出没場所をマップに ・・・180211掲載
小中学生を狙う不審者
●町内全戸に回覧 扶桑町教育委員会
小学生が犠牲となる凶悪な事件が相次ぎ、小中学生の登下校時の安全確保が大きな課題となっています。扶桑町教育委員会はこのほど、過去3年間に同町教育課が受けた報告を基に、町内全図の「不審者ハザードマップ」を作成。町内全戸に回覧しています。「子どもを地域ぐるみで守ろう」を合言葉に、学校、地域、家庭が連携を密にしながら情報を共有することで安全なまちをつくろうと作成したマップ。情報は学校を通して同町教育課に届けられたもので、平成17年度は1月末現在で20件ほどの事例が寄せられています。
不審者ハザードマップを手にする扶桑町教育委員会の長瀬喜久男指導員 マップには、6小中学校の通学路が示され、被害場所にマーク。柏森小学校周辺で、女子生徒が声を掛けられたり付きまとわれたりした事例や、昨年10月に女子生徒に下半身を露出したケース、下校時のみでなく登校時にも、すれ違いざまに触られる被害を受けるなど、日時と場所、事例を入れて紹介しています。「地域の目が、犯罪を抑制する」と、買い物ついでの「ついでパトロール」や犬の散歩時の「ワンワンパトロール」「スクールガード」など、地域ぐるみの防犯活動を展開する同町ですが、さらなる多くの目で子どもたちを見守ろうと、地域に協力を呼び掛け「マップを基に、人通りの少ないところや危険個所などを家庭でも話題にしてほしい」と、同教育委員会の長瀬喜久男指導員はマップの有効活用を願います。各地区で回覧されている同マップですが、希望者には配布。同教育委員会までお問い合わせください。(問)扶桑町教育委員会 TEL扶桑(93)1111


●“記者”を体験 扶桑北中の木戸さん 
職場体験学習として、1月25日に尾北ホームニュースを訪れた扶桑町立扶桑北中学校(武山純司校長)2年生の木戸侑奈さんは「不審者ハザードマップ」の取材に同行。長瀬指導員にインタビューしました。自分たちが住む町の、不審者出没数の多さに驚いた木戸さん。学校で、不審者に遭遇したときの対処の仕方などを学んでいることから「教えてもらっていることを実行に移すことは難しい。家庭でしておくといいことは何ですか」など、自分たちの生活に密着した内容を質問。長瀬指導員は「日ごろから親子で話題に出すことが大切」と、人通りの少ない道を1人で帰らないことや1人遊びをしないことなど、繰り返し確認することの必要性を強調しました。取材と原稿作成体験をした木戸さんは「取材は思っていた通り、緊張しました。原稿書きは、作文や感想文とは180度違い、自分の気持ちをあからさまに書けないので苦労しました」。 そして、「教育委員会が自分たちのためにこんなにも力を注いでくださっていることが分かったし、実際に記事を書いたことで、これからは違った目線で新聞を読むことができそう」と、職場体験で学んだことは多かったと感想を話しました。 インタビューする木戸侑奈さん

扶桑町で「空き巣」急増
●平成17年の犯罪発生状況
平成17年の犯罪発生状況がこのほど発表され江南署(江南・岩倉・大口)犬山署(犬山・扶桑)の両署ともに2年連続して犯罪件数は減少、増加の一途をたどっていた状況に一定の歯止めが掛かったものと話しています。その中、空き巣・忍込み・居空きの3つを合わせた「住宅対象侵入盗」を見ると、江南・犬山では減少しているものの、大口は約16%、扶桑は約68%増の状況。特に尾張地区は、県内でも忍込みの被害が多い地域で、就寝時はもちろん、短時間の外出でも必ず鍵を掛けるなど、基本的な防犯対策の重要性を呼び掛けています。犯罪件数トップの自転車盗は、駅周辺や大型ショッピングセンター駐輪場で、車上ねらいは県道沿線の地域等で多発する一方、自動車盗やオートバイ盗、昨年名古屋市で頻発したひったくりなどは、検挙や取り締まりの成果により全体的に減少しています。

 中日”夢”サークル 手作りパン教室 参加者募集! 
●3月2日、扶桑町中央公民館で
中日新聞販売店と尾北ホームニュース共催の地域事業第29回「中日”夢”サークル」は、手作りパン教室の参加者を募集しています。申し込み方法など詳しくは、
「中日”夢”サークル」をご覧下さい。


☆かわいいキャラクターのあんぱん、ウインナーパンなど5品と、ピザを焼いてみませんか。

 
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