自然の大切さを発信 ・・・180708掲載
犬山里山学センター完成  
日本の原風景である里山を保全、後世に伝え自然の大切さを発信する拠点として「犬山里山学センター」が犬山市塔野地にオープンしました。6月23日に開かれた完成式典には、関係者約100人が出席し、しゅん工を祝いました。補完的施設の「環境保全ボランティアセンター」を含めた総工費は約1億3500万円。
学習室や展示ワークスペースなどを設けた犬山里山学センター 式典では元同市環境審議会会長の林進さん(岐阜大学名誉教授)が同センター誕生の経緯を説明。「市民がつくる里山学を犬山から世界に発信しよう」と呼び掛け、石田芳弘市長も「犬山の宝である自然や生態系が維持できるよう皆さんで考え、21世紀のオンリーワン施設にしてください」と、あいさつしました。背後に東大演習林が広がる約2500平方bの敷地に建つ同センターは、学習室や展示ワークスペースを備えた、木造平屋建、延床面積362.4平方b。建物自体も、地熱を利用した空調設備や地下を通して森林の空気を取り入れるクールチューブなど環境に配慮しています。併設の環境保全ボランティアセンターには、市民から無償貸与された炭焼き窯や、木工・剥(はく)製作業室を設置、愛知万博「愛知県館」で使用された木材を外壁にリユース、風力・太陽光発電機も備えられています。
エコアップリーダーの本山啓子さんは「多くの方と利用し、里山に関心を持ってもらえるようにしたい」と話し、木村真一郎さんらは、自ら焼いた竹炭を記念品として出席者に配り、センター利用の呼び掛けをしました。両センターは午前9時から午後5時までオープン(月曜休館、入館無料、観覧自由)。学習室や展示ワークスペース、木工作業室、剥製作業室、炭焼施設は有料で貸し出しています(環境系団体は無料)。(問)犬山里山学センターTEL犬山(65)2121 木工・剥製作業室や炭焼き窯のある環境保全ボランティアセンター。愛知万博「愛知県館」で使用された木材が外壁に使用されています。

 「春の花いっぱい」「藤の花」
●〈江南市〉コンクール入賞写真を展示中
「水と緑を生かし愛と活力ある江南」をスローガンに、市民とともに緑化推進、花いっぱい運動を進める江南市は、「第5回春の花いっぱいコンクール」とことし初めて開催した「第1回藤の花コンクール」の入賞者を決定、その写真を14日まで同市役所ロビーに展示しています=写真。「春の花いっぱい」に150点、「藤の花」に26点の応募があり、書類審査と現地審査を実施しました。

  「踊り」でまちを元気に 
●「やろまい扶桑」が4年間の活動を紹介 18日まで
「踊りを通してまちづくりを」と、扶桑町で活動する「やろまい扶桑(小川郁子代表)」は18日まで、コミュニティ広場「幸房くわの木」=柏森本町通り=で4年間の活動記録の写真展示とビデオを上映、9日にはイベントを開催します。
「まちを元気に!」「楽しいことでつながろう」と、踊りを通して人と人との出会いの場をつくりまちを活気付けてきた同会。地域に根ざした鳴子踊りチームの設立を助け、各チームの発表の場「やろ舞い大祭」=写真=を開催するなどまちづくりに貢献、今後も幅広く活動していきます。展示中の約60枚の写真やビデオは、同大祭や愛知万博「扶桑町の日」に参加した各チームの踊る様子を中心に、その4年間の活動を紹介するもの。9日午前10時からのイベントでは、鳴子踊りを少しでも身近に感じてもらえればと、町内中学生有志が午前11時、午後1時、同3時から踊りを披露、指導もします。みたらしや焼きトウモロコシなどの模擬店もあり、多くの来場を呼び掛けています。

 わが町の昭和と平成

昭和46年2月(カメラのクラチ提供)



●古知野 桃源周辺
上の写真は昭和46年2月、現在の江南市古知野町、桃源交差点付近の様子です。左上に見えるほていや(ユニーの前身)と岐阜信用金庫は、同44年4月にオープンしているものの、南北に走る名草線沿いには畑が目立ち、県道一宮犬山線はまだ開通していません。中央の写真は、5年後の同51年1月に撮影。ほていやはユニーになり、グランドタマコシ(右端、5階建て)が新築オープン。競合する大型小売店2店の出現で、付近の町の様子は一変し、江南市で最もにぎわいを見せるかいわいとなりました。特にタマコシが開店した当初は、激烈な安売り合戦が行われ、両店周辺は人と車でごった返していました。下の写真は現在の様子。業種や店舗は変わっていますが、現在も市の中心地、交通の要所となっています。3点ともクラチセンタービル(昭和44年6月しゅん工)の屋上から撮影。






尾北ホームニュースでは、平成の現代と対比することができる、昭和の写真を探しています。提供可能な写真をお持ちの方は、尾北ホームニュースまでご連絡を。次回は7月22日に掲載します。




昭和51年1月(カメラのクラチ提供)

現在、手前に白鳥ビルが建ち周辺の店舗も様変わり

 
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