●夜車山巡行、からくり披露・・・161016掲載

23・24日「秋の犬山お城まつり」を開催
犬山市制50周年記念「第7回秋の犬山お城まつり」が23、24の両日、犬山城下で繰り広げられます。5カ月後に迫った「愛・地球博」の開催気運を盛り上げるための地域連携プロジェクト事業として行われるもので、昨年に続いて、幻想的な夜車山巡行(23日)とからくり披露(24日)が行われます。また、市文化史料館では、犬山の文化を築いた犬山城主・成瀬家の所蔵品などを公開する秋の特別展が始まっています。来月23日まで。そのほか、両日とも多彩な催事が用意されています。
勇壮な車山の総揃え=犬山の針綱神社前広場で ●モリゾー、キッコロの堤灯も
23日午後、修理中の新町を除いた12両の車山がそれぞれの町内を巡行しながら夕方までに針綱神社前へ。365個の堤灯をともした夜車山が総揃いするのは、午後6時から同7時まで。モリゾー、キッコロの堤灯がともされる車山も登場し、愛知万博のPRに一役買いそうです。24日は午前10時ごろまでに車山12両が再び同神社前へ揃い、同10時15分から午後3時ごろまで順番にからくりを披露します。「烏天狗」「羽衣」「三番叟」「猩々」の新作からくり人形と、新町の「浦嶌」が23日午後3時から同4時30分まで市体育館でからくりを披露します。

●催事多彩に 主な催事は次の通りです。
【写真コンテスト】両日10〜17時、針綱神社前広場ほか。
【日本の城写真展】両日10〜16時、市体育館。
【ドッグマラソン大会】24日9〜15時30分、木曽川犬山緑地グラウンド。
【どんでんまつり】両日10〜16時、どんでん館。
【余遊亭秋まつりミニチュア車山づくり教室】24日10〜16時、余遊亭。
【フリーマーケット】両日10〜15時、体育館南側歩道。
【城みて踊ろまい祭】23日14時30分〜17時、福祉会館〜本町通。
【城内生け花展示】両日10〜16時、犬山城内。
【犬山城茶会】両日10〜15時、犬山城茶室。
【犬山朝市おも城市】両日10〜16時、からくり別館南側駐車場、文化史料館北側駐車場。
【ワン丸横町】両日10〜16時、からくり別館南側駐車場。
【警察隊ドリル演奏・市内中学吹奏楽】23日10〜15時、市体育館。  
【国宝四城郷土物産展】両日10時から。23日17時まで、24日16時まで。市体育館。
総合案内所 両日針綱神社前広場に総合案内所が設置されます。電話番号は0568−65−2029

東海大地震に備え救命救急訓練行う

心臓マッサージの方法を学ぶ参加者たち
●人命を救うのはご近所さん 扶桑町柏森/西町と中島町  
扶桑町柏森地区の西町(津田政彦会長、453世帯)と中島町(長谷川定三会長、82世帯)は合同で9月25日、柏森中央学習等供用施設へ丹羽消防署員を講師に招いて、救命救急訓練を実施しました。 柏森西部自主防災会(津田政彦会長)と両町の女性消防クラブ(亀井洋美西町会長・下村美穂子中島町会長)が主催。同会では毎年11月に防火訓練を実施していますが、東海・東南海地震の発生に備え「震災が起きたとき、真っ先に必要なのはご近所の力。人命を助ける有効な手段を身に付け、もしものときに大いに役立ててほしい」と、ことしは心肺蘇生法の講習を実施。住民50人が参加しました。ほとんどが講習を受けるのは初めてだということで、救急車が到着するまでにしておく救命手当・人工呼吸法や心臓マッサージの方法を、「もっと口を大きく開けて空気を入れるように」「自分の体重をかけてマッサージを」と、消防署員の具体的な指示に従いながら、一人ひとりが人形を使って実習しました。
「心臓マッサージの回数は決まっているのか」など質問も積極的に出され、受講は今回が2回目という丹原季子さん=中島町=は「人のを見ているだけでは分からない。実際にやってみないと」。今泉順子さん=同=は「実際に行動に移せるようになるためにも、積極的に講習を受けていきたいですね」と話していました。心臓停止から3分、呼吸停止から10分で50%が死に至るとされ、救急車の到着までに行われた救命手当で実際に命を取り止めたこともあったそうで「最初の1分が大切。家族や周りの人に救命手当を知っていてもらうことが何より大事。3年に一度ぐらいは受講してほしい」と同消防署では話しています。

