学習室や展示ワークスペースなどを設けた犬山里山学センター |
式典では元同市環境審議会会長の林進さん(岐阜大学名誉教授)が同センター誕生の経緯を説明。「市民がつくる里山学を犬山から世界に発信しよう」と呼び掛け、石田芳弘市長も「犬山の宝である自然や生態系が維持できるよう皆さんで考え、21世紀のオンリーワン施設にしてください」と、あいさつしました。背後に東大演習林が広がる約2500平方bの敷地に建つ同センターは、学習室や展示ワークスペースを備えた、木造平屋建、延床面積362.4平方b。建物自体も、地熱を利用した空調設備や地下を通して森林の空気を取り入れるクールチューブなど環境に配慮しています。併設の環境保全ボランティアセンターには、市民から無償貸与された炭焼き窯や、木工・剥(はく)製作業室を設置、愛知万博「愛知県館」で使用された木材を外壁にリユース、風力・太陽光発電機も備えられています。 |