●第370回犬山祭(車山揃え)・・・160327掲載
第9回 春の犬山お城まつり
●試楽祭4月3日 本楽祭4月4日
犬山祭は、当地の産土神を祀る針綱神社の行粧式であり、例祭は1635(寛永12)年尾張徳川附家老犬山城主成瀬正虎公の沙汰で、氏子が行粧の車山・練り物を出して以来、今日まで継承されてきました。犬山祭の主役はなんと言っても各町内が練り出す13輌の車山であり、これらの車山はいずれも三層になる豪華なもので、車山の高さにおいては全国的にみて、トップクラスに入ります。そして、この車山にはすべて江戸時代の昔より伝わるすばらしい「からくり」があり、見物人を楽しませてくれます。13輌の車山すべてが「奉納からくり」を披露するのは全国でも唯一のものであります。また、夜車山は祭りの圧巻であります。万燈に飾られた道行は豪華絢爛にしてまさに一幅の絵巻物にほかなりません。
針綱神社 犬山祭保存会
主な催事のご案内 第9回春の犬山お城まつり
◆お問い合せは/犬山観光案内所(問)0568−61−6000
4月11日まで■ミニチュア山車展 (文化史料館)
4月18日まで■文化協会展覧会 (犬山市体育館)
3月27日   ■しだれ桜邦楽及びオカリナコンサート (笑面寺)
3月28日   ■犬山白帝杯少年剣道交流大会 (犬山市体育館)
4月 2日    ■北のまちづくり推進協議会
         10周年記念事業植樹祭10:00〜 (キャッスルパーキング)
4月 2日    ■宵まつり ■スタンプラリー (各町内)
4月 3日    ■犬山祭試楽祭オープニングセレモニー・
         魚屋町からくり披露11:00〜 (針綱神社前広場)
        ■神楽屋形の運行 12:00〜13:00 (本町通〜駅前通)
         ■夜車山曵き出し式 (駅西ロータリー)
4月4日    ■犬山祭本楽祭 (13町内・針綱神社ほか)
4月3・4日  ■着物姿で犬山祭を楽しみませんか (針綱神社周辺)
        ■全国古城絵巻五十撰 (文化史料館駐車場)
        ■犬山朝市おも城市 (からくり別館南側駐車場)
        ■茶会と生け花展示 (武道館)
        ■しろりん広場 (からくり別館南側駐車場)
        ■女みこし巡幸&ぼんでん横丁 (犬山駅西)
        ■どんでんまつり (どんでん館)
        ■友好都市交流物産展 (犬山市体育館)
        ■骨董市 ■物産品販売 (犬山市体育館)
        ■フリーマーケット (キャッスルパーキング)
        ■屋台村&休憩所 (市体育館南駐車場)

桃太郎公園で「さくらまつり」
ぼんぼり約1,000個夜桜見物も楽しそう 犬山市栗栖
桃太郎伝説発祥の地、桃太郎公園=犬山市栗栖=で、毎春恒例の「さくらまつり」が始まりました。犬山市、同市観光協会、中日新聞社が後援。同公園は木曽飛騨国定公園の中にある自然豊かな自然公園で、一帯には約500本のソメイヨシノなどのサクラが植えられており、毎年、大勢の花見客でにぎわいます。「さくらまつり」は、地元の桃太郎発展会(前田雄輔会長、15店)が花見に訪れる人に名物の木乃芽でんがくや、きびだんごを味わってもらおうと、昭和40年ごろから続けています。ことしもピンク色をした約1000個のぼんぼりを飾り付け、街路灯のカバーもピンク色のものに取り替え、雰囲気を盛り上げています。照明灯も10基あり、日暮れとともに園内のあちらこちらで宴会が始まります。
また、木曽川沿いの栗栖園地にあるじゃぶじゃぶ池では、アヒル1匹、アイガモ2匹が、来園者を迎えてくれます。駐車場は約300台分、無料です。(問)前田会長TEL0568(61)1576

悟渓屋敷で初の桜まつり行う(扶桑町)
自慢の枝垂れ桜
500年あまりにわたり地区を挙げて守り続けてきた扶桑町南山名の悟渓屋敷(悟渓寺)で20日、「自慢の枝垂れ桜を愛でながら、ゆったりとお茶を味わっていただこう」と、「枝垂れ桜まつり(観桜呈茶会)」がことし初めて開かれました。南山名区文化保護委員会(黒木英夫委員長)が主催したもので、約200人が訪れました。樹齢55年、直径10mにもなろうかというほど見事な円すい形に広がった枝は9本の添え木で支えられ、薬剤の散布など、同委員会が中心になり手入れをしてきました。例年、春分の日には満開になる同屋敷の桜ですが、同日はつぼみが大きくふくらんだ状態。しかし、地区の人たちの協力で行われた大正琴やオカリナ、同区和太鼓クラブ「扇」の演奏=写真=に「ゆったりとした時間が持てました。来年もまた来たいですね」と、お茶や演奏を楽しんだ参加者たち。黒木委員長も「境内の整備など、皆さんに見ていただくまでに1年かかりました。これからも文化をつなぐために活動していきたい」と話しています。
悟渓屋敷は、徳川家3代将軍家光から「国師」の称号を与えられた悟渓禅師の生誕地として同町の文化財史蹟の指定を受けています。同委員会では来年以降も春分の日にまつりを開いていく予定。

