子どもの秀作を展示 ・・・171119掲載
「江南市民まつり」を描く
子どもたちの秀作を集めた絵画展の話題を2題紹介します。まちづくり江南市民会議(中村兼議長)主催の「第1回江南市民まつり写生大会」入賞作品展は、今月26日まですいとぴあ江南1階ギャラリーで行われています。また、尾張と薩摩の文化交流を目的とした全国公募の「第8回笠沙児童美術展」があす20日から27日まで、清水屋犬山店6階イベントホールで開催されます。いずれも子どもたちの素直な心が表現され、芸術の秋を締めくくるのにふさわしい展覧会です。



←江南市長賞 田中杏治君(古知野南小4)の作品
●26日まですいとぴあ江南で「写生大会」入賞作品展
10月1、2日にすいとぴあ江南で開催された江南市民まつり写生大会には386人が参加し、江南市長賞受賞の古知野南小学校4年・田中杏治君ら36人が入賞しました。


●「海」をテーマに描く あすから清水屋犬山店で「笠沙児童美術展」
「第8回笠沙児童美術展」は、東シナ海に面した鹿児島県川辺郡笠沙町(11月7日、合併により南さつま市に)などが主催。同町出身で、現在扶桑町に住む洋画家・黒瀬道則さんが発起人となって始められた絵画展で、テーマは「海」。今回は鹿児島、愛知両県を中心に3238点(尾張地区1610点)の応募があり、310点が入賞及び入選しました。最高賞の笠沙児童美術展大賞には犬山市楽田小学校1年、林滉大君の「泳ぐ魚たち」が選ばれました。林君の作品は海流の流れに乗って力強く泳ぐ魚たちの姿が色彩豊かにダイナミックに表現されている点が評価されました。20日は午前11時から、元NHKキャスター・中村恭子さんの司会でオープニングセレモニーが始まり、授賞式、アトラクション、受賞者児童生徒によるテープカットが行われます。アトラクションは扶桑北中学校吹奏楽部演奏、馬頭琴演奏、ギター弾き語り、モンゴル民族舞踊。 笠沙児童美術展大賞、林滉大君(楽田小1)の作品

NPO団体「SHIPおおぐち」 設立記念の講演会
●東海テレビアナウンサー 庄野さんを講師に招く  〈11月23日〉
障害のある人も、ない人も、いきいきと暮らせる街づくりを目指し活動する「SHIPおおぐち(木野弓子代表)」は23日午後2時から、大口町民会館で「ともに生きる」と題した東海テレビアナウンサー・庄野俊哉さん=写真=の講演会を行います。「障害者いきいきプランナーズ大口」として、障害者の余暇活動などを企画する同会はことし7月に同町NPO団体として登録、設立記念事業として講演会を開くものです。
講師の庄野さんは、昭和40年兵庫県西宮市生まれ。立命館大学文学部卒業後東海テレビに入社、ニュース取材などを経て平日朝の情報番組「ぴーかんテレビ 元気がいいね!」の司会を務めています。障害のある子を含め1男2女の子育てに奮闘する父親でもあり、朗読ボランティアの活動にも力を入れています。講演会に先立ち、同1時45分からは「五条桜」による太鼓演奏が行われ、講演会後の同3時30分からは「地域でともに生きる」をテーマに、ハートフル大口の石田直美施設長と言語聴覚士の國島典子さん、庄野さんによるパネルディスカッションも予定されています。また、庄野さんの知人で、障害を持ちながらもカーペインティングなど個性的なアーティスト活動をする、東京都在住のAKIこと木下明幸さんも来場。庄野さんの講演中に、壇上で絵を描くパフォーマンスも予定されています。「多くの人に、自分たちの活動を知ってもらい、日常的に助け合える関係が築けたら」と話す木野代表。その第一歩として、たくさんの人に講演会を聞いてほしいと、来場を呼び掛けています。

