見ている人に驚きと喜びを 紙からくり・・・171015掲載
町民まつり(22日)で会員の作品を紹介 紙からくり保存会(扶桑町)
●愛知万博コンテスト・審査員特別賞受賞作品も (制作者/代表の山口明三さん)
「それぞれのアイデアを生かし、ユニークな作品ができるのがまた楽しみ」と、からくりの魅力を語る紙からくり保存会代表の山口明三さん=扶桑町柏森。同会は、山口さんのからくり作品を見て「弟子入りしたい」と集まった林光男さん、浅井幹雄さん、石田金弥さん、小川源昭さん、溝口吉和さん、河村共久さんの7人で作品作りを楽しんでいます。
紙からくり保存会の皆さん。山口代表は前列右から2人目。 何らかの仕組みや仕掛けで動き、見ている人に驚きや喜びをもたらすからくり。妻に絵を描いてもらうと話す小川さんに、「ボケ防止になるね」と妻が声を掛けてくれると笑う林さん、几帳面さが作品に表れる石田さん。首や舌が伸び、目の色が変わるろくろ首人形や、絵が次々に変わっていくびょうぶからくりなど個性あふれ、素材の紙を生かした優しい作品が出来上がっています。代表の山口さんは作品を、愛知万博愛知県ウイーク・パート2「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」に出品。14カ国、約600点の応募の中で32点の最終審査に残り、審査員特別賞を受賞しました。EXPOホールで9月18日、開いたり閉じたりするとどんどん絵が変わる「花火」と、扇が次々に開いていく「扇子」を家族3世代5人で披露、会場には感嘆の声が上がったと言います。
受賞作品やメンバー会心の作品は、22日に同町中央公民館で開催の「2005ふそう町民まつり」に展示。手に取ってからくりを楽しむことができます。

イオンで踊ろう祭 
●7団体が演舞、総踊りもあるよ 南山名秋まつり前夜祭(15日)
扶桑町の南山名秋祭り「第3回イオンで踊ろう祭」が15日午後7時から同8時30分まで「振り舞い健康 振り踊う仲間 さあ皆なで やろみゃいか」をテーマに、イオン扶桑ショッピングセンター駐車場で行われます。16日に行われる同地区秋祭りの前夜祭として南山名祭り実行委員会(黒木英夫委員長)が主催し、町内の大輪、ハッピー高木、素舞流、やろまい夢源隊、歩〜あゆみ〜、大口町の菜花、江南市の楽笑舞の鳴子踊りチーム約400人が演舞します。同7時からの10分間と同8時からの30分間は「サーエ扶桑」「よっちょれ」「ワッショイやろ舞」など、豊作を祝い仲間の健康を願って輪踊り・総踊りで地域を盛り上げます。その後、寺前と西村地区の地内を練り歩いたみこし2台が到着して前夜祭は終了。翌16日は昼ごろ、山那神社に7地区10台のみこしが集結して、秋祭りが行われます。

●真っ赤な花を咲かせます 扶桑町の鳴子踊りチーム「大輪」
「平均年齢はちょっと高いけれど、みんな元気で明るくまとまりが良いチームです。集中して練習するので、いつも本番はバッチリ」と、15日午後7時からの南山名秋祭り第3回イオンで踊ろう祭、22日のふそう町民まつり、29日の犬山秋のお城祭りへの参加に向け、練習に励む扶桑町の鳴子踊りチーム「大輪(浜崎万寿子代表)」=写真。30代から60代の踊り大好き仲間25人が、まちを元気にしたいと各地の祭り会場で、大輪の花を咲かせます。
4年前に同町の「やろまい扶桑」主催の鳴子踊り講習に参加したことがきっかけで、平成14年に山名地区の仲間が集まり発足。町内外で開催される祭りに参加し踊りの腕を磨き、ことしは愛知万博会場でも2度、仲間と一緒に汗を流しました。チームカラーは赤。オレンジから赤にグラデーションがかかった絽の法被の肩から背中には、大輪の菊が浮き上がっています。お気に入りの曲は、フォーメーションなどに工夫を凝らした「サーエ扶桑」の大輪版や「万博援舞ホーラコイ(伊藤多喜男作曲)」。現在、時として緩やかにそして激しく流れる木曽川の流れを表現した、オリジナル曲を作成中で、来年春以降に新作お披露目の予定です。
「仲良く、楽しくいつまでも踊り続けたい」と、日本ど真ん中祭り参加を目指して男女、町内外を問わず30代以上の元気な仲間を募集しています。練習は、同町公共施設で毎週木曜日午後7時15分から同9時30分まで、問い合わせは、浜崎代表TEL090−7603−0744へ。

学校づくりをまちづくりに 空き店舗を活用
犬山北小ギャラリー「学び庵」が誕生 ―犬山城下、中本町―
犬山市犬山、中本町の一角に犬山北小学校(加地健校長・595人)ギャラリー「学び庵」が誕生、同校児童の作品や地域ボランティアによるクラブ活動などの様子を紹介しています。「共に学び 共に育つ」をテーマに、学校と父母、地域の人たちが連携を取りながら子育てを推進する同校が、情報発信と地域の人たちとの交流の場として空き店舗を利用して開設したもので、学校づくりをまちづくりにつなげていきます。
古い町並みに合わせた外観
展示スペース 内部の改装や展示棚、看板などは同校職員や保護者らで手作りし、月曜から金曜までの店番も保護者のボランティアが交代で担当。土日、祝日オープンを望む声も、多く届いているといいます。作品を毎月、学年ごと順番に展示する予定で、父母や地域住民はもとより、行き交う観光客らも気軽に訪れる「学び庵」。校長室を「語らいの部屋」にし、子どもたちとの触れ合いの場を大切にする加地校長は「父母や地域の人たちとの会話から、子どもたちや地域のために進んで協力してもらっていることを実感し、ありがたい」と、人との交流の中で宝を見つけることが多いと話します。子どもたちや地域のためにと進んでボランティアをする父母らに支えられ、町並みになじむ「学び庵」。
今後は、作品展示に加え、読み聞かせや遊びの伝承、子どもたちが自分で育てた野菜の販売を体験するなど、地域の中での子どもたちの学びの場に発展させていきたいと考えています。「学び庵」の開館は、月曜から金曜の午前10時から同12時、午後1時から同4時まで。
愛・地球博185日間の記録 保存版を出版
●中日新聞店でお求めを
中日新聞社は「愛・地球博185days―保存版報道写真集」を出版しました。3月25日開幕式から9月25日閉幕式までの中日新聞の報道写真をまとめました。185日間の全ドキュメント、パビリオン、ロボット、食べ物、芸能公演などを特集した、多彩な内容となっています。愛知万博記念保存本の決定版です。定価1050円。A4判、オールカラー、168ページ。中日新聞販売店などで好評発売中。(問)中日新聞社出版開発局TEL052(221)1714


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