犬山城下で盛大に「お木曳き」・・・170618掲載
ご神木を歓迎
式年遷宮”序章”に沸く
伊勢神宮の「第62回式年遷宮」(平成25年)に向けて、20年ぶりのご神木奉迎送行事が6月6、7日に尾北地方で行われました。ご神木は「皇大神宮・豊受大神宮」のご神体を納める器「御樋代」に使われる樹齢300年の木曽ヒノキ。今月3日に長野県上松町で切り出され、長さ約10メートル、直径約60センチの3本がトラックに積み込まれて、6日に犬山入りしました。かつて、遷宮に使われるすべてのご用材は木曽川の水運で伊勢まで運ばれていました。陸送に変わった現在でも「ご神木だけは古例に近い形で、奉搬したい」ということから、木曽川沿いに運ばれています。
市民らによるお木曳きで針綱神社境内に向かうご神木=犬山市で 草井渡跡のご神木=江南市で 古知野神社を出発するご神木=江南市で
6日の滞泊地となった針綱神社では、同日午後4時30分から神宮御用の印である「太一」の文字が入ったはんてんを着た市民ら約600人が「お木曳き」行事に参加。3本のご神木をトラックごと、どんでん館前から同神社まで約800メートルの距離を、丸山木遣保存会を先頭に引っ張りました。ご神木が本殿前に到着した後、奉迎祭が行われ栗栖野神楽などの伝統行事が奉納されました。7日朝は奉送祭が行われた後、江南市へ。愛岐大橋西の草井渡跡では、付近の家々も国旗を掲揚して出迎え。大勢の人が見守る中、約30分間にわたって奉迎送祭が行われました。ご神木はこの後、名草線を通って古知野神社へ。 同神社前でよさこいダンスチーム「楽笑舞」による演舞が終わると、ご神木が到着し、境内は日の丸の小旗を持った市民らで熱気に包まれました。約40分間の奉迎送祭の後、同祭奉賛会の大池良平名誉会長と氏子総代が木やり歌で送り出しました。ご神木は一宮市、津島市などを通って三重県に入り、9日伊勢神宮到着。ご神木奉迎送行事は、愛知県内だけでも15カ所で開催。「多くの人々の奉祝の誠と真摯な祈りを受けて、祭りに祭りを重ねて正に御樋代にふさわしいご神木になっていく」といわれています。

鳴子踊りのパワー全開 
●犬山踊芸祭
第2回犬山踊芸祭が4、5の両日、犬山市の石作公園をメーン会場に、犬山駅東側からくり広場一帯、犬山城前広場など5会場で、延べ122の鳴子踊りやヒップホップ、エイサーのチームが参加して開催され、参加者は舞台狭しと、熱い踊りを披露しました=写真。石作公園では両日とも「笑゛」の踊りでスタートし、地元を代表するチームの気合いが入った舞いに、観客は釘付けに。5日は、からくり広場から梅坪跨線橋北交差点までの約200メートルを10数チームが練り歩くパレードが行われ、道行く人から拍手が送られました。

参加チームは東海3県や長野・滋賀、遠くは高知など各県から訪れ、ほとんどのチームが犬山に宿泊。「犬山を知ってもらう良い機会にもなったのでは」と、実行委員の田中力さん=東古券=は話し「参加チームのエリアも広がり、各チームから熱いエールもいただいた。たくさんのボランティアさんのおかげで成功しました」とも。実行委員会(五島博則委員長)は「今後もパワーある鳴子の良さを幅広く知ってもらうとともに、犬山をアピールしていきたい」と考えています。フィナーレは、「笑゛」と総踊り。どのチームも、閉会を名残り惜しむ気持ちを最後のパワーに乱舞し、会場は沸き上がりました。

江南のカーテン生地 万博でPR
●愛・地球博 〈尾張西部地域の日〉
「自分たちのまちを自分たちの手で良くしよう」と活動するまちづくり江南市民会議(中村兼議長)は、愛・地球博長久手愛知館で尾張西部地域の日の2日、江南市の地場産業であるカーテン生地を使ったファッションショーを行いました=写真。地場産業のカーテン生地のPRや、はぎれの有効利用、服飾を勉強する学生に日ごろの成果を発表する場を提供するためにと、同市民会議が平成10年から毎年開催するファッションショーを万博会場で披露したものです。同日午前と午後の2回、万博のステージに立った14人は、「万博に出られるとは思っていなかったので良い記念になります」と、声を弾ませていました。

 韓国でホームステイしませんか 江南市国際交流協会
●10月の市民海外派遣団員を募集
江南市国際交流協会は「韓国(ソウル)でホームステイをしながら国際交流を体験してみませんか」と、市民海外派遣団員を募集しています。同事業は、外国の文化を体感しながら交流を深めることで、国際感覚と広い視野を身に付け、帰国後は外国人との交流など、積極的に地域活動の振興に努めることなどを目的に行うものです。派遣期間は10月13日〜同17日(ホームステイ3泊を含む)で、対象は市内に2年以上在住、在勤の満18才以上の人10人(作文と面接で決定)。参加料は8万8000円程度。そのうち半額が同協会より補助されます。申し込みは、同市役所企画課、各支所に設置されている応募申し込み書に記入の上、調査したい内容などを協会指定の原稿用紙にまとめて(400字詰め3枚以内)、6月30日までに同協会事務局(企画課内)まで提出してください。問い合わせは、同協会事務局TEL江南(54)1111(内線318) 
 
戻 る