PTAのパトロール隊が大口町全域で活動開始
パトロール出発式=大口中 子どもたちを守ろう
「町内全域で目を光らせ不審者、変質者から子どもたちを守ろう」と、大口町PTA連絡協議会(鈴木喜博会長)はこのほど「パトロール中」の表示板を作成し、買い物に出掛けるときなどに、自転車の前かごや車の日よけなどに掲示してのパトロール活動を始めました。同町内でもスカートをめくられたりたたかれたりと、子どもたちを狙った不審者の出没が多発していることから「子どもたちの安全を守るために、町内全域で目を光らせる必要がある」と、PTA連絡協議会で鈴木会長が提案。同教育委員会の協力を得て500枚作成し、町内5小中学校に配布しました。夜でも「パトロール中」の文字が光って浮かび上がるように工夫された表示板は、縦14cm、横30cmのラミネート仕上げ。13日には、大口中学校(村良弘校長)で新旧役員によるパトロール出発式が行われ「地域全体で子どもたちを守っていこう」と、各校のPTA役員が中心となり、地域を挙げての防犯活動に取り組んでいきます。
車いすと交換し福祉施設へ贈る 〈江南・藤里小〉
くるみの里の代表、高味さんに車いすを贈る4年生の代表児童=藤里小で アルミ缶集めてつぶした40000個
江南市の藤里小学校(森川幸子校長、580人)の4年生91人は22日、集めたアルミ缶を車いす1台と交換し、福祉施設くるみの里に贈りました。身近な環境問題を自分のこととしてとらえ、今自分にできることは何かを考え実践する総合学習「ごみのゆくえ、ごみのダイエット運動」に、1年間取り組んだ4年生。家庭から出るごみの行方を追って大口美化センターを見学し、資源ごみの回収見学では分別の仕方、リサイクルについてなどを体験学習しました。その中で、日常生活でもよく出るごみのアルミ缶が車いすに交換できることを知り、2学期から集めることに。チラシやポスターを作り校内だけではなく地域の人にも回収を呼び掛けました。12月までは順調に集まったアルミ缶ですが、1月に入ると集まる量が減少。「アルミ缶がなかなか集まらなくなったとき、本当にもらえるのかなと心配だった」という小玉颯君ですが、何度も地域のスーパーや酒店に呼び掛け、みんなの協力で最後は4万個を越えました。
重さにして約800kg。アルミ缶は金づちでつぶして箱詰め。縦50cm、横60cm、深さ50cmの段ボール箱約40箱分にもなりました。城れいなさんは「アルミ缶集めや、つぶしは大変だったけど、車いすがもらえてうれしい」。近藤美香子さんは「頑張ったかいがあったと思います」と話し、車いすを受け取ったくるみの里の高味美智代さんは「車いすをいただきありがとうございます、大切に使います」と話しています。

1回目は余野区の「ニシキギ」〜大口西小学校〜
「区の木」を植える
「小学校に入学した子どもたちに、木の成長を見守りながらたくさんの思い出をつくってほしい」と、大口西小学校区の余野区(近藤喜昭区長)、さつきヶ丘(土川喜一郎区長)、垣田区(酒井洋区長)、下小口区(今枝達夫区長)の4区長から同校に「ニシキギ」が贈られ、1年生124人が16日に運動場東側に植樹しました=写真。緑化活動を推進しようと、大口町制40周年を記念して平成14年に区の木を定めた町内各行政区。「入学した記念に、毎年区の木を1年生と一緒に植樹したい」と、近藤区長らが学校に申し出たもので「学校の中に緑や実のなるものがあるのは大切なこと」と、田中将弘校長は歓迎します。1回目の今年度は、余野区の木「ニシキギ」で、近藤区長が「みんなより小さなニシキギが、いつみんなの背を追い越すでしょう。どのように育つのか観察してください」と話すと、伊藤成美さんが「きっとすくすくと育ち、6年生になるころにはきれいな木になっていると思います。大切に育てます」とお礼を述べました。
各区長は「今後も続けていけるよう申し送りたい」と話し、さつきヶ丘の「ハナミズキ」、下小口の「モミジ」が順次、植樹される予定。まだ決まっていなかった垣田区の木も近日中に定められることになっています。
 
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