サツマイモ掘りに大喜び
●扶桑町の「サタデースクール」
子どもたちが仲間とのつながりの中で、さまざまな体験を通してお互いに育ち合う機会にと、土曜日を利用して開催されている扶桑町の「サタデースクール」。5日には約100人の親子が参加して、5月から水やりや草取りをしながら育ててきたサツマイモの収穫をしました=写真。雨で延び延びになっていたイモ掘りでしたが、この日は快晴。土いじりが大好きな子どもたちは大喜びでイモを掘り、幼虫なども捕まえながら土の感触を楽しみました。
 掘ったサツマイモは、その場で父母が蒸して試食したり、各自3、4個ずつ持ち帰ったり。26日にはサツマイモを使ったケーキ作りも予定され、みんなで豊作を祝います。年に34回の開催を予定する同スクールでは、落花生作りや休耕田を利用しての泥遊び、はがきで紙トンボを作って飛ばすなど、さまざまな体験活動を実施。毎回、楽しみにしている子どもたちの様子に、社会教育指導員の大竹直人さんは「あまり咲くことがないという、アサガオに似たサツマイモの花も見ることができ、予定にない多くの発見もあるようです」と、話していました。今後も紙からくり作りやクリスマス会など、子どもたちに体験活動の場を提供していきます。

この人 この話題
●左官業は一生の仕事 技能五輪全国大会へ出場した山口高司さん(23)
壁や天井等を塗る専門職として大和・飛鳥の時代から連綿と受け継がれてきた左官業を、一生の仕事として日々精進に励んでいる山口高司さん(23)=扶桑町柏森=は10月末、山口県で行われた第43回技能五輪全国大会に愛知県代表として初出場しました。23歳を上限に、若手の技術向上のため左官や電工、石工など22の職種でその技能を競うもので、左官部門には地区大会を勝ち上がった約20人が参加。現在23歳の山口さんには、最初で最後の大会となりました。
6月の県大会で優勝し全国への出場を決めた山口さんは、岐阜県白川町出身で高校卒業後、江南市古知野町の叶瀬業務店に就職。実家が左官業を営み、父も兄も左官職人。専門知識を広げたいと仕事の傍ら、左官高等職業訓練校(名古屋市)でも3年間学びこのほど、左官技能士2級の資格も得ました。一人前になるまでおよそ10年。材料の選び方から仕上げの方法まで、その組み合わせは5年たった今もすべてを把握できないほどで、膨大な知識に加え、材料を引く速さや手際の良さといった体で覚えるしかない勘所など終わることのない修行が続きます。1カ月前から練習に専念し「自信を持って楽しんでやればいい」と送り出された全国大会は、残念ながら入賞することはできませんでしたが「同じ世代の仲間と知り合え刺激になった。満足のいく大会」と山口さん。愛知県からは14年ぶりとなった全国大会に「後輩にもぜひ参加してほしい」と話し、県左官業協同組合の理事長を務める川瀬和生社長も「若手の中心として後進の指導にも頑張ってほしい」と、大きな期待を寄せています。「仕事の成果が長く形に残るこの仕事が好き。自分の塗った壁はすぐ分かる。お客さんに喜んでもらえることが何よりの喜び」。一生続けられる仕事に出合えた喜びと誇りに、瞳が輝きます。

 ”楽しい年賀状”募集 !! 
●平成18年元日号で紹介 応募まってるワン !!
来年1月1日に発行する「尾北ホームニュース」に、あなたの年賀状を掲載しませんか!
【内容】年賀のあいさつ、新年の抱負・決意、来年のえと・イヌのイラスト、愛犬のスナップ写真を使うなど、あなたのアイデアで楽しい年賀状にしてください。
【用紙】官製はがき、または私製はがきでご応募ください。
【締め切り】12月10日(必着)までに、〒483-8107江南市石枕町白山55の1、尾北ホームニュース「紙上年賀状展」へ。住所、氏名、年齢は表面に明記のこと。
【発表】優秀作品を平成18年元日発行の紙面(カラー)で紹介します。採用分には薄謝進呈。
 
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