紙からくり保存会の皆さん。山口代表は前列右から2人目。 |
何らかの仕組みや仕掛けで動き、見ている人に驚きや喜びをもたらすからくり。妻に絵を描いてもらうと話す小川さんに、「ボケ防止になるね」と妻が声を掛けてくれると笑う林さん、几帳面さが作品に表れる石田さん。首や舌が伸び、目の色が変わるろくろ首人形や、絵が次々に変わっていくびょうぶからくりなど個性あふれ、素材の紙を生かした優しい作品が出来上がっています。代表の山口さんは作品を、愛知万博愛知県ウイーク・パート2「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」に出品。14カ国、約600点の応募の中で32点の最終審査に残り、審査員特別賞を受賞しました。EXPOホールで9月18日、開いたり閉じたりするとどんどん絵が変わる「花火」と、扇が次々に開いていく「扇子」を家族3世代5人で披露、会場には感嘆の声が上がったと言います。 |