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●点在する花の名所をコミュニティ・バスで結ぶ〈江南市〉
「花」をキーワードに掲げた江南市は、藤・菊まつりで有名な曼陀羅寺やあじさいまつりでにぎわう音楽寺、桜やハナショウブが咲くすいとぴあ江南など、花の名所が点在。平成19年度には国営木曽三川公園(仮称)花き園芸植物園が開園されることもあり、住民一人ひとりが「花」に関心を持ち、観光客が訪れてみたくなるまちづくりを推進します。各花の名所を「花の駅」と名付けコミュニティ(イベント)・バスで結び、木曽川河川敷地区に遊歩道を整備しサイクリングや人々が憩う場所に。休耕農地には景観形成としてレンゲやコスモスなどを栽培し、市民菜園では農作物の栽培を楽しむなど、住民と行政の協働で花のあふれるまちづくりを目指します。また、コミュニティ・バスは病院や駅、ショッピングセンター、史跡なども結び、地域交通の確保を図っていきます。 |
●市道農道を生かして大会の開催を目指す 〈犬山市〉
犬山市は、県が農家の規模拡大を目的に造成した同市東部にある「今井開拓パイロット地域」に、市道や農道を生かして全長約4.1qのコースを整備、マウンテンバイク大会の開催を目指します。豊かな自然の中で開催する同大会などのイベントをはじめ、都市と農産地域との交流を深めることで地域の活性化を図る同計画は、国の構造改革特別区域の認定も受け、道路の使用許可などが円滑に進められるようになります。同市では昨年6月、外縁部に誘致する大型複合商業施設と、歴史と文化あふれる城下町をつないだまちづくり計画「犬山城下町再生計画」(同16〜21年度)の認定も受けており、同市の持つ特性を生かした事業が住民と行政の協働体制で進められていきます。 |
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●管理棟を建設中 国営木曽三川公園(仮称)花き園芸植物園
市民がゆとりと潤いを実感できる、花と緑豊かな美しい都市環境を創出する「花き園芸植物園(仮称)」は、花作りや花育ての情報提供、川や森の自然を生かした参加・体験型公園として国により江南市小杁町で整備が進められています。(仮称)アトリウム棟、メイン花壇や野草園、管理棟などの中心施設ゾーン、散策路のある河川敷ゾーン、植物展示・野鳥観察施設などの故郷の森ゾーンが計画され、現在は基盤整備と管理棟建設の工事が行われています。今後は中心施設ゾーンの整備が行われ、平成19年度の開園を目指します。 |
▼建設が進められている国営木曽三川公園(仮称)花き園芸植物園。現在、管理棟(写真左上)を建設中で、その左奥に中心施設となる(仮称)アトリウム棟、メイン花壇などが整備される予定です。=江南市小杁町の木曽川河川敷で、1月11日写す。 |