●中学校総体 陸上競技・・・160911掲載

全国大会(群馬)で燃えた
夏休みに群馬県で行われた全日本中学校陸上競技選手権大会に、江南市の古知野中学校から1チーム1人、宮田中学校から2人が出場。それに先立ち、静岡県で行われた東海中学校総合体育大会陸上競技では犬山中学校を含めた3校の2チーム4人が入賞しました。

(後列左から)倉地さん、加藤さん、山田さん(前列左から)浅野さん、森さん、青山さん
●女子400メートルリレー
  決勝へあと一歩 古知野チーム

女子400メートルリレーで県、東海(50秒54)の両大会を優勝で飾り、全国へ駒を進めた古知野中3年浅野杏奈さん・森祐佳さん・加藤里紗さん・2年の青山奈央さん、補欠の3年倉地美穂さん・2年山田彩加さん。ことしになってチームを組んだという4人は「バトンの受け渡しとチームワークの良さが勝因」と話す大の仲良し。100や200メートル、走り幅跳びと、個人では出場できなかった全国大会に4人で出場することができ「とても感動した」と言います。全国では50秒87のタイムで準決勝まで勝ち進み「来年こそ決勝に出て、私たちの分まで頑張ってほしい」と、後輩にバトンをつなぎます。
●男子110メートルハードル 夢を力に戦う 古知野・海老君
古知野中3年の海老真君は、男子110メートルハードルで東海大会5位に入賞、全国大会に出場しました。走り幅跳びがしたいと陸上部に入部したそうですが、抜き足(ハードリング)が器用という顧問の飯沼元康教諭のアドバイスもありハードルに転向。「ハードルは10本あって最後まで気が抜けない。すべて飛べたときの達成感は何より」と、その魅力を話します。全国では、15秒29のタイムで予選を通過することはできませんでしたが、ジュニアオリンピック(10月)予選を兼ねる12日の県大会に向け練習の毎日。「まず夢を持つこと。そして、その夢の実現のため練習に励むこと」と、汗を流します。
●男子走り幅跳び 練習が自信を生む 宮田・土井洋君
男子走り幅跳び・東海大会で6メートル39を跳び4位入賞、全国大会に出場した宮田中3年の土井洋君。県大会では、ベスト記録の6メートル57で2位と健闘しました。全国では、緊張からか6メートル03で予選通過はかないませんでしたが、「普段の練習から真剣に取り組むことが自信を生む」など、多くのことを学んだと話します。短距離や走り高跳び・円盤投げも好きな土井君は、高校生になったら陸上の王者8種競技に挑戦。「これからが勝負」と燃えています。
●男子砲丸投げ 全国区の選手に 宮田・土井春亮君
男子砲丸投げ・県大会で14メートル75を投げ優勝。全国大会標準記録(14メートル50)を上回る好記録で全国大会に出場した、宮田中3年の土井春亮君。走り幅跳びの土井洋君とは、いとこ同士です。全国大会では予選を通過できず「周りのレベルが違いすぎプレッシャーとの戦いでした」。普段の力を出すことができず悔しい思いをしたそうですが「食事や睡眠など生活面から見直し、精神的にも強くならなければ」と、これからの課題がはっきりした大会だったとも話します。自己ベストを少しずつ伸ばし、全国の上位で戦える選手を目指して努力が続きます。
東海大会(静岡)で大活躍

(後列左から)水野さん、立石さん、山田さん(前列左から)平山さん、倉知さん、徳永さん
●低学年女子400メートルリレー
   8位入賞 古知野チーム

低学年女子400メートルリレー・東海大会で52秒68のベストタイムを出し8位に入賞した、古知野中2年山田彩加さん・立石彩織さん、1年倉知未佳さん・徳永なつみさん、補欠の2年水野りおさん・1年平山春香さん。チームワークの良さが一番というメンバーは、学年は違っても仲が良く一番難しいと話すバトンの受け渡しも、息を合わせ乗り越えてきました。 リレーのメンバーは代わっても力を合わせ、全国大会上位入賞を目指します。
●男子200メートル 7位入賞 古知野・佐分君
男子200メートル・古知野中3年の佐分雅俊君は初めての東海大会で、24秒22のタイムを出し7位入賞を果たしました。1、2年では100メートルも走っていましたが3年になり、200メートル一本で勝負することに。東海では、ベストタイムの23秒4を更新することはできませんでしたが「最初の100メートルが勝負」と練習に励んでいます。夢は、オリンピック出場。アメリカのモーリス・グリーン選手を目標に夢を追い掛けます。
●男子走り高跳び 8位入賞 犬山・渡邊君
男子走り高跳び・東海大会で1メートル70を跳び8位に入賞した、犬山中3年の渡邊真悟君。陸上部がない同校は5月から大会に向け練習を開始。歩幅から助走の歩数を計るなど基本からしっかりと取り組んだところ、1メートル55〜65センチだった記録もわずか3カ月で15センチも伸びベスト1メートル75に。「1〜2センチバーが高くなっただけでも目線が変わり、恐怖心が出てくる」と話しますが、クリアできた時の達成感が魅力。高校生になっても競技を続けていく決意。

