愛岐大橋線 24日正午全線開通 ・・・180415掲載
未開通部分(扶桑) 800メートル通行可能に
扶桑町高木と南山名地区で、都市計画道路愛岐大橋線(県道草井羽黒線)の工事がまもなく完了し、24日の正午から一般車両の通行ができるようになります。開通するのはイオン扶桑ショッピングセンターから主要地方道一宮犬山線までの800m。昭和46年の計画決定以来35年で愛岐大橋線が全線開通することになり、これにより江南市内の愛岐大橋と大口町内の国道41号線との間の流れがスムーズになります。
●尾張北部の大動脈
開通区間のうち工事を行っていたのは600mで、平成15年度から3年間、総事業費約12億円かけて、用地の買収や道路を整備してきました。車道は片側1車線。両側に植樹帯、歩道があり道路の総幅員は18m。この道路の完成により扶桑町役場前の県道草井羽黒線、扶桑郵便局前の県道斎藤羽黒線など周辺道路の交通混雑の解消や地域の交通安全が図られるだけでなく「尾張北部地域の産業・経済の大動脈、また文化の発展に大きく貢献するもの」と期待されています。




←主要地方道一宮犬山線の「高木道下」交差点より開通に向けて工事が行われている愛岐大橋線を望む=4月10日写す
イオン扶桑横の「仲畑」交差点 ●24日10時〜式典で祝う
24日には事業の完成を祝って「愛岐大橋線全線開通式」が午前10時から同町高木地区で行われます。式典には町、県一宮建設事務所などの関係者のほか、扶桑幼稚園児、柏森と斎藤両保育園年長児ら約230人が出席予定。テープカット、くす玉開披の後、園児たちによる鍵盤ハーモニカや歌の合奏合唱披露と関係車両7台による開通パレードが行われることになっています。
●沿線に顕宝寺
開通区間沿線には、県指定文化財の「鋳造誕生仏立像」を安置している多福山顕宝寺=南山名=があります。
 
 13カ国からの寄贈資料や報道写真を展示
シーラカンスの標本レプリカアウストラロピテクス・アフリカヌス化石頭がい骨のレプリカ(手前) ●〜愛・地球博回顧展〜 〈犬山のリトルワールド〉
人間の知恵と自然との共生をテーマに、世界の文化を紹介する野外民族博物館リトルワールド=犬山市今井=本館ミューズギャラリーで、6月18日まで「愛・地球博回顧展」を開催。万博に参加した外国パビリオンから寄贈を受けた資料や、中日新聞社のカメラマンが撮影した報道写真を展示しています(要入場料)。
中部人類学談話会(会長・稲村哲也愛知県立大学教授)が寄贈を受け同館に寄託。資料はサウジアラビア123点、ブルキナファソ22点、フィジー13点、ブータン9点など13カ国、195点に上ります。1938年に南アフリカ東部沖のインド洋で捕獲され、生き残りが確認されたシーラカンスの標本レプリカ(南アフリカ共和国)や、初期人類が南部アフリカにいたことが証明された、約250万年前のアウストラロピテクス・アフリカヌス化石頭がい骨のレプリカ(同)、時刻とメッカの方向を正しくとらえて礼拝することができる、イスラム教徒が使用したアストロラーブ(天体観測儀・サウジアラビア)、鍵盤の下に共鳴具として大小のひょうたんを下げたバラフォン(木琴・マリ共和国)など、人類の歴史と知恵に触れることができる展示。期間中は、各国の麺が楽しめる麺EXPO(有料)やキューバサーカス(火曜休演・無料)なども開催され、6月までの第2・4日曜午後1時からは、聖ゲオルグ礼拝堂で犬山市朗読ボランティア「わかあゆ」による世界の童話読み聞かせも行われます。
    
 わが町の昭和と平成
●布袋の大仏
昭和26、7年ごろ、建設中の布袋の大仏。
(野呂芳夫さん提供)
桜を楽しんでいるように見える現在の大仏。
昭和の大合併で「江南市」が誕生した昭和29年の3月24日、布袋の大仏が完成し、開眼供養が行われました。以来52年。奈良・東大寺の大仏より2m高い18mという高さが注目され江南の名所としてすっかり定着しました。この大仏の所有者は、はり・きゅう接骨院経営前田正秀さん(69)。正秀さんの父、故秀信さんは御嶽教の信者で「人々を病気の苦難から助けたい」と、5年がかりで私財を使って建立しました。完成した時はまだ、周囲が見渡せる状態でしたが、現在は民家が建ち、隣接する道路には20数本の桜が植えられています。布袋のまちづくりを進めるほていコミュニティー協議会は2年前から、桜の開花に合わせライトアップを行っています。

尾北ホームニュースでは、平成の現代と対比することができる、なつかしい昭和の写真を探しています。提供可能な写真をお持ちの方は、尾北ホームニュース TEL0587(53)3001までご連絡をお願い致します。次回は4月29日に掲載します。
 
 江南藤まつり写生大会 22日に開催
尾北ホームニュース主催 中日新聞本社後援 中日新聞販売店協賛
昨年の写生大会の様子
●第20回を記念してプレゼント(抽選)も実施

江南藤まつりが22日から5月5日まで、江南市前飛保町の曼陀羅寺公園で開かれます。尾北ホームニュースは郷土の自然と文化財を愛し、大切にする心を育てることを願って初日の22日に、幼児と小学生を対象にした写生大会を行います。昭和62年に第1回を開催以来、ことしが20回目。中日新聞本社後援、中日新聞販売店協賛。受付は鐘つき堂前に午前9時から午後3時まで開設します。正午までに画用紙をお受け取りください。絵の具や画板などはご持参を。優秀作品約60点を表彰するほか、第20回を記念して作品提出者を対象に任天堂DSライトやアイポッドナノ、木下サーカス親子入場券など各種賞品が当たるプレゼント(抽選)を行います。


 
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