犬山の桃、出来上々 もも品評会・・・170730掲載
糖度も十分 〜出荷は8月初旬まで〜
犬山市内で生産されるモモの栽培改善や、出荷技術の向上を図ることを目的とする、同市果樹園芸組合連合会主催の「第22回もも品評会」が19日、愛知北農業協同組合犬山支店で行われ、愛知県知事賞をはじめとする16の賞の受賞者が決まりました。
箱入りのモモを審査する関係者の皆さん ●県知事賞は伊東正喜さん
品種は、ピンクに色づいた表皮に白色の果肉が特徴の白鳳系で、ことしの応募総数は45点。一箱20玉のモモの着色、熟度、病害虫、外観、糖度の審査項目に従い、尾張農林水産事務所の職員や市場関係者、農協関係者ら8人が審査に当たりました。ことしの開花始めは4月6日で例年に比べて遅かったものの、開花盛りは4月10日で着花量はやや多め。5、6月に雨が少なかったことでやや小粒だと言われていますが、7月に入ってからの雨量で回復傾向にあり、糖度も十分だということです。取り扱いには特別気を使うモモの、収穫時期を見計らっての出荷は8月初旬まで続きます。


熱い夏”本番 
●江南七夕まつり・市民サマーフェスタ 8月5〜7日開催
江南の夏を彩る第30回江南七夕まつり・市民サマーフェスタが、8月5日から始まります。7日までの3日間、江南市内13カ所の商店街で七夕飾りが装飾され、7カ所の商店街で多彩なイベントが繰り広げられます。

阿波踊りを楽しむ江南市民ら=昨年の江南七夕まつり・市民サマーフェスタ
開催式は5日午後6時から江南駅前広場で。江南幼稚園、江南第二幼稚園の園児による演奏がまつりムードを盛り上げます。期間中のイベントは昨年2会場で延べ1000人が参加した「江南阿波おどり大会」をはじめ、盆踊り大会、よさこいおどり、和太鼓、バンド演奏、夜店など。昨年に続いて、ことしも「商店街スタンプラリー」が行われ、専用用紙に2カ所のスタンプを押して応募箱に投函すると、抽選で江南市内共通商品券(1000円分)が当たります。江南阿波おどり大会の開催時間と場所は次の通り。
▽5日午後7時30分〜、布袋ふれあい会館前特設会場
▽6日午後7時〜、江南駅前広場
(問)第30回江南七夕まつり・市民サマーフェスタ運営委員会(江南商工会館内TEL江南(55)6245)


小学生と高齢者 将棋で交流 〈扶桑町〉
扶桑町では、学校が休みの土曜日に「WAKUWAKUサタデー」と題した小中学生対象の教室を開催。7、8月にはプログラムの1つとして「子ども将棋教室」が同町総合福祉センターで開かれています。「WAKUWAKUサタデー」は、学校ではできないことを楽しむ世代を超えた交流の場を目的に行われており、全5回の同教室には小学生20人が参加しています。
講師を務めるのは同町高齢者将棋同好会(山田碩夫代表)で、ルールやマナーの説明をはじめ、駒の並べ方や動かし方などの基本から戦術、実戦ゲームなど丁寧に指導しています=写真。6年前、同センターを利用する将棋好きが集まって結成した同好会の会員は現在46人。休館日以外は毎日将棋を楽しみ、年3回、大会も開いています。「将棋はいくつになっても楽しめるので、覚えて続けてほしい」と山田代表。参加した子どもたちには将棋の経験者も多く、「やるな〜」「それはいい手だ!」など、講師から驚きの声も聞かれました。大西真史君(山名小4年)は「5歳の時からお父さんと指している。将棋は楽しい」。弟の真司君(高雄小2年)と参加した鳥井友里恵さん(同5年)は「相手の守りが効いてないところを探るのがおもしろい」と、対局を楽しんでいました。

少年非行は地域の問題 〜社会を明るくする運動〜
●江南でビデオ・朗読の夕べ
江南保護区保護司会(河井隆会長)は16日、江南市更生保護女性会(福田菊江会長)等の共催で第55回社会を明るくする運動の一環として「ビデオ・朗読の夕べ」を五明公民館で開催しました=写真。「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生についての理解を深め、力を合わせて犯罪や非行のない明るい社会を築こうと呼び掛ける全国的な運動。同集いには、江南警察署の片岡源之生活安全課長や福田一功五明区長、布袋小学校の伊藤浩校長はじめ、子どもから大人まで約220人が参加しました。
昨年の同運動作文コンテストで、法務大臣賞を受賞した作品「言葉の大切さ」と「明るい社会を目指して」を、岩田雄介君(布袋小5年)と岩田真理子さん(布袋中3年)が朗読。暴力行為で少年院に収容され仮退院した少年が、保護司や周囲の人とのきずなから更生を誓う物語「Walk Together!」のビデオも上映しました。参加者の中には涙ぐむ姿もあり、山内あかねさん(布袋小6年)は「暴力は絶対にいけないと思う」と感想を話していました。保護司の福田雅太郎さんは「少年非行の現状は少年だけの問題ではなく、地域社会全体に提起された課題。地域住民や家庭、学校、関係機関が手をつないで取り組むことが大切」と、地域が一体となっての犯罪や非行防止と更生支援活動の必要性を訴え、同女性会の福田会長は「女性の持つ細やかさと温かさで、支援活動をしていきたい」と話しています。30日には、午前10時から古知野西公民館で「ビデオと朗読の会」を開催。多くの参加を呼び掛けています。

犬山へ乗り入れ 
●各務原市のふれあいバス 7月より
木曽川を挟む犬山市、各務原市、可児市、美濃加茂市、坂祝町が平成15年度から進めている、日本ライン広域観光交流事業「木曽川夢空間事業」の1つとして、各務原市のふれあいバスが7月からの土・日・祝日、犬山遊園駅と犬山城に乗り入れ、航空宇宙科学博物館や河川環境楽園などを結んでいます。名鉄新鵜沼駅を起点とする環状線で、右回りと左回りルートをそれぞれ1日3便運行、乗車料金は100円(未就学児は2人まで無料)です。犬山城から航空宇宙科学博物館までは25分、河川環境楽園までは48分。お客さん同士の交流や、犬山遊園駅から犬山城への観光客の足としても利用ができます。

議員定数削減へ   
●改革検討協議会 江南市議会
江南市議の有志でつくる「江南市議会改革検討協議会」は20日に3回目の会合を開いたところ、28人全員が出席、議員定数削減について話し合いました。会合では一人ひとりに意見を求めました。少子化や急速な景気回復が望めないこと、国や県からの補助金や地方交付税交付金の減額など市の財政状況を考えると議会も改革しなければならない、など、削減の必要性を認める意見が過半数を占めました。次回の会合は8月1日に開催。テーマは「議員定数の削減数について」。河合正猛委員長は「市民の声を吸い上げるには、また、市民の皆さんがプラスになるには議員は何人が適正か考えていきたい」と話しています。
 
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