●扶桑町 新町長に江戸滿氏・・・160904掲載

「挑戦する勇気を」
職員に出迎えられ、女性職員から花束を手渡される江戸新町長=扶桑町役場で ●初登庁で職員に力強く就任あいさつ
扶桑町で8月29日に町長選が行われ、初当選を果たした江戸滿新町長が30日朝、大勢の町職員に出迎えられ初登庁しました。出迎えた女性職員から、花束を手渡された江戸町長は職員に一礼し、町庁舎へ。その後、当選証書を受け取り、職員に就任のあいさつをしました。職員を代表して亀井政寛助役が「地方分権の流れで、地方も自立を求められている厳しい中、舵取りをしていただき、この地域の発展のため町長指導の下、職員も一致団結して取り組んでいきます」と就任を祝いました。江戸町長は「責任は重いが、その重さに負けず忍耐強く進めていきたい。一人ひとりの知恵と、それぞれのポジションの守備、連携、和によって力をより発揮することができる。リスクを気にせず、挑戦する勇気を持って取り組んでほしい」と、職員に力強くあいさつしました。
元陸上自衛隊施設補給処長で、同町内で活動するまちづくり団体の代表を務めていた江戸町長は、町長選で5351票(有効投票1万1309票)を獲得して当選。扶桑町高雄薬師堂在住、71歳。

民間の経営手法を導入

構造改革推進宣言文を読み上げる堀市長
●堀市長が構造改革推進を宣言
年々厳しさを増す地方自治体の行財政。江南市の堀元市長は8月24日、同市役所内で、今までの管理型から民間の経営手法を取り入れた市役所を目指して、構造改革の推進を宣言しました。課長以上の職員、市議会議員ら90人を前に、堀市長は「従来の行財政運営に成果主義、市民志向、競争原理を取り入れ、足腰の強い自立可能な江南市に生まれ変わるべく、構造改革に取り組む」ことを表明し、理解と協力を求めました。同市でも今年度、国から地方自治体に配分される地方交付税や国庫補助負担金などが削減され、来年度以降もさらに減額が予想されます。ことし3月には江南、岩倉、扶桑、大口2市2町による合併検討協議会の話し合いが不調に終わったことから、合併を手段とする構造改革ができなくなり、独自で新たな方策を検討していました。 そこで、4月の機構改革で構造改革担当部(船橋憲次部長)を設け、8月16日には行財政推進本部(本部長/堀市長)を設置。平成20年度の行政経営システム本格稼動を目標に、既存業務の改革、戦略計画策定・実践などに合わせて、財政の健全化、職員の意識改革を進めていくことにしています。

自慢の寸劇を披露  羽根コスモス会

寸劇を披露するコスモス会の皆さん
●脚本、小道具、9メートルの幕、すべて手作り  
〈きょうボランティアまつりで〉
扶桑町を中心に老人施設などで慰問活動をするボランティアグループ「羽根コスモス会」は4日午後2時から、同町総合福祉センターで開催中の第4回ボランティアまつりに出演。踊りや古里を思う心情をテーマにした寸劇、大正琴で来場者を楽しませます。女性20人男性1人の同グループは、全員が同町高雄羽根地区の住民。活動を始めて5年目ですが今では、慰問も年に15回ほどになり犬山や江南、美濃加茂にまで出掛けることもあるそうです。寸劇の脚本も自分たちで創り上げ、舟やかがり火など小道具もすべて手作り。
今回は、舞台の背景を飾る幕も新しくなり前作と同じく日本画をたしなむ磯村英男さん=同町高雄=が描いた幕は、以前より一周り大きい9メートル×2.3メートルの布に、桜と紅葉、山などを描いた「春秋図柄幕」の名を持つ大作です。「人の和、地域の輪を大切にみんな健康で仲良く」がモットーと言う岸美智子代表。喜んでもらえることがうれしくて、見てくれる人たちの笑顔がエネルギーと話します。
第4回ボランティアまつりは4日午後1時から同4時まで、5日午前10時から午後3時まで、同センターで開かれます。1、2階では登録ボランティアの展示、体験、実演やチャリティーバザー(5日)、模擬店。3階では紙芝居、折り紙など。

知的障害者通所授産施設 「たんぽぽ」支援
●10月17日にチャリティーヒューマンコンサート
扶桑町の知的障害者通所授産施設たんぽぽを支援する、たんぽぽチャリティー・ヒューマンコンサート「楊興新胡弓の調べ」が10月17日午後3時、扶桑文化会館で開催されます。楊興新さんは現在までに7枚のソロアルバムをリリース。精力的にコンサート活動をする傍ら、障害を持った人たちの交流・援助を目的に「星の基金」を設立。障害者のための音楽活動や展示会などの開催、コンサート会場での募金活動などを行っています。現在たんぽぽは30人の利用者が、段ボール箱作りなどの作業=写真=や自主製品のクッキー、ぼかし、園芸苗、陶芸品作りを行っており、コンサート会場でも自主製品を販売します。
「陶芸作品の植木鉢は大きめの寄せ植えにちょうど良いと皆さんに喜んでもらっています。花は季節の花苗を販売。クッキーは福祉センターや高雄西保育園、子育て支援センターでも扱っています。自主製品は、売り上げが直接利用者の収入になり、利用者の励みになります。町民まつりにも参加していますし、たんぽぽでは常時扱っていますので、のぞいてみてください」とのこと。コンサートの入場券は2800円(全自由席)で、同町役場保健福祉課、総合福祉センター、たんぽぽで取り扱っています。(問)たんぽぽTEL扶桑91−2311

 
戻 る