第7回にっぽんど真ん中祭り・・・170827掲載
丹羽郡から2チームが初出場
いよいよ本祭(きょう・あす)
名古屋の暑い夏をより熱くする「第7回にっぽんど真ん中祭り(どまつり)」が26日の前夜祭で開幕。27、28日には、名古屋市中区の久屋大通公園会場を中心とした20会場で本祭が行われ、175チーム約2万人が地域や世代を超え踊り乱れます。1999年の第1回は26チーム1500人が参加し、観客動員32万人だった「どまつり」はことし7回を数え、県内115チーム、県外54チーム、海外6チームが参加し、観客動員200万人が見込まれる一大イベントに成長。10チームのみが踊れるファイナルステージを目指して踊りの腕を競います。
結成は4年前という大口町の「菜花」 ●大口町の「菜花」(さいか) 2歳〜中3のキッズチーム
そのファイナルステージに立つのを夢見て初参加する、大口町のキッズチーム「菜花(丸山紀代乃代表)」。メンバーは、2歳から中学3年までの約70人で、和太鼓隊として大人10人が加わりチームを盛り立てます。結成は4年前で、町内のやろ舞い大祭や犬山市で開催されるBONダンス、犬山踊芸祭、万博の大口町の日・お祭り大乱舞、新栄で開催された芸術文化クラブイベントに出場するなど、実績十分の同チーム。「どまつり」に向け作った「大口童囃子(わらべばやし)」で初出場を飾ります。「かくれんぼするものよっといで〜」で始まるオリジナル曲は、土のにおい、太陽のにおいを感じさせる懐かしさいっぱいのふるさとを表現。大口の菜の花畑を裸足で走り回る子どもたちにぴったりの振り付けで、大口町をアピールします。
●「地方車」を仕立ててパレード
衣装はグリーンにオレンジの江戸法被。主役を務める2歳から6歳の子どもたち20人はとっておきの白法被をまとい、背に描かれたアゲハチョウのように舞い踊ります。メンバーの鈴木千文さん、吉田梢さん、土井菜名実さん、荻原真琴さん、井上夏槻さん(いずれも大口西小5年)は「声を出しながらステップを踏み、笑顔をまき散らして踊りたい」と意気込みを見せ、演舞指導もする丸山さんは「2歳は2歳なり、10歳は10歳なりの役割をしっかり果たしてくれている子どもたちの、本番でのパワーに期待するのみ」と、音響器材を積んだ先導車「地方車(じかたしゃ)」を仕立ててのパレードで踊る4分30秒に今までの練習を凝縮させます。27日午後7時32分からは久屋大通公園メーンステージで演舞、テレビ愛知での放映も予定されています。

●扶桑町の「素舞流」(すまいる)
             メンバーは6歳〜60代の56人
扶桑町の鳴子踊りチーム「素舞流(飯沼君江代表)」も「どまつり」に初参加、メンバー全員一丸となって練習に励んでいます。4年前、盆踊りや鳴子踊りができたら楽しそうと、飯沼代表が中心となり数人で「スマイル宮島」を結成。その後、口コミでどんどんメンバーが増え、2年前「どまつり」に出ることを目標に「素舞流」と改名し、町内の行事や瑞浪市、長久手町などにも遠征に出掛けています。愛知万博長久手会場で行われたあいちお祭り大乱舞に、町内の4チーム合同で参加。9月12日の扶桑町の日にも、あいち・おまつり広場で踊ります。
親子参加が多い扶桑町の「素舞流」
現在メンバーは6歳から60歳代の男女56人。そのうち小中学生が33人で、メンバーのほとんどが親子で参加というアットホームなチーム。「どこへ行くにも何をするにも全員が一致団結し、一緒になって行動するのが素舞流の良さ」と話す飯沼代表。「どまつり」で踊る曲は、「新扶桑音頭」を取り入れたオリジナル曲「風(かざ)ふそう」で、作曲は渡辺康裕さん=半田市=、振り付けは渡辺さんの妻りえさん。世代を超えて、鳴子を打ち鳴らしながら踊る「風(かざ)ふそう」は、和と勢い、優雅さ、そして子どもの格好良さを表現した踊りで、それに合わせ衣装もすべてメンバーらの手作りです。メンバーで踊りの指導もする柳瀬泉さんは息子3人と一緒に参加。「どまつりは初参加ですが一生懸命練習してきました。楽しく笑顔で踊れたらいい」と意欲的に話しています。27日午後1時24分から大須観音会場、28日午後1時45分から久屋大通公園メーンステージなど2日間に6会場で踊りを披露します。問い合わせは飯沼代表、TEL扶桑(93)1931、ホームページは http://smile-fuso.hp.infoseek.co.jp/

●感動を伝える踊りを
第7回にっぽんど真ん中祭りに出場するこの地方のチームは、菜花、素舞流のほかに6チームあります。江南市の楽笑舞、愛知江南短期大学ダンスサークルasuka。犬山市の笑゛、One。扶桑町の歩〜あゆみ〜。大口町のあさぎ。祭りでは、踊りの曲に地元の民謡の一節を取り入れることと、必ず手に鳴子を持って踊ることの2点が定められていますが、音楽や振り付けは各チームのオリジナル。それぞれに衣裳やメイクもひと工夫し、見る人に感動を伝える踊りを作り上げます。

AEDを使って、救急街頭講習会  
江南・犬山・丹羽で来月開催
年間2〜3万件、交通事故による死者数の3〜4倍にも上ると推測される、自宅や路上などでの心停止から命を救おうと江南市・犬山市・丹羽郡の各消防署は、救急の日(9月9日)を前後してAED(自動体外式除細動器)を使った救急街頭講習会を開きます。日本ではこれまで、AEDの使用は医師や救急救命士に限られていましたが、昨年7月からは一般市民も使えるようになり、愛知万博の会場でもAEDが役立ち5、6月には41歳と62歳の男性が命を取り留めました。AEDは心臓に電気ショックを与えて正常な状態に戻す医療機器で、音声に従って操作するだけの簡単なものです。講習を受けなくても使用できますが、各消防本部や出張所では、毎月行う普通救命講習会にもAEDを取り入れているので、「ぜひ一度体験してほしい」と呼び掛けています。街頭講習会の日時・会場は、次の通り。
◇丹羽消防署 9月3日午前10時〜正午、アピタ大口店1階中央入り口
◇犬山市消防署 同4日午前10時〜午後3時、イトーヨーカドー犬山店1階セントラルコート
◇江南市消防署(1)同4日午前10時〜午後4時、平和堂東海江南店2階(2)同10日午前10時〜午後4時、アピタ江南店2階
誰でも気軽に体験できるほか、心肺蘇生法の体験などもできます。
操作が簡単なAED
 
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