NHKで生中継・・・160403掲載

桜の名所「五条川の桜」

見ごろを迎えた五条川の桜
=大口町内で、3月29日写す
4000本以上ある五条川堤の桜が、見ごろを迎えています。桜並木にはぼんぼりが飾り付けられ、1年で最も華やぐ季節の到来です。桜を町の花に決めている大口町には、町を縦断するように約2000本が植えられ、桜の名所になっています。ことしはNHK名古屋放送局が、アピタ大口店屋上にロボットカメラを設置し、ピンク色に染まる五条川堤の様子を朝の「おはよう東海」、夕方の「ほっとイブニング」などの番組中で生中継しています。

370回目の犬山祭・・・けんらん豪華な車山巡行
●針綱神社前で13両がからくり披露
犬山市の針綱神社の例祭として寛永12(1635)年に始まった犬山祭が、ことし370回目を迎えます。3日が試楽祭、4日が本楽祭で、2日間ともけんらん豪華な13両の車山が昼と夜、犬山城下を巡行します。 
◇初の有料観覧席
車山の上で繰り広げられるからくりは3日は正午から午後3時ごろまで、4日は午前10時ごろから午後3時ごろまで、ともに針綱神社前広場で見ることができます。ことしは初の試みとして、針綱神社鳥居周辺と文化史料館周辺に、からくりと車山巡行がゆったりと見物できる有料観覧席が設けられます。
◇安全対策で通行規制
365個のちょうちんを付けた夜車山は3日午後6時45分に針綱神社前広場と犬山駅西口、4日午後6時45分に余坂町と犬山口を出発し、それぞれの街を巡行します。混雑時の安全対策として、両日午後7時から同8時30分まで、下本町交差点付近で歩行者等の通行制限が実施されます。
◇2日間、多彩な催し
4日まで春の犬山お城まつりとして、次のような催事が行われます。
▼友好都市交流物産展・骨董市(市体育館)▼全国古城絵巻五十撰展示(文化史料館駐車場)▼犬山朝市おも城市(からくり別館南側駐車場)▼どんでんまつり(どんでん館)▼屋台村&休憩所(市体育館南駐車場)▼フリーマーケット(キャッスルパーキング)▼女みこし&ぼんでん横丁(犬山駅西)▼茶会と生け花展示(市武道館)
犬山祭、春の犬山お城まつりについてのお尋ねは、総合案内所臨時電話TEL犬山62−3052へ。
●230歳の人形など全面修復 魚屋町のからくり「乱杭渡り」
犬山祭の車山の一つ、魚屋町の「眞先(まっさき)」に載るからくり「乱杭渡り」=写真=が全面修復され、その完成式が3月14日、犬山市福祉会館で行われました。この「乱杭渡り」は「離れからくり」と呼ばれ、そのしかけは大変珍しく、日本に現存する唯一のものといわれています。安永3(1774)年、なごや細工人・藤吉によって作られたもので(郷土史書「犬山里語記」)門外不出「公開は一切ならぬ」と言い伝えられてきました。完成式では、沢田和幸町会長が「この度の修復は門外不出を破ることになり、町内でも議論がありました。しかし、230歳になる人形の老朽化はいたしかたなく、修復の決断となりました」とあいさつ。平成13年から足かけ3年の経緯を振り返り「修復後を見て、決断して本当に良かったと胸を熱くしています。今後は町内一丸となり、技術の伝承に努力して参ります」と感慨深く語りました。修復は9代目玉屋庄兵衛さんの手で行われ、庄兵衛さんは「先代や先々代も手掛けることがなかった大変珍しいからくりを修復させてもらう事ができ、苦心もしましたが大変光栄です」とあいさつしました。
「乱杭渡り」は正式名称を「日蓮聖人星下りの図」といい、「日蓮聖人正伝」に由来します。布教活動が鎌倉幕府の逆鱗に触れ斬首されるところが一命を取り止め、お預けの身になった聖人が、月に向かい法華経守護をお祈りする場面とのこと。聖人が合掌し頭を垂れると、星が割れて天女(明星天子)が現れ、やがて唐子に。そして高下駄を履いた唐子が池のほとりの乱杭の上を渡り、梅の枝に下がった軸と戯れて遊んでいると枝に下がった軸が開いて「日月」の文字が現れ、最後の場面を迎えます。式では針綱神社による修祓式、日蓮宗妙感寺住職による日蓮聖人伝記の説話などの後、からくりの披露があり、6本の乱杭の上を唐子が渡っていく妙技に、出席者からは感嘆の声が漏れ、拍手が沸き起こっていました。

