フジの本数が多過ぎると指摘された曼陀羅寺公園のフジ棚=5月1日 |
●本数減らしフジ棚拡幅
10年ほど前から、フジの咲き具合が芳しくないこともあり、平成16年度からフジ育成の第一人者で日本初の女性樹木医の塚本こなみさん=静岡県浜松市=にフジの診断や環境調査を依頼。その結果、フジ棚の面積に比べてフジの本数が多過ぎることや、土壌整備の必要性などの問題点が浮かび上がっていました。計画は、今年度から順次行うもので総額約3億5100万円(今年度予算約9492万円)を計上。具体的にはフジが健全に美しい花を付けるよう、九尺藤や紫華美淡(かびたん)、本紅など23種にわたる多種の同公園内のフジ106本を、適正本数の65本に調整し、花の特性を生かし、見ごたえのある棚にするため、長藤、紅藤、白藤、藤色、記念物藤など種類別や色別の各ゾーンに配置。 |