シーラカンスの標本レプリカアウストラロピテクス・アフリカヌス化石頭がい骨のレプリカ(手前) |
●〜愛・地球博回顧展〜 〈犬山のリトルワールド〉
人間の知恵と自然との共生をテーマに、世界の文化を紹介する野外民族博物館リトルワールド=犬山市今井=本館ミューズギャラリーで、6月18日まで「愛・地球博回顧展」を開催。万博に参加した外国パビリオンから寄贈を受けた資料や、中日新聞社のカメラマンが撮影した報道写真を展示しています(要入場料)。中部人類学談話会(会長・稲村哲也愛知県立大学教授)が寄贈を受け同館に寄託。資料はサウジアラビア123点、ブルキナファソ22点、フィジー13点、ブータン9点など13カ国、195点に上ります。1938年に南アフリカ東部沖のインド洋で捕獲され、生き残りが確認されたシーラカンスの標本レプリカ(南アフリカ共和国)や、初期人類が南部アフリカにいたことが証明された、約250万年前のアウストラロピテクス・アフリカヌス化石頭がい骨のレプリカ(同)、時刻とメッカの方向を正しくとらえて礼拝することができる、イスラム教徒が使用したアストロラーブ(天体観測儀・サウジアラビア)、鍵盤の下に共鳴具として大小のひょうたんを下げたバラフォン(木琴・マリ共和国)など、人類の歴史と知恵に触れることができる展示。期間中は、各国の麺が楽しめる麺EXPO(有料)やキューバサーカス(火曜休演・無料)なども開催され、6月までの第2・4日曜午後1時からは、聖ゲオルグ礼拝堂で犬山市朗読ボランティア「わかあゆ」による世界の童話読み聞かせも行われます。 |