古代米作りに挑戦・・・160626掲載

26グループがオーナー制で管理

オーナーごとに行われた古代
米の田植え=大口町伝右で
《大口町》全町農業公園構想の一環
広く豊かな農地を持つ大口町では、この農地を町の財産として大切に守り、農地としての力を再生したいと「環境、景観、交流、健康、教育」の5つのキーワードを掲げ「全町農業公園構想」を進めています。その一環として町内2カ所で古代米を育てようと、田植えが行われました。
●黒米の苗植える
その一つは、ボランティア団体「親話会(酒井正宗会長)」主催による黒米(古代米)の田植え。13日に同町伝右一丁目で行われました。同町が借り受けた、約808平方メートルの田を26区画に分けオーナー制で管理していくもので、田植えは初めてという親子や鳴子踊りチーム、小学生グループなど、町内外からの約60人が黒米の苗付けをしました。
軟式野球の仲間で参加した安藤嘉基君、村中大輝君、西村祐樹君、山元亨弥君、佐藤大志君(大口南小5)は「冷たくて気持ちいい」「思っていたより難しい。でもおもしろい」と、初めての田植えに挑戦。酒井会長は「健康食品としても見直されている古代米。この取り組みが、大口町としての特産品づくりにつながれば」と、農業体験の場としてだけでなく、町の活性化にもつなげたいと話します。 同会が水の管理や除草などの指導をし、秋の収穫を目指します。

赤米の苗を植え付ける

先生の指導を受けながら苗を
植える大口西小の児童たち
●大口西小の3年生
大口西小学校(田中将弘校長)でも学校菜園を利用して14日、3年生(82人)が赤米(古代米)のもち米を、ビオトープ委員会(瀬口直矢委員長)の子どもたちはうるち米の苗の植え付けをしました。3年生は、総合学習で「土に親しもう」のテーマの下、野菜作りと同町から譲り受けた赤米で古代米作りに取り組みます。「斜めになったけど、うまくできた」と言う田鍋俊也君と「足を入れるとにょろにょろして気持ち悪かったけど、楽しかった」と、最初はおっかなびっくりだった祐本莉菜さん。「昨日おじいちゃんと田植えをやったばかり」と、手際の良かった近藤政司君。大騒ぎの田植えでしたが、どの子も丁寧に植え付けていきました。秋には稲刈り、脱穀作業を体験し、収穫したもち米を使ってもちつきをする予定です。 また、ビオトープでホタルやトンボなどの生き物観察をする同委員会では、人と共に生きる水田の生き物の観察をしようと、里山活動にも生かしていくそうです。

世界大会で「銅」に輝く

遠藤
さん(右)とペアを組んだ若松さん
●江南の遠藤さん(卓球)60〜64歳クラスに出場
江南市小杁町の遠藤恵美子さん(60)は5月30日から6月5日にかけ、48カ国2500人が参加して行われた「第12回世界ベテラン卓球選手権―横浜大会」の女子ダブルス60〜64歳クラスで見事銅メダルを獲得しました。2年に1度、世界各地で開かれる同大会は40歳以上が対象で、年齢別に8階級、男女各シングルス・ダブルスで競技。遠藤さんは平成8年のノルウェー大会から参加し初出場でシングルス・ベスト16に。今回、3回目の出場にして初のメダル獲得となりました。ダブルスのペアを組んだのは、組織委員会から紹介された仙台市の若松和子さん(61)。4組によるリーグ戦を勝ち上がり準決勝まで6試合、接戦に次ぐ接戦に「ドキドキハラハラ、楽しむ以上に緊張しました。表彰台に立ったときはすごくうれしくて鳥肌が立ったほど」と話します。大会に参加することで日本中に友達ができたという遠藤さんですが、卓球を始めたのは38歳の時。転勤したばかりでスポーツで友達づくりをと始めましたが、腕が上がるにつれ「子どものころの財産がない分、努力が必要」と大会前には週5日、2時間の練習をこなしてきました。今の目標は、2年後のドイツ大会でのシングルス・ベスト8。そして「大会出場最高齢の92歳まで、あと30年は現役を続けられるようこれからも練習に励みたい」と、張り切っています。

3年ぶり5回目 全国大会出場 (男子ソフトボール「丹羽クラブ」)

全国大会へ出場する「丹羽クラブ」の皆さん
7月31日から山口県で開催
丹羽郡をベースに全国規模で活躍を続けている男子ソフトボールのクラブチーム「丹羽クラブ」(川田和夫代表)が、3年ぶり5回目の全国大会出場権を獲得しました。全国大会は7月31日から8月2日まで山口県下関市で行われる「第25回全日本クラブ男子ソフトボール選手権」。同チームの宇野直樹監督は「チーム一丸となってまずは1勝を」、梶田達也主将は「全国制覇を目指して、ソフトボールを楽しんで頑張ってきます」と話しています。
丹羽クラブは県一般男子1部に所属し、ことしの春季大会ではトヨタ自動車に4対1で勝利した実力のあるチームです。 今回の全日本クラブ男子選手権の前哨戦ともいえる県大会優勝、東海4県の代表計8チームによる東海地域大会で準優勝に輝き、全国大会の切符を手にしました。川田代表は「今シーズンはスタートで思うような試合ができず不安があったが、ここへ来てムードも良くなってきた。東海の決勝戦(静岡・島津クラブ戦)では、幾度かの好機を生かせず詰めの甘さが出た。反省材料としたい」と、話しています。
同クラブのメンバーは次の皆さん。(敬称略)【代表】川田和夫【監督】宇野直樹【コーチ】岩田雄尚【スコアラー】後藤留美【主将】梶田達也【選手】河合正人 平林正弘 河上賢太 奥村和友 高木幸雄 鈴木利幸 皆川修三 松井宏之 藤原貢 泉雅彦 吉田雄一 大島学 鹿取俊久 高木龍二 伊藤光延 岩田雄治 脇田裕雅 林雄一朗 古賀敬英 早川祐治

 
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