手記や爆撃地図展示 ・・・170709掲載
江南の空襲から60年 昭和20年7月13日未明、死者32人
●江南市歴史民俗資料館で企画展開催中(8月21日まで)
「・・十時八分警戒警報発令 二十三時六分空襲警報発令 十三日午前一時半頃敵襲にあふ。校地内黄燐焼夷弾落下数約三十、内一弾は第二校舎職員室の西隣教室に落下炎上す。・・」。古知野南小学校の学校日誌に記されている、60年前の昭和20年7月13日の江南空襲の事実。空襲の記録を展示する企画展「江南の空襲60年」が、8月21日まで江南市歴史民俗資料館(丹羽威光館長)で開催されています=写真下。
江南市域の空襲の状況を示した地図。米軍B29部隊が北西方向から3列になって奇襲したと思われます。
●「戦争」を考える夏
マリアナ諸島(サイパン、グアム)を基地とする、米軍B29部隊による本格的な本土空襲が始まったのは昭和19年11月。同20年3月の東京大空襲からは夜間低高度の焼夷絨毯爆撃も行われ、同6月中旬以降は、全国の中小都市もその対象となっていきました。12日、サイパン島を離陸した第73航空団の118機は琵琶湖上空に達した後、一宮を目指して進入。この日は雲が多かったことから、当時のレーダーでは位置を正確にとらえられず、江南、犬山、大口、小牧など広範囲で被害を受けることになりました。江南市域の被害数は死亡者32人、被災家屋48軒と言われています(丹羽宗房さん『7・13空襲の記憶』と『江南市史』より)。

●古南小も被災
古知野南小学校校舎に投下され発生した火災の、消火活動の様子をつづった古池広一さんの手記『空襲記録』や、空襲体験者の聞き取り調査をまとめた、丹羽宗房さんの『7・13空襲の記憶』。同7月28日の一宮空襲を予告する「日本國民に告ぐ」と表された、古知野地区内で見つかったビラや、学校日誌、焼夷弾の現物が展示されています。「江南市で空襲があったことを知らない人が多くなってきました。戦争体験を風化させないためにも、この事実を伝えたい」と話す丹羽館長。戦後60年、どの世代の人たちにも「戦争」について考える夏になってほしいと、貴重な資料を公開しています。



力士と触れ合う 

扶桑・高雄南保育園児

10日から始まる名古屋場所を前に6月23日、稲沢市に宿舎を構える東関部屋の力士2人が扶桑町の高雄南保育園(小室扶美子園長、131人)を訪問。園児や保護者らと一緒に、楽しいひとときを過ごしました。同園のPTAが長年にわたり主催するもので、21歳の高木村(序二段)と18歳の竹内山(同)の力士2人を目の前に、笑顔いっぱいの子どもたち。「好きな食べ物は」「好きなテレビは」と園児だけでなく、保護者からも「髪の長さは」「まわし姿でトイレはどうするの」と質問があり、一つ一つ丁寧に答える2人。園児お待ちかねの取組タイムでは、体重100キロの2人も子どもたちのパワーに押され気味=写真。年長のひらばやしもえちゃんは「とってもおもしろかった。でもちょっと弱かったかも」と、大満足な様子で話していました。

花いっぱい写真展
●江南市役所ロビー
「季節の花が咲く潤いのあるまち」を目指す江南市が、(財)郵政互助会の地域活性化貢献事業の支援を受け開催した「第4回花いっぱいコンクール」の入賞者と佳作者の庭を紹介する写真展が15日まで、同市役所ロビーで開かれています=写真。展示写真は28点で、入賞者8人が工夫した点なども添えられています。

ペットボトルロケット作り教室 受講者募集 
講師の片岡さんと制作するペットボトルロケット


●中日”夢”サークル(親子対象)

夏休みに、親子で協力して世界に1基しかない、自分だけのペットボトルロケットを作って、大空へ飛ばしましょう!中日新聞販売店と尾北ホームニュース共催の地域事業第27回「中日”夢”サークル」は、親子を対象にした、ペットボトルロケット作り教室を開催します。申し込み方法など詳しくは、「中日”夢”サークル」コーナーをご覧下さい。
 
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