総合最優秀賞(最高賞) 田中杏治君(古知野南小5年)が受賞・・・180826掲載
  防災ポスターコンクール 
●「尾張中日会」主催 創立50周年記念事業
防災意識の一層の高揚と、防災知識の普及を図るため、尾張知多地区の中日新聞販売店247店が加盟している尾張中日会は7月5日から8月5日まで「防災ポスターコンクール」の作品を募集しました。同会創立50周年記念事業のひとつで、初めての実施。対象の小学生から高校生まで800点を超える応募があり、18日に中日新聞本社=名古屋市中区=で審査が行われました。その結果、22点が入賞。尾北ホームニュースの配布エリアからは2人が賞に選ばれました。江南市立古知野南小学校5年、田中杏治君は「防災はひとりひとりの心がけ!」を描いて最高賞の総合最優秀賞、同西部中3年、長谷川恵輔君が中学生の部優秀賞をそれぞれ受賞。28日に中日新聞本社で表彰式が行われます。このエリアからはほかに約30点の応募があり、約8割が地震災害を想定した作品で、安全な避難や、非常持ち出し、家具の固定、防災について家族で話し合うことの大切さを訴えるものでした。
総合最優秀賞受賞作品

古知野南小5年、田中杏治君
総合最優秀賞に選ばれた田中杏治君(古知野南小5年)は、「選ばれるとは思ってなかったのでびっくり。心の中で、やったー!って叫んだ」とにっこり。夏休みの宿題をやる前に描いたというポスターに登場するのは杏治君の家族。「左からおじいちゃん、ぼく、お姉ちゃん、お母さん、後ろがお父さん。地震に備えて、家族みんなで準備をしようと、リュックサックの中に救急ばんそうこうとか包帯とか、何を入れようか考えながら描いた」。
田中杏治君
絵にはいつも家族の姿を描くと言う杏治君。ポスターも最初は自分と姉だけを描いていましたが、やっぱり全員を描きたいと、絵の具、クレヨンを使って画用紙いっぱい、仲良し家族全員が集合して防災を呼び掛ける楽しいポスターとなりました。


中学生の部
 優秀賞受賞作品

江南・西部中3年、長谷川恵輔君
長谷川君が描いたポスターは、すべての住宅に設置が義務付けられた「住宅用火災警報器」を題材にした作品。「最近、不審火などの火災が多いので、このテーマを選びました。一生懸命考えて描いた作品なので受賞はうれしい」と喜んでいます。



●応募作品
今週と次週の紙面で、尾北ホームニュース配布エリア内の全応募作品を紹介します。

 災害発生時の情報を携帯電話に配信 大口町
大地震や洪水などの災害発生時に、正確な情報をいち早く提供しようと、大口町は8月から携帯電話を利用した防災・防犯メール「あんしん・安全ねっと」の配信サービスを始めました=写真。配信は@「防災情報」…避難勧告や避難指示、避難所情報などA「防犯情報」…重大な犯罪や事故、不審者情報などB「消防情報」…町内で発生した建物火災、防火に関する情報などC「生活情報」…町内のイベント、行政情報などD「気象情報」…気象庁から発令された尾張西部の気象警報、愛知県西部の震度3以上の地震情報など。配信希望情報は「防災」「防犯」「消防」「生活」「気象」の5つから選択でき、登録メールのアドレス確認作業も兼ねて、防災・防犯に役立つ情報などが月2回程度、定期配信されます。「外出先でも情報が入手できる」「聞き逃すことなく、何度でも読み返すことができる」など、災害発生時の正確な情報入手に活用できる配信サービス。同町によると、現在、カテゴリーごとに300〜400件ほどの登録があり、日々登録者が増えていると言います。「町外に離れて暮らしている家族でも、大口町の災害情報を入手できます」と、誰もが登録できる「あんしん・安全ねっと」。
登録はウェブサイトhttp://oguchi.mail-dpt.jp/からの手続きと、携帯電話から空メールをアドレスoguchi@entry.mail-dpt.jpに送って登録する方法があります。詳しくは、大口町情報課TEL大口(95)1111、内線163までお問い合せください。

 防災講演会と防災訓練 あす、江南市で開催
江南市草井町のすいとぴあ江南で27日午後1時から防災講演会「震災を感じて〜いのちにまっすぐ〜」が行われます。(社)江南青年会議所主催。講師は、国内外で救援活動を行っている「日本沼津災害救援ボランティアの会」(NVN)の稲木寛男代表と会員ら。建物やブロック塀の倒壊が体験できます。参加無料。なお同日は午前8時から市内の古知野西小学校で江南市総合防災訓練が実施され、参観することができます。

 
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