消火技術競う
消火器を扱う女性参加者 ●丹羽郡で競練会
丹羽危険物安全協会(鈴木了会長)は危険物による災害防止と初期消火の万全を期するためこのほど、大口町秋田グラウンドで消火技術競練会を実施。同協会に加入する25事業所から、危険物取扱い者ら男女65人が参加しました。参加者は防火服・ヘルメット・手袋を着用し、煙洞内に取り残された人(人形)を救出後、粉末消火器を使って完全に消火するまでの時間(基準タイム男性70秒、女性80秒)と、ヘルメットのあごひもの締め忘れがないか、煙の中に入るとき低い姿勢をとっていたか、一度で消火できたかなどの操作要領を競技。大口町の兼房鰍ゥら参加した武田直也さん(28)は「一度で確実に消火するよう心掛け、優勝を狙います」。鞄穴C理化の安田奈央子さん(23)は「初めての参加ですが、煙の中は想像以上に視界が悪いことを実感しました」と話していました。上位入賞者は、次の皆さん。(敬称略)【男性の部】(1)安田剛(大和グラビヤ叶カ産本部)(2)梶川隆広(アサヒフォージ梶j村田直樹(大口町役場)【入賞】加藤康平(大和グラビヤ叶カ産本部)馬場文隆(名鉄自動車専門学校)北橋豊和(旭有機材工業活、知工場)【女性の部】(1)恩田香寿恵(トヨタ自動車椛蛹部品センター)(2)野村幸代(兼房梶j【入賞】松澤弘美(名鉄自動車専門学校)


秋祭りにおでこ様を奉納

あす奉納されるおでこ様
●安良おでこ様保存会
江南市安良町(前田忠区長・約332世帯)にある八王子社で17日に秋祭りが行われ、午後2時から同社氏子(福山時光総代長)と「安良おでこ様保存会(佐々光成会長)」が市指定文化財「安良の一つ物(通称おでこ様)」を奉納します。おでこ様は第14代仲哀天皇の皇后、神功皇后になぞらえて作られた人形で、懐妊の身でありながら新羅遠征に出掛け応神天皇を無事出産されたことから、安産の守り神として祭ったものです。座布団5枚の上に足を投げ出す形で座り、黒塗りの陣笠をかぶったおでこ様。妊婦が身に付けている衣類を座布団の下に入れお参りすると、安産祈願ができるといいます。戦前は馬の背に乗せて若宮八幡宮=力長町=に奉納しましたが、現在は馬に見立てたリヤカーに飾り付けて八王子社に奉納し、おでこ様の歌を歌いながら区内を練り歩きます。当日は、県指定文化財「安良の棒の手」も奉納されます。(問)佐々さんTEL江南55−0462

感動の創立20周年
ゴスペルグループ「アノインテッド・マス・クワイヤ」(手前)とハーモニーを楽しむ大口北部中学校の生徒たち ●〈大口北部中〉記念式典開いて祝う
大口町の大口北部中学校(吉野國造校長・254人)の創立20周年記念式典が2日、同校講堂で行われ酒井^町長はじめ松田利彦初代校長、伊奈三知夫2代校長ら多数の来賓と父母、地域住民230人が20周年を祝いました。昭和60年に、大口中学校から分離開校した同校。現在は、豊かな心と健やかな体を育てる健康教育と、教育の情報化と開かれた学校を目指したスクールネットを推進。確かな学力とコミュニケーション能力の育成に力を入れています。祝辞の中で、同校のシンボルツリーをユリノキと定め、校歌を作った当時の様子などを振り返った佐々信雄元教育長。「教育は、卵の中で子が殻を破ると同時に、親鳥も外から殻を破る『そっ啄同時』の心で」と親子、教師と生徒の心の通い合いこそが大切と語り掛けました。講堂内には、生徒会(水谷和憲会長)が用意した開校当時の写真が掲示され、式典後にはアノインテッド・マス・クワイヤ約140人によるゴスペルコンサートを開催。
会場内が一体となり20周年を盛り上げました。吉野校長は「学校として”成人式”を迎えた節目に、学校づくりの目標などをもう一度再認識したい」と話し、大塚敦史PTA会長は「式典に多くの人が来ていただけうれしい。コンサートでは、これが人が人を好きになる原点なのかと感じました」と、二重の感動をかみしめていました。
 
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