郷土のアジサイ寺 ・・・180610掲載
100種2000株が育つ
咲き始めたアジサイ=5日、大泉寺で ●犬山の大泉寺
犬山市栗栖の大泉寺で2000株のアジサイが咲き始めています。栗栖出身の長瀬生忠さん、由紀子さん夫妻=西唐曽=が「古里のお寺にも名物を」と、100種を目標に平成15年から寄付してきたもので、4年目で目標を達成しました。ことしは、色が白から赤に変わるクレナイや美方八重、美里ナデシコなど新種のガクアジサイを中心に植えたとのこと。「株はまだまだ生育の途中ですが、多くの種類があり、花の色の移り変わりも楽しいですよ」と鈴木秀峰住職。同地区には整備された遊歩道も多く、木曽川の対岸に猿啄城跡を望む景観はウオーキングにも最適です。(問)大泉寺TEL 犬山(61)1483
25日まであじさい祭り
●江南の音楽寺
円空仏のある寺として有名な江南市村久野町の音楽寺で、3日からあじさい祭りが始まりました。境内には、地元の人が丹精込めて育てた15種約1200株のアジサイが植えられており、まもなく見ごろを迎えます。祭りは村久野総合観光委員会(青山登熙雄委員長)が主催。25日までの期間中、17日には午前9時から正午まで、写生大会(幼児・小学生対象、画用紙配布)と習字作品の受付(高校生まで、課題自由)。同日午後1時からカラオケ大会。18日も終日カラオケ大会が行われるほか、イベント開催日以外は連日カラオケ・舞台出演を受け付けています。なお、円空仏などが収蔵されている資料館「村国の郷」は、期間中に限って毎日開館。拝観料200円。小中生無料。(問)音楽寺TEL 江南(55)7628

あじさい祭りの期間中、無料で歌えるカラオケ=5日、音楽寺で

形まで変える珍品種も
アジサイ(右)と金宝樹=2日、安穏寺で ●扶桑の安穏寺
扶桑町のアジサイ寺として親しまれる高雄中郷の曹洞宗安穏寺で、ことしもアジサイが見ごろを迎えています。色とりどりのアジサイはもちろん、一見アジサイとは思えないカシワバアジサイや八重のヤマアジサイなど、珍しいアジサイが数多く見られる同寺。色だけでなく形まで変える種類もあり、境内には何度訪れても新しい驚きがあります。4日からあじさい祭りも始まり、アジサイの分布図や写真のほか本堂にはアジサイの押し花や、地域の人たちが撮った花の写真が数多く飾られ、写経も体験できるとのこと。本堂横の通称「ブラシの木」と呼ばれる金宝樹の赤い花も今月末まで楽しむことができます。

 栗栖のハナショウブ見ごろに
犬山市栗栖垣ノ内の、ハナショウブがまもなく見ごろを迎えます。地域の人がボランティアで草取りや株分けなどをして約5500平方メートルに1万6000株のハナショウブを育てています。ことしは紅白の幕を張ったやぐらを設置し、開花中の土・日曜には呈茶のほか地元野菜やハナショウブの苗の即売も。なお、駐車場がないため「車の方は、近くの桃太郎公園の無料駐車場を利用してください」ということです。 栗栖のハナショウブ=昨年

 木々の成長を喜ぶ
●育樹祭に地元の人ら約400人が参加 イオン扶桑S.C
扶桑町南山名のイオン扶桑ショッピングセンターでは、平成15年7月のオープン時にカシ、ヤマザクラ、ジンチョウゲなど約60種類1万7000本の苗木を植樹。それらの樹木に肥料などを施す「ふるさとの森づくり」育樹祭が5月27日、同ショッピングセンター内で行われました。同ショッピングセンターとともに成長してきた木々の姿を、日ごろお世話になっている地元の人たちに見てもらうとともに、地域の人たちとの触れ合いを目的に初めて開かれたもので、近隣に住む人たちや子ども会などから約400人が参加しました。
主催者の大前一也ジャスコ扶桑店長と浜崎力南山名区長のあいさつの後、参加者たちは育樹方法の説明を聞き、4ブロックを3グループずつ12班に分かれて、軍手と移植ごてを手に各育樹場所へ移動し作業に取り掛かりました。3年前にはわずか50cmほどだった苗木も今では、大きい物は約2mほどに成長。参加者らは木々をかき分けながら草取りやごみ拾い、施肥を行い=写真、敷地内の空いているスペースに、アベリアやクチナシ、ナンテンなど10種類150本の植樹も行いました。「自分たちが育てた木々の成長が楽しみ」と、川田百合子さん。浅井佐知子さんは娘の日奈子さん(山名小2年)萌子さん(同1年)と参加し「自然は大好きなので、また参加したい」と話していました。

 元気いっぱいのステージ
全国1位になった藤井楼さん(左)のステージ=ことし4月、東京で ●児童舞踊の発表会 あす、犬山市民文化会館で
児童舞踊の「かやの木芸術舞踊学園舞踊ゆきこま会(本部/岐阜県中津川市)」の第36回発表会が11日午後0時30分から、犬山市民文化会館で開催されます。同会の犬山、江南、小牧など6教室合同で約100人が出演。発表会を楽しみにする同市羽黒の藤井楼(ものみ)さん(犬山・東小6年)が4月に、東京・めぐろパーシモンホールで開催された第63回全国児童舞踊コンクールで仲間13人と踊った「きっと飛べると信じてた―ライト兄弟の夢」は、児童舞踊の部で1位の成績を収めました。ライト兄弟の兄を演じた藤井さんは、「役作りのために空港へ飛行機を見に行ったり、みんなで勉強しました。心を一つにして、笑顔いっぱい踊って、すてきな思い出がいっぱいできました。支えてくださった皆さんに感謝してます」と話しています。地元での発表会は童謡や民謡、ポップスと幅広いジャンルを踊りで表現した元気いっぱいのステージになりそう。入場は無料です。


 
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