昭和24年の富士塚。塚の斜面、右下あたりに麦が
実っているのが見えます。野呂芳夫さん提供。 |
●江南 富士塚
江南市南山町にある高さ約6.5メートルの「富士塚」は5世紀末の古墳といわれています。天正12(1584)年、小牧長久手の戦いで、東軍の将、徳川家康が生駒屋敷(小折城)を訪れた時、織田信雄とこの塚に登って、西軍羽柴(豊臣)秀吉の陣を見渡した場所。塚の上の石碑は六角形で、生駒家6代利勝が、初代家広からの由緒と武功を後世に伝えるため、天和2(1682)年、朱子学者林羅山の孫・信篤に詩文を頼み、石碑に刻みました。台石が亀型をしていることから「お亀怐vともいわれ、昭和50年、江南市の指定文化財に。上の写真は昭和24年当時で、食料増産のため、麦畑となっていた時の富士塚。現在は、木立が茂っています。
※次回は9月16日に掲載します。
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