建設資金の協力を呼び掛ける犬山福祉会の飯坂正副理事長(右から2人目)ら |
乳児院とは、家庭で育てることのできない0〜1歳児の乳児を24時間、守り育てていく施設で、県内で6カ所目になります。母親の病気や父母の家出・行方不明、経済的理由などのほか虐待や育児放棄が原因で入所する子どもたちも急増しており、小牧市にある定員20人の乳児院も常に満員状態だということです。昭和40年開所の犬山共同保育所を継承し、22年間にわたり犬山さくら保育園を運営。地域の子育て支援の役割をも担ってきた同福祉会は、これまでに培った乳児保育の経験とノウハウ、教育熱心な土壌と豊かな自然環境などを生かした乳児院をと2年前に設立を決意しました。 国と県の補助だけでなく、自分たちでも建設資金を集めようとその約15%、1300万円を目標に昨年、同保育園後援会(川本咲江会長)を立ち上げ寄付の募集を開始。乳児院への理解を深めるためにも第4日曜日には名鉄犬山駅ロータリーで街頭募金を呼び掛け、これまでに総額800万円が集まり、いよいよ12月から建設が始まります。 |