日米の少年少女が音楽交流 ・・・170716掲載
31日に犬山市民文化会館で合同演奏会
犬山少年少女合唱団(林りえ保護者会長)はこの夏、アメリカの子どもたちと合同演奏会を開催、音楽で交流します。アメリカのボストン児童合唱団が、愛・地球博の「こども合唱フェスティバル」に参加するのをきっかけに行うもので、合同演奏会は31日に「日米少年少女合唱団国際交流コンサート」と題して、犬山市民文化会館で開催されます。犬山市・(特)犬山音楽文化協会共催。
国際交流コンサートに向けて練習する犬山少年少女合唱団の子どもたち ボストン児童合唱団と犬山少年少女合唱団のほか、扶桑児童合唱団、かかみのキッズ等も出演し、「ふるさとの四季」と題した唱歌メドレーや「となりのトトロ」など、9歳から13歳までの32人のボストンの子どもたちが、浴衣を着て歌う場面もあります。毎週土曜日、練習に励む犬山少年少女合唱団のメンバーは「ボストンの子たちと、いい演奏会ができるのを楽しみに頑張っています」と、一段と熱が入ります。赤塚尚武同協会理事長は「日米の子どもたちが、音楽を通していい思い出ができれば。そのためにも、大勢の人に聞いてほしい」と話します。 コンサートの詳細は次の通り。
◎第2回こども合唱フェスティバル(29日午後5時、愛知万博EXPOホール)ボストン、シカゴ、サンフランシスコ、コロラド、犬山、大垣、豊田などの合唱団が参加。
◎日米少年少女合唱団国際交流コンサート(31日午後2時、犬山市民文化会館)ボストン、犬山、扶桑、各務原の合唱団が参加。※開催協賛金1000円(同会館で発売中)
◎クロージングコンサート(8月1日午後3時、博物館明治村サビエル天主堂)ボストン、犬山の合唱団が参加。※要入村料。
なお、29日から31日まで、ボストンのメンバーが犬山近郊でホームステイをします。同協会は、若干のホストファミリーを募集中。男子用も含め、浴衣の募集もしています。(問)犬山市役所生涯学習課TEL犬山(61)1800
●ペア5組ご招待
31日日米少年少女合唱団国際交流コンサートに、ペア5組をご招待します。ご希望の方はこちらから!携帯電話&HPプレゼント申込承中

「戦争」を考える夏 60年前の戦争体験を本に 
●江南の長谷川さん 名古屋城炎上から戦後の混乱まで
江南市赤童子町の長谷川園子さん(75)の戦中から終戦直後までの体験をつづった『あゝ炎の鯱』が、東京の出版社・碧天舎から特別企画『終戦記念〜追悼〜』出版化奨励作として20日に出版されます。

本を手にする長谷川園子さん
3部構成で、第1部は名古屋城から1キロほど西にあった実家で、城に白煙が上がる様子を手を合わせて見守った昭和20年5月14日の名古屋空襲。第2部は、名古屋城炎上から終戦までの、一宮市の繊維工場での勤労学徒動員。劣悪な職場環境と食料不足による栄養失調で失明する生徒たち。ダニやシラミなどの寄生虫による皮膚病に苦しみ「終戦があと何カ月か遅かったなら、わたしたちは間違いなく、餓死していました」と長谷川さん。第3部は、終戦後の混乱の中で孤児の保護活動に当たった日々。60年前の体験が体の中に染み込んで、熟成され、今、自分の言葉で語ることができるようになったと話し、「あの体験は、とても言葉では表せない壮絶なもの。1人でも多くの、若い人に読んでもらいたい。現在の高齢者がどんなに苦しい時代を過ごしてきたのか知ってほしい。その人たちのエネルギーが今の繁栄をもたらしていることを知ってほしいのです」と。必死に生きた1人の少女の体験とともに、歴史を顧みる機会にしたい本です。『あゝ炎の鯱』四六版、132ページ、価格1050円。問い合わせは、長谷川さんTEL江南(55)7666

明るい社会を願って街頭キャンペーン
●〈扶桑〉保護司、更生保護女性会員、LC会員、園児らが参加 
「すべての国民が犯罪や非行を犯した人たちの更生に理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ犯罪や非行のない明るい社会を築こう」と、第55回社会を明るくする運動街頭キャンペーンが5日、扶桑町のイオン扶桑ショッピングセンターで行われました。
街頭キャンペーンに参加した皆さん=イオン扶桑ショッピングセンターで 同町保護司会(今枝太郎代表)と同町更生保護女性会(河田美代子会長)主催。毎年7月を運動月間に、全国的に展開されているものです。当日は、江戸滿町長や丹羽ライオンズクラブ(村上金守会長)の会員をはじめ、扶桑幼稚園(水谷林八園長)の年長児58人も参加。犬山署(都築豊賞署長)の田中忠雄生活安全課長から一日ちびっこ警察官の任命を受け、鼓笛隊の演奏や、同女性会のメンバーと一緒に来店者に啓発チラシや風船を手渡しました。

500株が開花 
アメリカフヨウ=昨年 ●扶桑緑地公園のアメリカフヨウ
暑い季節に元気良く咲くアメリカフヨウがことしも、扶桑町の木曽川扶桑緑地公園遊歩道で赤やピンク・白のあでやかな姿を見せ始めました。山那フラワークラブ(松山敏代表)がメーンの花として平成3年から大切に育ててきたもので500メートルほどの遊歩道沿いに約500株。直径10〜25センチほどにもなる一日花で、夜が明けるころ満開に。今年は雨が少なく開花が遅れていましたが、23日の大暑のころ最盛期を迎え、8月上旬まで楽しめるということです。
 
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