友人ら「救う会」を設立 ・・・180624掲載
米国で肝移植を決断
●難病の近藤優さん(江南)
原因不明の難病で、海外での肝臓移植しか命を救う道がないと宣告された江南市高屋町の近藤優(まさる)さん(36)=写真=を助けたいと、友人らが支援団体「近藤優君を救う会」を設立。手術費や滞在費など3000万円を目標に、支援を求める募金活動が始まっています。
●3000万円目標に募金活動始まる
扶桑町の高雄南保育園を卒園後、高雄小学校に入学し4年生の時、新設の扶桑東小学校へ。卒業後は江南市に移り、古知野中学では体操部、尾北高校では野球部に所属しピッチャー兼内野手として活躍。YMCA学院社会体育科で水泳を専攻しインストラクターとして子どもたちを指導していました。その後、同市内の森実運輸鰍ナトラック運転手をしていた33歳の時、ひどい腹痛に襲われ、肝臓に胆汁がたまり続ける「原発性胆汁性肝硬変」と診断され松波総合病院=岐阜県笠松町=へ入院。今月に入り2度も心停止を起こすなど、予断を許さない状態が続いています。生体肝移植も家族に適合者がなく、国内での脳死移植もめどが立たないことから海外での移植を決断した近藤さん。アメリカ・コロンビアの病院で受け入れ可能となりましたが、3000万円の費用が必要です。「主治医からは3か月以内に移植が必要と言われましたが手術の準備期間などを考えると、1カ月後には渡米できるようにしたい。とにかく時間がないんです」と語る同会代表で、古知野中学の同級生でもある松岡信夫さん。「『絶対に生きたい』と話す近藤君を励ましてきた自分にとって、生かしてあげることが、約束です」と、協力を呼び掛けています。募金の振り込み先は、郵便局12140―75075761、岐阜信用金庫江南支店(普通)1125932(同金庫各支店からの振り込み手数料は無料)、三菱東京UFJ銀行江南支店(普通)3537848。口座名は、「近藤優君を救う会」(代表 松岡信夫)。また、江南市役所をはじめコンビニ店など市内外350カ所以上に募金箱を設置。現在も、募金箱の設置ならびに街頭募金活動のボランティアを募集しています。問い合わせは、同会事務局TEL江南(54)5842(午前10時〜午後5時)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~masarukun/ メールアドレスmasarukun-helper@memoad.jp

資源ごみ分別の講習会開催 〈江南市鹿子島〉
江南市は環境美化センターの焼却炉の延命を図るため、平成10年にごみ減量「57運動」を開始し、市民と行政が一丸となりごみの減量に取り組んでいます。鹿子島地区(尾関夷三郎区長・121世帯)では、区民に正しいごみ分別要領の知識を持ってもらい、さらなるごみ減量に努めようと4日、鹿子島会館で「資源ごみ分別講習会」が開かれ、区民約80人が参加しました。
「ごみの分別要領と減量対策」として、同市役所環境課職員の川瀬和己さんと山中三則さんが、可燃ごみや不燃ごみの正しい仕分け方などを詳しく説明=写真。生ごみは水切りを徹底し、料理の作り過ぎや食べ残しを控える。可燃ごみに出す紙類は正しく分別し、資源にできる紙は入れない。たとえば包装紙や封筒、ノートやメモ用紙、菓子箱などの雑紙は、絵本やボール箱などにリサイクルできるので大切な資源になる、など。「ごみ処理は燃やす・埋める・資源にするの3通りしかないので、ごみカレンダーをよく見て分別にご協力ください」と、川瀬さんらは呼び掛けました。
また、各家庭内でもごみ減量に取り組んでもらおうと、江南市が補助事業として推進している生ごみ処理機やコンポスト、生ごみ発酵用密閉容器などを展示し普及を促しました。尾関区長は「平成19年度には地元に花卉園芸植物園(仮称)も完成するので、区民の皆さんと協力しクリーンな地域にしていきたい」と、意欲的に話しています。そのほか、同市内でごみ分別に特に力を注いでいる寄木地区の役員らによるごみ分別体制や要領についての発表もあり、参加した区民たちは熱心に耳を傾けていました。

 かわいいダンスで歓迎 愛知江南短大付属幼稚園の園児
●ミクロネシアの大使ら「万博のお礼」にと江南へ
「愛知万博でお世話になったお礼の気持ちを伝えたい」と、江南市のフレンドシップ相手国ミクロネシアのカシオ・ミダ大使夫妻とジョン・フリッツ大使館公使が9、10日に同市を訪れ、愛知江南短期大学付属幼稚園や北部中学校などを視察し、音楽寺のあじさいを見学するなどして友好を深めました。
愛知江南短大付属幼稚園での交流のようす 同幼稚園(水ア廣子園長・235人)へは9日、堀元市長らとともに訪問。年少児71人が両国の旗を振って出迎え、遊戯室では年中児が手作りのレイをプレゼント。年長児も折り紙で作った小鳥を「バード プリーズ」と言って手渡し、訪問を歓迎しました。3人はその歓迎ぶりににっこりとほほえみ、ミダ夫人は園児のほっぺにキスも。キスしてもらった園児は大いに照れ、室内は和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。同市訪問が4回目の大使は「みなさん、こんにちは」と日本語であいさつ。「江南市に来ると、ふるさとに来たような気がします。江南市のリーダーになるよう頑張ってください」と、子どもたちに語り掛けました。その後、年中児、年長児それぞれにダンスを披露。3人は子どもたちの元気な姿を優しいまなざしで楽しみ、子どもたちにミクロネシアの飾り物をプレゼントしました。

 高校野球 甲子園目指して
●愛知大会は7月15日に開幕
夏の甲子園出場を目指して、7月15日から第88回全国高校野球選手権愛知大会が始まります。ことしは昨年より1校多い188校が出場予定で、全国屈指の激戦区。組み合わせ抽選会は、7月1日午後1時30分から名古屋市昭和区の同市公会堂で行われます。開会式は15日午前10時から熱田球場で。同日から県内12球場で熱戦が展開され、日程が順調に進めば、31日にナゴヤドームで決勝戦が行われます。尾北地方の出場校は昨年と同じ7校。今週(第2面)から3週にわたって紹介します。

 
戻 る