防火指導は園児から・・・170226掲載
3月1日から春季全国火災予防運動
「火は消した? いつも心に きいてみて」を標語に、3月1日から7日まで実施される春季全国火災予防運動に合わせ、この地域の3消防署でも横断幕の掲出や広報活動など、さまざまな啓発活動が行われます。

市消防署員手作りの標語かるたで、防火教室
●江南市の18保育園で防火教室
江南市消防署は運動期間に先立ち、市内の全18保育園で防火教室を開催。15日には、宮田保育園(野木森千恵子園長、85人)を訪れました。「今日勉強したことを、お家に帰ってお父さん、お母さんにしっかりと伝えてください」と、同署予防防災課の水野修さん、日下部匡彦さんの力強い呼び掛けで始まった同教室。ビデオで火遊びの怖さや避難の仕方を勉強した園児たちは、防火かるたに挑戦しました。30センチ角の段ボールに絵と文字を描いた署員手作りのかるたを、12人1組になり、1人1枚ずつとっていく園児たち=写真。とったかるたを持って1列に並び一斉に上げると、「ぐらっときたらひをけして」など、かるたの裏に書かれた文字が並んで1つの標語になる仕組みに、子どもたちは大喜び。標語は4種類あり、年長のいわさきはるとくん、いなみももかちゃんも「とっても楽しかった」と、話していました。同署では27日午前9時から、5消防団が3班に分かれて、第1・第3・第4の各分団本部車庫前から防火パレードに出発。期間中の午後9時から毎日、30秒間サイレンを吹鳴します。
●〈大口幼稚園児〉3月2日に鼓笛演奏で防火を呼び掛ける
丹羽消防署でも、同時刻にサイレンを吹鳴するほか、3月1日午前8時40分から扶桑町消防団と本署、同9時から大口町同団が各町内の保育園等を巡回する防火パレードに出発。2日午前11時からアピタ大口店2階中央ホールで、大口幼稚園幼年消防クラブの鼓笛演奏。 4日には「家庭の防火責任者は女性」の考えのもと募集した、管内在勤在住の女性15人が「一日女性消防官」として午前10時45分から、イオン扶桑ショッピングセンターで広報活動を行うほか、初期消火訓練や救急講習を受講します。
出火原因は放火(疑い含む)が最多 
●平成16年火災発生
江南・犬山・丹羽の各消防署はこのほど、平成16年中の火災発生状況を発表しました。江南・丹羽の両署では前年に比べ出火件数が40%以上増加していますがこれは前年の火災件数が少なかったためで、2年前(14年)と比べると江南は7件の減少、丹羽は4件の増加になります。 出火原因は3署とも、前年同様「放火・放火の疑い」が最多でしたが、昨年は「たばこ」や「こんろ」による火災も目立ちました。
平成16年(1〜12月)火災発生状況 


区 分
江南市 犬山市 丹羽郡
平成16年 前年比 平成16年 前年比 平成16年 前年比
火災件数 52 +17 37 −2 27 +8


建物
車両
その他
23 +10 18 −3 14 +6
+2 10 +6 +2
20 +5 −5 土0
損害額 (千円)
51,413
(千円)
+16,525
(千円)
54,790
(千円)
+17,399
(千円)
66,375
(千円)
+61,159
死者数 +1 土0 土0
負傷者数 +1 −1 +5
平成16年の出火原因
江南市 犬山市 丹羽郡
(1)放火・放火の疑い 14 (1)放火・放火の疑い (1)放火・放火の疑い
(2)こんろ (2)電気関係 (2)たばこ
(3)たばこ (3)たばこ (2)こんろ
(4)焼却炉 (4)火遊び その他
(5)たき火 (4)こんろ 不明
その他 13 (4)たき火
不明 その他 10

空き店舗にも飾り付け 〈江南市古知野町〉
愛栄通り・本町・新町で「街角お雛さま美術館」
江南市の愛栄通り商店街と本町通り、新町通商店街で、商店など約20軒のショーウインドーにおひな様を飾った「街角お雛さま美術館」が開催されています。各店に飾られているおひな様は、創作びなから親王飾り、段飾りと大きさも種類もさまざま。空き店舗にも飾り付けをした振興組合の役員は、刀や笛などの小物に「誰に持たせていいのか分からんね」と、説明書を片手に四苦八苦=写真左。「おひな様の顔も年々変わっていきます。飾っているのは娘の初節句に買ったものですよ。今では孫がいます」と思い出のおひな様も多く、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。26日午後1時からは、愛栄通り商店街の桃林堂前で、おしもちに色付けを行います(先着20人)。 おひな様の展示は3月3日まで。
園児の作品がずらり 
3月2日まですいとぴあ江南で開催されている「ひな祭り作品展」 ●すいとぴあ江南で「ひな祭作品展」
江南市のすいとぴあ江南2階ギャラリーで「ひな祭作品展」が開催されています。毎年市内の保育園児のおひな様を展示する同展、ことしは草井保育園(堀尾道子園長、93人)の園児の作品です。絵の具を手に付けて、着物に模様を付けた0、1歳児。2歳児は遊びに使っている牛乳パックで土台を作り、いろいろな形のマカロニに金色のスプレーで色を付けて着物の模様にし、顔はクレパスで楽しい表情を描いています。はさみやのりを使って作る楽しさが分かってきた3歳児は、新聞紙を丸めて色紙で包んで顔を作りました。思い思いに切った色紙を張って髪を付け、着物は紙皿を使い和紙などをちぎって張り模様にしました。
4歳児は紙ねん土で顔を作り、着物はいろいろな色に染めた和紙。色の染まった和紙を広げる時には「わーすごい!」「きれい」と、歓声が上がりました。自分のイメージしたおひな様をいちから作った5歳児。風船にちぎった新聞紙を張って「はりぼて」を作り、その上に何枚も折り紙などを張るというとても根気のいる作業は年長だからできること。園児たちが一生懸命に作ったかわいいおひな様が、華やかな春を出迎えているようです。26日午後1時からは同会場で、古知野中学校箏曲部の「箏の演奏」が行われます。展示は3月2日まで。
 
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