江南市 花いっぱい運動 ・・・180603掲載
花の苗1万2000株 市内23カ所に植栽
季節の花が咲き潤いあるまちにしようと、昭和60年に始まった江南市の「花いっぱい運動」。ことしも1万2000株の花の苗が6月初旬までに市内の各公園や駅周辺など23カ所に、小学生や子ども会、地域住民らによって植栽されています。
花の苗をプランターに植え付ける前飛保町夢の会の会員たち ●前飛保町夢の会
この運動に協賛し、花苗の植え付けや除草、清掃などのボランティア活動をしている「前飛保町夢の会(安部政徳会長、89人)」=前飛保町=は5月14日、同町の白山社隣の庵寺跡地で、花の苗をプランターに植え付けました。当日は会員約50人が参加。同市から提供を受けたベゴニアやメランポディウム、サフィニアの苗700株を手際よくプランターへ植え込み、同町内のメーン道路や会員宅などに飾られると、町内はかわいらしい花で彩られました。同会は、平成6年に愛知国体ソフトボール成年女子一般の部に出場した日立ソフトウエアチームが民泊した際、同地区の住民がたくさんの花を飾って迎えたことがきっかけで安部会長を中心に設立。花苗の植栽を春と秋の2回行い、地域の人々や道行く人の心に潤いと安らぎを提供しています。
同市の曼陀羅寺で開催される江南藤まつりや菊まつり、みどりの愛護普及啓発活動などにも積極的に参加。その活動が認められ4月22日、一宮市の国営木曽三川公園三派川地区センターで行われた第17回全国「みどりの愛護」のつどいにおいて、同記念愛知県都市緑化功労者表彰受賞団体(県内13団体)に選ばれ、知事から表彰を受けました。安部会長は「受賞は本当にびっくりしました。表彰式では各表彰団体の発表もありとても参考になった」と話し、「この活動で少なくなった近所付き合いや、子どもたちの優しい心を育てたい」とも話しています。今後は曼陀羅寺のフジ再生に伴い、フジ棚の下を花で飾ってほしいとの市からの要望もあり、会員らは意欲的に活動に取り組んでいます。

花の苗を植える古知野南小児童たち ●古南小児童ら江南駅前に
江南駅前周辺では5月17日、古知野南小学校(坪内利男校長)4年生の147人と天神町(山本順二町総代)の約30人が協力して、プランターにベゴニア700株とメランポディウム530株を植えました。愛・地球博で使用されたプランター50個も新たに設置され、より華やいだ「江南市」の顔ともいえる駅前周辺。1株1株丁寧に扱う子どもたちは「自分たちが植えた花を、みんなが喜んで見て通ってくれたらうれしい」と、1人5株ほどずつ植栽。早速、じょうろで水やりもしました。今後、水やりや草取りなどは、同町住民で管理していきます。

●古東小児童らしみず公園に
同市前野町にあるしみず公園でも5月24日、花いっぱい運動の植栽が行われ、古知野東小学校(三宅正博校長)2年生70人と地元老人会「前石山たかさご会」の会員らが協力しました。子どもたちは同会会員らに教えてもらいながら、ベゴニア200株とメランポディウム100株を丁寧に植え付けました=写真。

 人が集まる交流の場に 
●愛知江南短大サテライト教室 古知野愛栄通に開設
教職員や学生の教育研究拠点、市民の交流の場づくりを進めていた愛知江南短期大学(中田實学長)=江南市高屋町=は5月17日、愛栄通商店街振興組合(宮地友治理事長)の協力を得て同短大のサテライト教室「愛栄ふれあいプラザ」を古知野町久保見5(元杉浦薬品)に開設、オープニング式典を行いました。
広さ約100平方bで、現在は同短大「オープンカレッジ」の講座を開催。式典では、同組合の宮地理事長が「最盛期に、43店舗あった商店街が今では10店舗。短大の力を借り、人が集まる交流の場にしたい」とあいさつ。空き店舗対策として補助する同市、堀元市長も「拠点づくりを機に、にぎわいのある懐かしい通りが戻るよう、活動を充実させてもらいたい」と、オープンを祝ってテープカット=写真。その後、オープンカレッジ「なつかしい童謡」講座受講生が歌を披露しました。今後は、交流、イベント、展示会の開催など、幅広く市民に場所を提供。同講座開催日の火・金曜日午前10時から同11時30分以外で、午前9時〜、正午〜、午後3時〜の各3時間を1区分とし、1区分500円で利用できます。冷暖房費も1区分500円。問い合わせは、同短大地域協働研究所TEL江南(53)2103まで。

 わが町の昭和と平成
●扶桑町立柏森小
昭和31年、扶桑町立柏森小学校の校庭(今枝憲治さん提供)
現在の柏森小学校校庭、左の建物は体育館
かつて小学校の校庭でシンボルとなる大木をよく見かけました。扶桑町の柏森小学校には昭和30年代前半まで大きなクスノキがありました。左の写真は昭和31年10月22日に開かれた運動会の1コマ。クスノキの下に朝礼台があり、児童が整列しています。写真提供者の今枝憲治さん(57)=柏森=は当時3年生。クスノキに登って遊んだり、夏になると大きな毛虫がボタボタ落ちていたという記憶があるそうです。左手奥の講堂は同37年に建て直され、同63年3月には現在の体育館に改築。校庭南側にあった柏森保育園は、同60年春に現在地=柏森丙斎藤前=ヘ移転しました。昭和31年当時の児童数は555人、同58年に約1200のピークを迎え、現在は754人。

尾北ホームニュースでは、平成の現代と対比することができる、なつかしい昭和の写真を探しています。提供可能な写真をお持ちの方は、尾北ホームニュース TEL0587(53)3001までご連絡をお願い致します。次回は6月17日に掲載します。

 
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