若さあふれる舞い 鳴子踊りチーム「あさぎ」
●きょう、やろ舞い大祭(大口)に出場
平成13年に大口町で発足し、さまざまな活動を続ける鳴子踊りチーム「あさぎ(江口みさき代表)」は11日、大口町民会館第1駐車場で行われる「第3回やろ舞い大祭」にことしも出場します。8月末に名古屋市で開催された「第6回にっぽんど真ん中祭り」に2年連続で参加。その力強く、息の合った踊りを地元でも披露する予定です。
曲目は「どまつり」で使用したものと同じオリジナル曲「あさぎ蒼藍」。難しい振り付けも1カ月程度で体に覚えこますというメンバーですが、覚えただけでは踊るとまではいかず、力の入れ具合など何度も練習を重ねながら、チームの連携を大事に独自の踊りを仕上げていきます。メンバーは20代を中心に約50人。昨年の「どまつり」での踊りを見て入会した人もいるそうで、元気な掛け声に合わせて全身を使って踊る若さあふれる勇壮な舞いは、見る人を楽しませます。「やろ舞い大祭で一区切りつきます。それからは、高校3年生は一時休会して勉強に励んで」とメンバーを気遣う江口代表。メンバーの田頭真伍さんは「やろ舞い大祭をほかの祭に負けないようなものにしていきたい。『あさぎ』の特徴は、声と笑顔と力強さ。この3つを肌で感じてもらえればうれしい」と、大祭出場をメンバーと共に楽しみにしています。「あさぎ」では現在メンバーを募集中。対象は高校生から25歳までの男女で、踊りの経験は不問。(問)田頭さんTEL090−9902−4077

巡回バスで下校

バスに乗り込む大口北小の児童たち
●〈大口町〉外坪、河北の1〜3年生
子どもたちの帰宅途中の安全を確保しようと、大口町教育委員会は大口北小学校(澤木誠治校長・495人)の低学年の一部を7月中旬から、町の巡回バスで下校させています。対象となるのは、外坪と河北地区の1〜3年生の児童255人のうち国道41号線を越えて通う61人で、2キロ以上の通学距離を通う子どもたち。これらの通学路では、不審者がたびたび目撃され声を掛けられる児童も多く、児童の安全確保が長年の課題となっていました。全国でも昨年度の児童連れ去り事件は415件報告されており、児童の安全確保のため同教育委員会が検討。高学年と一緒に帰る一斉下校のない火、木、金曜日の午後2時と3時にバス2台を走らせ、自宅近くのバス停まで送ることにしたものです。
児童の母親らは「子どもの足で40分はかかる遠さ。途中からは一人で帰って来ることが多く心配していたので、バスは本当にありがたい」と、巡回バス下校を歓迎し「低学年に限らず、高学年も利用できるようにしてほしい」いう声も聞かれます。巡回バスを利用した下校は全国でも珍しく、井上辰廣教育長は「下校時の交通安全とともに、防犯面でも子どもたちの安全を確保することの大切さを痛感していた。検討の結果、町内を走る巡回バスを利用することにした」と話し、今後は大口南小学校での利用も考えていきたいと話しています。

障害者の働く施設

「くるみの里」の外観
●「くるみの里」(江南)が完成
江南市の社会福祉法人くるみの里福祉会(堀場通枝理事長)が昨年7月、社会福祉法人の認可を受けて建設していた、「身体障害者通所授産施設くるみの里」(岩田さつき施設長)が同市後飛保町に完成し、1日開所しました。どんなに重い障害を持っていても働くことができ、地域の中で自立した生活ができるようにしていくことを目的として建てられたこの施設は、敷地面積1421平方メートル、建物面積562、26平方メートルの鉄筋造平家建てで定員は20人。常時6人の職員が対応します。
施設内はすべてバリアフリーで、4つの作業室、食堂や喫茶コーナー、2つの車いす専用トイレ、浴室なども完備し、通路も車いすがすれ違うのに十分なスペースが取ってあります。授産事業の内容は、弁当用しょうゆ差しちぎりや靴下の糸始末などの「下請け作業」、アルミ缶、新聞紙、段ボールや牛乳パックを回収する「リサイクル作業」、リサイクルで作った手すきはがきや手編みマットなどの「自主製品の製造販売」など。岩田施設長は「この地域に必要とされる充実した明るい作業所、地域の方々と密着した施設を目指し頑張っていきます」と力強く話していました。

犬中生も熱心に練習

●犬山高生、市民といっしょに出演
25日に犬山城能楽大会
犬山城能楽大会実行委員会は25日、犬山城天守閣前広場で「犬山城能楽大会」を開催します。正午からの第1部は市制50周年を祝い犬山中学校、犬山高校の生徒を含む50人の「連調連管」、市民による「仕舞」「舞囃子」などの演奏です。大会に向けて練習に励む同中のアートコミュニケーションクラブは毎週月曜日に 謡い、笛、鼓、太鼓、からくりの練習をしています=写真。年4、5回は発表の場に出るという同クラブ。1年生から続けている稲垣美帆さん(3年・鼓)と鬼頭孝江さん(同)は「一曲の演奏でも腕や足が疲れます。すべての楽器をやってみたけど楽なものは1つもない。多くの人に見てほしい」と大会を楽しみにしています。
第1部の入場は無料ですが、犬山城登閣券大人500円、小中学生100円が必要です。午後6時30分からの第2部は犬山の能楽協会会員による能公演。演目は仕舞「淡路、藤戸」、源氏物語に取材した能「葵上(梓之出)」の上演で、前売りは同城登閣券付きで大人2000円、学生1000円(当日+500円)で、清水屋犬山店、イトーヨーカ堂犬山店、同市民文化会館、犬山城、犬山国際観光センター、加藤米穀店ほかで取り扱っています。(問)加藤さんTEL犬山62−8318
 
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