手口巧妙 おれおれ詐欺が急増・・・161120掲載
●注意呼び掛けるシール3000枚を配布 江南署 
9月1カ月間に日本全国で29億円、1月から合わせると129億円以上の被害があり、愛知県でもすでにことし8月末で479件・10億円を超える被害を生んだ「おれおれ詐欺」。江南署管内(岩倉・江南・大口)も例外でなく、昨年の11月からことし5月まで1件も起きていなかったものが、5月以降急増し10月末で14件約3500万円の被害が生じています。そこで、江南署はこのほど、「おれおれ詐欺予防シール」を3000枚作製。8日には、古知野西公民館で行われた東野老人会主催の防犯教室で配布、被害に遭わないよう注意を呼び掛けました=写真。
江南署と江南防犯協会連合会が老人会などで配布するために作った予防シール
おれおれ詐欺対策3箇条
1 名乗らせる
2 あわてない
3 事実を確認する
ことし5月以降に江南市で9件・岩倉市で5件発生した手口の一例は―。
事例1
(1)「県警のものだが息子さんが交通事故を起こした。相手の車には妊婦さんが乗っておりショックで破水し、このままでは息子さんは刑務所に入らなくてはならない。相手は示談でも良いと言っているから499万を振り込んで」。(被害額約340万円)
事例2
(2)息子を名乗る男から事故を起こしたと電話が入った後、人が代わり「組のものだが親分の送り迎えの車にぶつかった。代車と修理代合わせて500万払わないと息子はどうなるか分からんぞ」と言われた。(同500万円)
事例3
(3)孫を装った男から「おばあちゃん」と電話が入り父親がおかしいと言うので、孫から聞いた息子の携帯番号に電話したところ「借金の保証人になったが、その人が入院して払えないのでお金を貸してほしい。1週間で返すから」と言うので振り込んだ。その後、孫を名乗る男から「絵画を月賦で買ったがすぐ払えと怖い人たちに囲まれている」と再度電話が入り振り込んだが、さらに足りないと要求され詐欺に気付いた。(同624万円)県内でも、手口としては交通事故の示談金が一番多く67%、借金の返済が25%で拉致や誘拐を装うものも。被害者の多くは女性で、40〜50代が9人、30代も2人と、決して、高齢者に限られたものではありません。「被害者はみなさん、まさかわたしが詐欺に遭うなんてと言います」と、同署生活安全課の立松孝一警部補。同詐欺は家族・被害者・弁護士・警察官役など仲間を組んで役割分担し、組織的に行われることが多く、振り込み用の口座もネットオークションで手に入れるため、犯人にたどり着くのは難しいとのこと。
対策守れば防げる犯罪
「まず相手に名乗らせる」「事実を確認する」「いったん電話を切り家族などに相談する」等の対策を守れば、防ぐことのできる犯罪。同署では、「警察が示談の介入をすることは100%ありません。不審なことがあればいつでも警察に相談してください」。なお、犬山署管内でも9月末までに15件・2000万円以上の被害が発生し、昨年を上回る状況だということです。

万一の災害に備えて −犬山−
簡易担架の作り方を習う参加者 非常時の訓練行い、命の大切さを学ぶ
犬山市ボランティア連絡協議会(溝口美智子会長)主催の「2004ボランティアのつどい」が7日、犬山市南部公民館で開催されました。4〜5年前から防災に関する行事を通して、命の大切さを学ぼうと活動を続けている同協議会。阪神・淡路大震災から10年目に当たることしは「大地震の教訓を学ぼう」と、震災の体験を語り継ぐ活動を続ける「語り部グループ117」を招き、地震の恐ろしさや備えについての講演を開きました。午後からは、非常時に役立つロープワークや簡易担架の作り方・使い方、三角巾の使い方などの講習や実地体験を実施、ボランティアの手でハソリによる非常食の炊き出しも行われ、参加者にはおにぎりと豚汁が振る舞われました。
炊き出しは寿会、豚汁は青菜の会が担当。両会ともこの日に向けて何度も訓練を繰り返しました。約300人の参加者は家族連れが目立ち、国内で地震が続いている近況を反映してか、どの参加者も真剣な表情で話に聞き入り実地体験をしました。溝口会長は「災害はもちろん数々の虐待など、暗い世の中にあって、命の大切さを共に実感、確認する機会にしたい」と、今後もこのような企画を設けていきたいと話しています。

18年間の集大成 初の自主公演
今月28日 和太鼓集団「尾張太鼓」
和太鼓集団「尾張太鼓」(宇野省会長)は、昭和59年、大口町の山崎由紀夫さんが、地元上小口区で地域の活性化と発展向上のために結成された太鼓クラブを前身に、同61年「尾張太鼓」として発足。丹羽郡や犬山、江南、名古屋市などのさまざまな祭りやイベントで勇壮な演奏を披露し、ことし9月には「愛・地球博開幕半年前イベント」=大阪万博会場=にメーンゲストとして出演、活動の場を広げています。
老人施設への慰問も活動の一つで、3日には同町下小口の特別養護老人ホーム「御桜乃里(青井博施設長)」の文化祭に出演=写真。テンポの良いリズムと華麗なばちさばきにお年寄りから大きな拍手が起こりました。演奏で披露する和太鼓や篠笛を使った曲は、すべて団員の作曲によるもので、その個性的な作風と迫力満点の太鼓演奏は聴く人、見る人を魅了し続けています。現在団員は10代から50代の20人で、初めての自主公演を28日午後1時30分から、同町民会館で行います。約1時間20分にわたりオリジナル曲を演奏予定。「メンバー一同とても張り切っています。来てくださった方に必ず満足のいくように演奏します」と、18年間の活動の集大成を多くの人に観てもらいたいとメンバーは来場を呼び掛けています。入場料は大人800円、小学生以下500円(当日券あり)。現在同団ではメンバーを募集しています。対象は16歳から30歳までの男女で、本入団前に3カ月の研修期間があります。問い合わせ、入団申し込みなどは同団ホームページから。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~owari/

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平成17年元日号で紹介 応募はどなたでもコケッコ〜
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