたちを指導した同校職員で柏森在住の近藤國代さんは「一時はどうなるかと心配でしたが、メキメキ色塗りがうまくなってびっくり」と子どもたちの頑張りを評価。兼松会長は「子どもたちならではの楽しい絵で、商店街が明るくなりました」と、話します。「幸房くわの木」は、来年3月まで展示などの利用が無料、町内外を問わず利用できます。(問)やまやま薬局 TEL扶桑(93)2620

建物まるごと展示場 名古屋造形芸大卒業生の大胆アート
名古屋造形芸術大学=小牧市=卒業生5人が制作した木炭、彫刻、写真、空間デザインなどを展示する「アートヴィレッジ オープニング展」が3日から10月1日までキワマリ荘=犬山市薬師町11-4=で開催されます。
アートヴィレッジオープニング展が開かれるキワマリ荘
作品を展示する名古屋造形芸大の卒業生
キワマリ荘は以前、会社の寮だったという木造平屋建て、長屋状の建物。中へ入ると家屋全体の空間を生かし、建物自体も作品の一部に取り込んだ大胆でユニークなアイデアがちりばめられた、展示場に。5人は秋江敬三さん、寺澤一宏さん、西尾夏子さん、林治徳さん、横田周作さんで、制作工房を作ることを目的に集まったメンバー。今回は、工房のオープニングを兼ねた展示会で、「一般的にアートと言うと、何?と構えられてしまう。自分の作りたいもの、やってみたいことを形にすること。作る過程を楽しみ、展示、発表につなげていく。子どもから年輩の方まで、みんなに見てほしい」と話す寺澤さん。会期中には、重要なことが自分たちの知らない間に決まって進んでいってしまう、社会への皮肉を込めた、来場者参加のパフォーマンス「機密会議」も上演。展示時間は午後1時から同8時まで、火曜日休廊。3日午後3時から、オープニングパーティーが開催されます。(問)アートヴィレッジ TEL犬山(65)2062

室内空間を生かした展示の様子(2点共)

 大口で「やろ舞い大祭」
●〈9月9日〉約30チームが参加予定
大口町の一大大祭「第5回やろ舞い大祭」が「来て!観て!踊ろまい!」をテーマに、9日正午から大口町民会館第1駐車場(大口町役場前)で開催されます。雨天は10日。
熱演する大口町のグループ「あさぎ」のメンバーたち この祭は「人と人のつながり」「世代間のつながり」「人と地域とのつながり」を目指し、「100年続くまつりを」と、有志10人の参加と参画によってスタート。大口が誕生して100周年を迎えることしは、その喜びを込め心をひとつに集結。町内外から約30チームが集まり、100周年限定チームの「菜花とdang Dang」も登場。やろ舞いメークを施した演舞者が、約15b四方の大ステージ狭しと乱舞します。大祭中ごろには、迫力ある太鼓と笛の「尾張太鼓」が大祭を盛り上げ、観衆を大いに魅了します。会場内には食おまい横丁も設営、「来て!見て!踊ろまい!」と多くの来場を呼び掛けています。
参加チームは次の通り。
菜花とdangDang、楽笑舞、やろまい夢源隊、輝け西っ子!金の星、ハイビスカス、フラの会、歩〜あゆみ〜、大口幼稚園、大中華組、大中南中ソーランズ、大中よっちょれズ、大南桜ふぶき(大口南小5年)、Cutie Berry、あさぎ、藍(いんでぃご)、大輪、ちとせ会、新鮮組(大口北小4年)、さくら屋ダンサーズ、いちごミルク(大口西保)、スタジオFX、さくら連、月下美人、五条川桜、伽羅、大口民踊会・こざくら会、さわやかシスターズ、鳴子ファイターズ、舞夢踊華、さくらメイト、翔グランマーズ。
(問)やろ舞いプロジェクトTEL 大口(94)1972、http://utena-t.hp.infoseek.co.jp/yaromai/


 わが町の昭和と平成

昭和24年の富士塚。塚の斜面、右下あたりに麦が
実っているのが見えます。野呂芳夫さん提供。



●江南 富士塚
江南市南山町にある高さ約6.5メートルの「富士塚」は5世紀末の古墳といわれています。天正12(1584)年、小牧長久手の戦いで、東軍の将、徳川家康が生駒屋敷(小折城)を訪れた時、織田信雄とこの塚に登って、西軍羽柴(豊臣)秀吉の陣を見渡した場所。塚の上の石碑は六角形で、生駒家6代利勝が、初代家広からの由緒と武功を後世に伝えるため、天和2(1682)年、朱子学者林羅山の孫・信篤に詩文を頼み、石碑に刻みました。台石が亀型をしていることから「お亀怐vともいわれ、昭和50年、江南市の指定文化財に。上の写真は昭和24年当時で、食料増産のため、麦畑となっていた時の富士塚。現在は、木立が茂っています。

※次回は9月16日に掲載します。


現在の富士塚。上の写真の反対側から撮影。

 
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