木曽川うかい 昼うかいで幕開け・・・170521掲載
万博開催で期間拡大(10/15迄)
犬山市の「木曽川うかい」は、今から340年ほど前、犬山城主成瀬家3代目・成瀬正親公(1639〜1703年)が、故郷三河より、2人の鵜匠を呼んで御料鵜飼(殿様の保護を受ける代わりにアユを献上する鵜飼い)として始めたといわれています。この伝統ある「木曽川うかい」が、愛・地球博の開催を記念して、ことしは従来の開催期間(6月1日〜9月30日)を拡大して10月15日まで開催されます。

「ウ」がしっかり観察できる昼うかい

かがり火に点火する(左から)桑原社長、石田市長、森市長
●うかい開きにお年寄り招待
11日に開催されたうかい開き「昼うかい」には、石田芳弘犬山市長、森真各務原市長、桑原正則木曽川観光(株)社長と、犬山・各務原両市の老人福祉施設などから招待された皆さんら約250人が参加しました。神事および式典の後、石田市長が「日本では11カ所で鵜飼いが行われています。鵜飼いは、美しい魚アユをとる、最も美しい日本の伝統文化。その中でも三大鵜飼いが尾張・美濃で行われているということは、この地方が美しい日本を表していると思っていいのでは。伝統ある鵜飼いの中にアイディアを盛り込んで、いろいろな挑戦をして、より多くの人に美しい木曽川、そして伝統文化を見てほしい」とあいさつ。伝統の中にアイディアを盛り込んだ「昼うかい」は、水面をわたるさわやかな風を受けながら、「ウ」の動きがしっかりと観察できます。水中で魚を追う俊敏な動き、水面に出した愛きょうのある顔。手縄を付けた8〜10羽の「ウ」が並んで泳ぐ様子に観客からは思わず「かわいい」と歓声が上がり、かがり火の幽玄を楽しむ夜の「木曽川うかい」とは異なった楽しみと迫力があります。昼うかいは、木曽川うかい開催中の火・木・土曜日運行(20人以上の団体については曜日にかかわらず臨時運行)で、予約が必要です。乗船時刻は午前11時30分。料金は大人3500円、子ども(6歳以上12歳未満)2750円で、食事代・乗船料・消費税を含みます。乗船のお問い合わせ、予約は、木曽川観光株式会社TEL犬山(61)0057まで。

中高年の料理グループ
●今月28日に2回目の交流会 (扶桑・犬山)
扶桑町中央公民館の調理室で4月20日行われた「扶桑中高年料理同好会(片岡功代表)」の定例会に、犬山市で活動する「青菜会(鶴見純一代表)」のメンバー5人が初めて参加し「お弁当メニューに挑戦しよう」と、一緒に筑前煮やのり巻きおにぎりを作りました。「今日は調理作業に良い緊張感が生まれました。交流することで、それぞれの持ち味の良いところがミックスされていくといいですね」と話す、講師の井戸佐江子さん=同市天神町。
講師の井戸さんからお弁当メニューを習う扶桑と犬山のメンバーら
「男性が一人暮らしになっても、自分の食事は自分で作れるように」のコンセプトで立ち上げ、料理を通じたボランティア活動などもする両グループ。同じ活動をする近隣の会との交流を願っていた「青菜会」の世話人森島茂さんらは、犬山市ボランティア連絡協議会と犬山しみんていの会の仲立ちで出会いました。さらに、森島さんらが犬山祭の際に、田楽作りをしていた「扶桑中高年料理同好会」の元を訪れ、お互いの活動状況などを話し合ううちに、双方の定例会を訪れる話に発展したもので、両グループが参加するボランティア活動にも互いに誘い合うことになりました。「和気あいあいの雰囲気で、家族や地域も巻き込んでの、料理から一歩踏み出した扶桑の同好会との交流が楽しみです」と森島さん。片岡代表も「料理への姿勢が真剣で見習うところが多い。市町にこだわらず共同でボランティア活動ができたらうれしい」と話しています。次回は28日、丸山地区学習等供用施設での「青菜会」定例会に、扶桑のメンバーが参加する予定で、男性の料理を通した交流の輪が活動の幅を広げるきっかけになりそうです。

町内巡回さらに強化
公用車を使った青色防犯パトロール車
●〈大口町〉青色防犯パトロール車を導入
大口町は、青色防犯パトロール車(公用車)を使ったパトロール活動を開始するにあたり4月28日、行政課、学校教育課、こども課合同で出発式を行いました。出発式で酒井町長は「住民による安全パトロール活動が行われ、町内での犯罪件数は減少しています。さらなる犯罪の撲滅を目指し、学校教育課、こども課とも連携を取り子どもたちの安全・安心の確保を図っていきたい」と、地域安全パトロールの大切さをアピール。江南警察署片岡源之生活安全課長からパトロール標章の交付を受けた青色防犯パトロール車は、酒井町長らを乗せ町内の巡回に出発しました=写真。今月からは、すでにパトロール活動を行っていた学校教育課にこども課が加わり、下校時、降園時などのパトロールをしていきます。

扶桑町初 民間施設が開所
アットホーム、地域密着目指す
扶桑町で初となる民間経営の介護付き有料老人ホーム「永遠の郷(安田芳彦代表取締役社長兼施設長)」=高雄北東川=が、16日に開所しました=写真。 同ホームは、名古屋市で不動産業を営む安田さんの実家の土地で、安田さんの姉が音楽療法士ということもあって、建設することに。4月29日から行われた内覧会には、多くの見学者が訪れ、「優しい介護」「セカンドライフはスローライフ」「自立へのお手伝い」を運営方針に、介護、健康管理、食事、リハビリなどのサービスを提供していきます。
介護付き有料老人ホーム「永遠の郷」
施設は、鉄骨造り平屋建で、敷地面積は2062平方メートル、延床面積は1101・92平方メートル。部屋数は一般居室28室、特別室2室。定員30人。各居室には冷暖房設備のほか、介護用ベッドやナースコール、トイレ、床暖房なども完備されています。そのほか、医務室や談話室、食堂、機能訓練室、車いす対応リフト付き浴室など、共用設備も充実しています。家族にいつでも気楽に来てもらえるような、アットホームで地域に密着した施設を目指し、安田さんは「皆さんと毎日、改革・改善をしていきながら、心の豊かさを求ていきたい」と話しています。利用料金は、月額14万9900円(居室家賃、食費、管理費、水道光熱費)から。そのほかに入居一時金などが必要です。
(問)同ホームTEL扶桑(93)5577
 
戻 る