扶桑のシダレモモ

濃いピンク色に染まる
シダレモモ=昨年写す
●木曽川扶桑緑地公園遊歩道でまもなく見ごろに
扶桑町から犬山市へ続く木曽川扶桑緑地公園遊歩道上のねこやなぎ通りで、シダレモモのピンクの花がまもなく見ごろを迎えます。扶桑町の山那フラワークラブ(松山敏代表)が、5年ほど前から苗を植え始めたもので、約200メートルの道沿いに200本。若木のため花が咲いているのはまだ50本ほどですが、500本を目標に今も植え続けています。草取りや肥料やりのほか枝をきれいなアーチ型にするため年に2、3回はせん定をするなど、手入れも欠かせません。これらの苗木は、長野県出身で同町斉藤に住む秦さん夫妻が、古里に多く自生しているシダレモモを懐かしみ、種を取り寄せ畑で育てているもので、第2の古里、扶桑町への感謝の気持ちを込めて同クラブのメンバーと一緒に植えてきました。また、ことしはモモの側にユキヤナギの苗木を移植。来年からは、白とピンク2色の愛らしい姿が楽しめそうです。同遊歩道の国旗掲揚塔近くにそびえる樹齢80年以上という「うす紅櫻」も見ごろを迎えており、春の盛りを彩っています。

2市2町の合併は白紙に 任意の「合併検討協議会」解散
●私たちの市町村合併
江南、岩倉、扶桑、大口の2市2町で構成する任意の「合併検討協議会」は、昨年8月5日に発足以来新市建設に向けての話し合いを重ねてきましたが、法定協議会への移行時期をめぐり、折り合いがつかず、3月22日に江南市役所で開かれた第11回の会合で「解散」が承認され、2市2町の枠組みでの合併は白紙に戻りました。席上、同協議会の会長を務めた堀元江南市長は「合併については一定の共通認識を得たが、合併特例法適用期限内(平成17年3月)の合併を視野に入れた4月の法定協議会設置には至らず、いったん白紙に戻すのが最善と考えた。合併は今後とも各市町で取り組んでいく所存である」と述べました。同協議会は発足以来、11回の会合を開いたほか、17回の首長会、18回の幹事会、18回の専門部会、122回の分科会、14回の都市内分権研究会や、5回の講演会、1万人を対象にした住民意向調査、5回の先進地視察研修などを行ってきました。
解散後の記者会見で、各首長は次のように語りました。堀市長「地方分権、広域行政の必要性は増している。江南市は合併を避けて通れない状況。これを機会に意識改革をすべく、今後とも合併を進めていきたい」石黒靖明岩倉市長「各市町で切磋琢磨して元気な町ができたらと思っていたのに、誠に残念。今後のことは全く白紙だが、行政改革は断行する考えである」河田幸男扶桑町長「合併について真剣に考えなければならない時期。引き続き内部組織の中で、研究し次のステップにつなげたい」酒井^大口町長「17年3月の合併に焦点を合わせられたのが残念。もう少し時間があればと思っている」

驚きと感動の不思議空間

円柱鏡型に写して見ると作品が見えてくるアナモルフォ−ズの手法を取り入れて描かれた作品(写真上)と美術館の外観(同下)
●〈犬山城下〉トリックアートの美術館オープン
トリックアート(だまし絵)専門作家の渡辺健一さん(56)=名古屋市緑区=の作品約40点を展示する美術館「トリック繪画邸」が3月18日、犬山城下のどんでん館北隣にオープンしました。
「10数年前に、ダリの絵を見てトリックアートにすっかり魅せられたのがきっかけで描き始めた」と話す渡辺さんは、全国でも珍しい油彩で描くトリックアート専門作家。数多くのコンペで入賞し、今までに制作した作品は80点を超えます。
見る角度によって3人が浮かび上がるトリック手法のトリシネオラマが取り入れられた「信長・秀吉・家康」の作品や、絵の中心に置いた円すい、円柱鏡型に写してみると作品が見えてくるアナモルフォーズの手法を取り入れたものなど、不思議空間の作品は見る者に驚きと感動を与えています。
新作など、年に3回程度作品を入れ替えて、展示をしていくということです。営業時間は午前10時から午後4時30分で、入館料は高校生以上600円、小中学生300円、月曜定休。
(問)同美術館090−5614−4801
18日に写生大会 尾北ホームニュース主催
昨年の写生大会の様子 ●江南藤まつり4月17日開幕 
江南市を代表するイベント、江南藤まつりが今月17日に開幕します。尾北ホームニュースは毎年恒例の写生大会を18日午前9時から、曼陀羅寺公園内で開催します。ことしで18回目。対象は幼児・小学生。参加要項は次の通り。
●とき 4月18日(日) (受付時間=午前9時〜正午、作品提出時間=午後3時まで)※雨天の場合は4月25日(日)に延期します。
●ところ 曼陀羅寺境内および同寺公園内
●画材・画題 自由(画用紙は受付で配布。絵の具・クレパス・画板などは持参して下さい)
●賞 尾北ホームニュース大賞、中日賞ほか約60人に賞状と賞品を進呈。なお、当日作品提出時に参加賞を進呈します。
●入賞作品展示 5月1日(土)〜4日(火)同寺正堂
●表彰式 5月5日(祝)午前10時 同寺正堂前
 
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