円柱鏡型に写して見ると作品が見えてくるアナモルフォ−ズの手法を取り入れて描かれた作品(写真上)と美術館の外観(同下)
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●〈犬山城下〉トリックアートの美術館オープン
トリックアート(だまし絵)専門作家の渡辺健一さん(56)=名古屋市緑区=の作品約40点を展示する美術館「トリック繪画邸」が3月18日、犬山城下のどんでん館北隣にオープンしました。
「10数年前に、ダリの絵を見てトリックアートにすっかり魅せられたのがきっかけで描き始めた」と話す渡辺さんは、全国でも珍しい油彩で描くトリックアート専門作家。数多くのコンペで入賞し、今までに制作した作品は80点を超えます。
見る角度によって3人が浮かび上がるトリック手法のトリシネオラマが取り入れられた「信長・秀吉・家康」の作品や、絵の中心に置いた円すい、円柱鏡型に写してみると作品が見えてくるアナモルフォーズの手法を取り入れたものなど、不思議空間の作品は見る者に驚きと感動を与えています。
新作など、年に3回程度作品を入れ替えて、展示をしていくということです。営業時間は午前10時から午後4時30分で、入館料は高校生以上600円、小中学生300円、月曜定休。
(問)同美術館090−5614−4801 |