撮影に協力した(左から)新町商店街の苅谷さん、赤羽さん、市原さん=江南市古知野町のメーンロケ地「大衆食堂さかえや」の前で |
「さかえや」として、大衆食堂に早変わりしたのは、昭和7年に建築された鉄筋コンクリート造2階建てで、向かい側に店舗を構えたため昨年10月から空き店舗になっていた「衣料センターイチハラ(市原信保代表取締役)」。同店や同商店街の道幅などが、作品設定の昭和38年の東京阿佐ヶ谷周辺のイメージに近いとロケ地に決定、撮影が進められました。「黄色い涙」は、60年代を舞台に東京オリンピック、高度経済成長期を迎える前の日本を背景に、純粋に夢と希望と挫折を通して成長する若者を描いた作品。漫画家や小説家、歌手など、それぞれの夢を語らう若者5人の物語で、来春公開予定。ロバのパン屋、七夕祭りに集まった町衆、近所のおじさんなど、エキストラとして7日間で延べ約250人の同町住民らが参加。連日、早朝から深夜、明け方まで及ぶロケに協力するため、隣接する商店も夜中までオープンするなど、町内で映画制作を盛り上げました。 |