児童の安全 地域が支援 ・・・180114掲載
犬山・羽黒小学校区で「羽黒子どもを守ろう会」が発足
小学生が犠牲になる事件が多発している中、犬山市の羽黒小学校(高林徹雄校長、524人)区では「羽黒子どもを守ろう会」が発足し、「地域の子どもの安全を、地域全体で自ら守ろう」と活動を開始。婦人会のメンバーらが下校時にパトロールなどを実施しています。また、羽黒地区町会長会はこのほど、蛍光オレンジ色のパトロール用ベスト550着とラミネート加工したパトロール表示板550枚を、同地区61町内に配布。自主パトロール活動で、地域の子どもの安全を守っていきます。
●下校時にパトロールを実施
広島市で小学1年生の女児が狙われた事件を受けて12月5日夜、学校側からPTAや町内会、老人会、婦人会、消防団などに招集が掛かり、約80人が出席。これまでの子どもたちを守るための取り組みが報告され、これを受けて「守ろう会」が結成されました。12月16日の下校時には「お帰り、気を付けて」と、ピンクのウインドブレーカーに緑色の腕章を着けた地域のおばさんが声を掛けながら、子どもたちに付き添っていました=写真。同校区川原口・城屋敷・二日町地区の婦人会員と民生児童委員らがまず二日町支部として、約20人で同12日から週4日、パトロールを開始しました。
今後は羽黒地区全地域で町内会などが中心となり、パトロールなどが実施される予定。 羽黒小学校では地域の理解の下、従来から設置している「こども110番の家」が400軒を超えたのに加え、外出時に自転車のかごや車のフロントガラスに提示してもらう「パトロール中」のプレートをPTA全会員に配布しました。さらにこのプレートを地域の方にも提示してもらえるよう、町内会長に協力を依頼しました。高林校長は「不幸な事件がきっかけだが、皆さんの協力で、地域と学校の垣根がなくなり、いろいろな観点から子どもを守れる。地域の支援に本当に励まされています」と話しています。桑原紀子羽黒地区婦人会長も「地域での取り組みをアピールすることで、犯罪が減れば」と語り、パトロールに参加した宮地暎子さんは「子どもたちの顔を覚えて横のつながりを強くし、それが子どもの安全につながるのでは」と、子どもたちに声を掛けながら見守ります。
●各市町で様々な取り組み始まる
地域を挙げて子どもの安全を守る取り組みは、同校区だけでなく他の小学校や隣接する市町でもすでに始まっています。
―犬山市―
犬山市では犬山郵便局に防犯協力を依頼。市内全域を回る配達員や外務員ら約50人がバイクなどに「パトロール中」のステッカーを張り不審者に目を光らせているほか、全職員で下校途中や外で遊ぶ子どもたちを見守り、助けを求められた場合にも対応していきます。犬山北小学校では家庭での防犯教育に役立てばと、子どもを狙った犯罪について漫画で説明した冊子『語らいの部屋物語』〜危ない下校〜を作り全家庭に配布しました。
―江南市―
古知野北小学校は保護者に向け、不審者情報などの緊急メールを発信。また、通学路の安全確保のため、布袋地区では父親らが中心となり「ほていセーフティークラブ」を結成。宮田小学校では「女性パトロール隊」が、草井小学校では下校時等に地区の住民らも協力してパトロール活動をしているほか、自転車や車に付ける「パトロール中」のステッカーの着用や、散歩や外出時に行う「ながらパトロール」「ついでパトロール」など、多くの人が子どもたちを見守っています。
―大口町―
大口町では昨年の7月から、全3小学校区で下校の児童に付き添ったり通学路を警戒する「あんしんパトロール団」が本格的に始動。住民約90人が活躍しています。
―扶桑町―
扶桑町では国が進める「スクールガード」のモデル地域の指定を受け、昨年の10月中旬から全6小中学校で活動を開始。現在、保護者や地域の住民ら約150人がスクールガードに登録し、赤いジャンパーと帽子、電子ホイッスルを身に着けて、小学校ではほぼ毎日、校内や周辺の巡回、下校時の付き添いなどを行っています。

きょう、あす筆まつり
●江南の北野天神社
学問の神様、菅原道真公をお祭りする江南市北野町の北野天神社で14、15の両日、筆まつりが行われます。両日とも進入学、各種試験合格祈とうや奉納書道展などが行われるほか、15日午後2時30分から長さ4bの大筆奉納行列が行われます。この行列には今春新入学の園児と、ことし本厄を迎える町内の男性らが参加します。参加は無料。 (問)北野天神社 TEL江南(53)1858
また、同天神社前の江南駅東商店街振興組合は15日午前10時から街路灯完成記念ちびっ子餅つき大会を開催します。


←筆まつり開催を知らせる長さ4bの大筆=江南駅で

男女共同参画が分かる講演会
●18日午前10時から江南市で
男女共同参画基本法が施行されて6年。家庭、職場、社会で男女共同参画を進めるためには何が必要なのかを一緒に考えようと、江南市女性連絡協議会は18日午前10時から、「男女共同参画が分かる講演会」を同市民文化会館第2会議室で開催します。講師は、自ら育児休暇をとって子育てに参加した経験を持つ名古屋大学大学院助教授の田村哲樹さんで、テーマは「女性の社会参画と男性の家庭参画」。同協議会では「男性の方も大歓迎」と、多くの来場を呼び掛けています。託児あり(要申し込み)。
問い合わせは、同協議会の高田さん TEL/FAX江南(56)2263まで。

初節句の女の子大集合!!
昨年発行の「ひなまつり特集号」 ●ひなまつり特集号 2月25日に発行
大寒を前に寒さが一段と厳しくなり、春の訪れが待ち望まれるこのごろです。尾北ホームニュースはことしも中日新聞販売店と共同で「ひなまつり特集号」を発行(2月25日)します。当紙エリア内にお住まいで、平成17年1月以降に生まれ、ことし初節句を迎える女の子の写真を募集し、応募者全員を紙面でご紹介します。ご家庭の皆さん、紙面にかわいいお子さんの笑顔を掲載しませんか。ご両親の愛情を込めて、どしどしご応募ください。

応募方法       
最近の写真(サービス判)の裏面に、下記事項をお書きの上、1月26日(必着)までにお早目にご応募ください。お子さんの顔は
5a程度の大きさが適当です。
(1)お子さんの氏名(ふりがな) (2)生年月日 (3)住所 (4)電話番号(自宅および携帯電話) (5)世帯主名 (6)中日新聞をお届けしている販売店名 (7)お子さんへのメッセージ(10字以内) (8)誰からのメッセージですか(5字以内)
あて先

〒483−8107 江南市石枕町白山55の1、尾北ホームニュース「ひなまつり特集号」係へ、封書でお送りいただくか、お近くの中日新聞販売店へお届け下さい。なお、メールでの受け付けも行います。詳しくはここをクリック!!



 
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