新春を迎える準備 ・・・161225掲載

犬山・大縣神社
●縁起物作り
犬山市宮山の大縣神社では、正月に向けての縁起物作りが始まっています=写真。尾張の二宮として親しまれ、事業繁栄・開運厄除けの守護神として信仰される同神社。職員や巫女らによって作られる破魔矢と鏑矢は、合わせて6000本ほどが準備されます。「ことしは12月に入っても暖冬といわれていましたが、このところの寒さで、新年に向かって身も心も引き締まる思いです」と職員。破魔矢は1本1500円、鏑矢は同2500円で、このほかにも熊手や宝船、えとの一刀彫りなどが並びます。

とり年の年賀状展
●江南・歴史民俗資料館
江南市の歴史民俗資料館で来年のえと、酉年にちなんだ「戦前の酉年年賀状展」が開催されています=写真。同市布袋町の石黒三郎さんのコレクションから明治42年・大正10年・昭和8年の50点を展示。「戦前の年賀状には、長寿・子孫繁栄・健康・五穀豊穣などを神や仏に願う信仰や俗信、神話が表現されているものが多く、その時代の世相や生活も知ることができます」と高橋晃館長は話します。鶏の登場する神話を表現した年賀状や、お金持ちになれますようにと願いを込め小判と鶏が繊細に描かれたもの。地球をモチーフにした斬新で鮮やかなもの、江戸中期の画家、伊藤若冲が描いた貴重なものなど、心を込めて美しく描かれた一枚一枚には意味があり芸術的なものばかりです。館長の解説付きで展示され、なぜお正月は「おめでとう」なのか「謹賀新年」「迎春」「門松」「しめ縄」の意味などを知ることもできます。展示は1月10日まで。午前9時〜午後4時30分。※20、29日〜1月4日は休館。(問)同資料館TEL江南55−2321

乳児院「赤ちゃんの家さくらんぼ」を着工−来年10月にオープン予定

赤ちゃんの家さくらんぼの
起工式
●社会福祉法人 犬山福祉会 犬山市富岡
「赤ちゃんにもうひとつのあたたかいおうちを」と、社会福祉法人犬山福祉会(二宮幸雄理事長)が来年10月から、犬山市富岡洞田にオープンする乳児院「赤ちゃんの家 さくらんぼ」の起工式がこのほど行われました。約1070平方メートルの敷地を無料で貸与する同市の石田芳弘市長ら20人ほどが列席する中、多くの人の善意に支えられていることに感謝し、これからも子どもたちの命を守るために活動する決意を述べる二宮理事長。同乳児院では、母親の病気や経済的な理由、虐待、育児放棄などの事情で健全な養育が受けられない0〜1歳児20人を、保育士や看護師、栄養士らが世話をしていきます。同会にはこれまで、建設資金にと約1100万円の寄付が寄せられていますが、今後も多くの協力を呼び掛けています。(問)犬山さくら保育園TEL犬山61−0814

「とまる・みる・きく」
●犬山・上木保育園で体験型交通教室
チャイルドシート着用徹底モデル園の犬山市上木保育園(大野康子園長、114人)で6日、模擬信号機を使った体験型交通教室が行われました=写真。「年長の皆さんは、春には一人で学校へ行くようになります。その時のためにもよくお話を聞きましょう」と大野園長。 園児らは、犬山署(都築豊賞署長)の交通課署員を先生役に、青信号を確かめて手を上げ横断歩道を渡り、北口ひなちゃん、石田ひろなちゃん、立田あきらちゃん、佐分あいこちゃん、飯福みきちゃんの仲良し5人は「いつも信号を見て渡っているよ」と、笑顔いっぱいで話していました。
体験後には道路を渡る前に止まる・車が来ないか左右をよく見る・耳を澄ませて車の音を聞くの「とまる・みる・きく」の3つの約束を署員と交わし、園児一人ひとりが「交通安全やくそく手形」に手形を押しました。

交通安全 功労者を表彰する −犬山署−
犬山署管内(犬山・扶桑)の交通安全功労者等表彰式が7日、犬山市の迎帆楼で行われました=写真。犬山署(都築豊賞署長)・交通安全協会犬山支部(谷津義雄支部長)・犬山安全運転管理協議会(間宮貞治会長)主催。 15年近く交通安全活動に功労のあった稲垣憲二さん(61、交通安全功労者)と、免許取得以降、無事故無違反を続ける秋山和夫さん(64、優良自動車運転者)が、中部6県を管轄する中部管区警察局長と中部交通安全協会協議会長の連名表彰を受賞。また、優良安全運転管理者として石田雄幸さん、
優良自動車運転者として水野佳雄さん・山根雄司さん・渡邊誠さん・林初男さんが交通栄誉賞「緑十字銅章」を受賞するなど、長年にわたる交通安全功労者や優良運転者・51人22団体に、都築署長や谷津支部長らから表彰状などが手渡されました。

PTAの防犯パトロール
●役員30人が出発式 ー犬山中ー  
幼児や少年・少女が犠牲になる悲しい事件が頻発する中「地域の子どもは自分たち地域で守ろう」と、犬山中学校(奥村英俊校長)でPTAによる防犯パトロールを実施することになり4日、出発式が行われました。校庭にずらりと並んだ約30台の車の屋根部分に防犯旗が掲げられ、フロントガラスには「防犯パトロール中」のカード。役員30人は腕章をし、身分証明書も携帯しています。
奥村隆晴PTA会長は「警察はじめ関係者も努力をしてくださっていますが、地域も自分たちの子どもは自分たちで守っていかなければ。そしてこの思いを600有余のPTA会員にも発信したい」と話します。このパトロールは、日時を決めて回るのではなく、日常の生活の中で注意を払っていこうというもので、買い物や仕事中などでも「いつでもどこでもパトロール中」の意識を持ち、自転車で出掛ける時にも防犯プラカードを前かごに付けるなどして取り組んでいくもの。式後には、地区あんしん委員会役員のマイカーが防犯パトロールカーとして出発しました。

大口町で29日夜、一斉年末夜警
大口町内の消防団と同町地域安全パトロール協議会(今枝達夫会長)は29日午後8時から、同町一斉年末夜警を行います。毎年年末に消防団が行っている夜警に、防犯活動をする町内の団体が連携を取りながら活動をしようと、ことしの夏に発足した同協議会も参加。各行政区の地域安全パトロール隊や自主防災活動グループ、民生委員らが加わって各地域を巡回し、年末の防犯活動に力を注ぎます。

 
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