見ている人に驚きと喜びを 紙からくり・・・171015掲載
町民まつり(22日)で会員の作品を紹介紙からくり保存会
(扶桑町)
●《本年度〜来年度》古墳範囲確認調査を実施
犬山市犬山北白山平にある史跡・東之宮古墳で9月18日、古墳範囲確認調査の現地説明会が行われ、犬山市民をはじめ全国各地から古墳研究家など約300人が訪れました。説明会は午前と午後の2回行われ、愛知県埋蔵文化センターの赤塚次郎さんと同市文化財課の渡邉樹さんが古墳の規模や形状、調査の目的などについて解説しました。
東之宮古墳の碑
現地説明会で発掘調査の様子を見学する参加者 ●前方後方墳
標高143bの白山平山頂に立地する東之宮古墳は、約1700年前に築かれた前方後方墳。昭和48年3月に後方部頂上で盗掘があり、同年8月にその状況を確認するため発掘調査。後方部に竪穴式石槨の存在を確認、多数の副葬品が出土しました。当時、墳丘や周辺の調査はなされず、その後約30年が経過。そこで、同市教育委員会は墳丘の規模や北東・南西側にある平坦面の性格、葺石の残存状況を調査しようと、本年度から来年度にかけ範囲確認調査をすることにしたものです。今回の5カ所の発掘調査で分かってきたのは、同古墳は岩山を削って平らにし盛り土をして造成、角石や川原石などが葺石に。その川原石は白山平山で採取したものとは考えにくく、山麓から運んだであろうことなど。
古墳の大きさは墳長72b、後方部48b×49b、高さ8b、前方部幅43b、高さ6b。赤塚さんは「いったん平らにしてから盛り土をし、山麓から運んだ石などで葺石をするなど、人も日数もかかるかなり大がかりな工事が行われたと考えられます」。渡邉さんも「出土した副葬品から見ても貴重だとは思っていたけれど、かなり力を持った人物だったと思われます」と、古墳の規模だけでは計り知れない被葬者の権力を示していると説明しました。同市は今後も調査を重ね、市民が地域の歴史に触れることができる史跡公園として、整備を進めていく予定です。

地域の「共助」が生死を分ける 
自主防災について話す栗田暢之さん ●大口町秋田地区で自主防災講演会
大口町秋田地区(鈴木清七区長、682世帯)は9月24日、同地区学共で住民の防災意識をより高めたいと「秋田区第1回自主防災講演会」を開催。愛知県防災課の辻藤和美さんによる「行政と自主防災組織との連携ー地域協働社会の形成に向けてー」と、(特)レスキューストックヤード代表理事の栗田暢之さんによる「地震災害における自主防災について」と題した講演を聞きました。同地区の住民ら約90人が参加。栗田さんは、何よりも大切な命を守るため、家屋の倒壊や家具の転倒防止、防災品や緊急時の連絡方法などを日ごろから備えておく必要性を話しました。また、地域の「共助」が大きく生死を分けることから「地域コミュニティー」の大切さを力説。避難所までの危険個所確認や避難所のルール作りなど、課題を出し合い災害図上訓練をするなど「ショー」に終わらせない防災訓練メニューの内容紹介などをしました。
「人口呼吸や応急手当てなど、救急救命法を機会あるごとに学んできたけれど、災害が起きてからではなく、事前に準備することが大切」と話す鈴木区長。いざというときに動けるよう、役員で話し合いながら自主防災組織も見直したいと考えています。防災関係を担当する同町行政課では「地区ごとの取り組みが、何よりも大きな力になる。この取り組みが、町全体の防災意識の啓発につながれば」と、地域住民の意識の高まりを望んでいます。

エコの街 ”江南” 目指して
●多彩な内容の「環境フェスタ江南2005」 きょう、あす江南市民文化会館で
「みんなで創ろうエコの街江南」を合言葉に、江南市と市民でつくる環境フェスタ江南実行委員会(安藤節夫会長)主催の「環境フェスタ江南2005」が8、9日、江南市民文化会館で開催されます。
昨年まで、「消費者ふれあいプラザ」「リサイクルフェア」として同市民体育会館で行っていたものを一体化したもので、市民一人ひとりが地球規模で環境を考え、足元から行動するきっかけにしてほしいと多彩な内容で企画。古知野中学校吹奏楽部によるエコ演奏会や、創作童話作家「おじん」こと鬼頭隆さんによるエコ童話会も予定されています。
主なイベント内容は、次の通り。
【小ホール・8日のみ】
オープニングセレモニー(10:00)シンガーソングライター・鬼頭瑞希さんのピアノ弾き語りミニコンサート◆わくわくエコ集会(13:30)テノール歌手・神田豊壽さんの地球温暖化防止の歌、環境美化啓発ポスター等優秀作品・ごみ減量優秀作文表彰と発表、古知野中吹奏楽部エコ演奏会、鬼頭隆さんのエコ童話会
【1階】紙すきコーナー、高齢者疑似体験コーナー、粗大ごみ展示・無料配布コーナー(申し込みは9日正午まで)、リサイクル品・ごみ減量機器等の展示
【2階】防災グッズ・エコ商品コーナー、ポスター・リサイクル作品展示、江南おもちゃ病院「スマイル」、リサイクル親子工作教室、ペットボトルのいかだコーナーなど。
【屋外】フリーマーケット、バザー、燃料電池車「すいそくん」展示など。


昨年度、環境美化啓発ポスター最優秀賞を受賞した米田壮利君(当時、布袋小6年)の作品を取り入れたことしの「環境フェスタ江南2005」のポスター(右)

 万博最後の舞台で演奏 古知野中箏曲部
江南市の古知野中学校の箏曲部23人は9月25日の愛知万博ファイナルコンサートに出演。編曲六段、童夢などを演奏しました=写真。
「一生忘れられない」「緊張したけど参加してよかった」と、子どもたちは万博のファイナルコンサートという大舞台に参加した感動を話しています。
 
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