●3年後の開園目指して市民らが研究会・・・160320載
”みんなの公園”にしようと「花とみどりのフォーラム」を開催
花卉園芸植物園(仮称)事業用地

黄色の枠内が花卉園芸植物園の事業用地、青枠内は追加事業承認要望区域
●〜国営木曽三川公園〜 (仮称)花卉園芸植物園
国は平成19年春の開園を目指して、江南市の木曽川河川敷に国営木曽三川公園(仮称)花卉園芸植物園を造るため、現在同市緑地公園木曽川左岸グラウンドに盛土をするなど、造成工事を行っています。計画では約38ヘクタールの敷地に植物を展示したり、レストラン、研修室などを備える中心施設や、花壇、芝生広場のほか、現存する樹木を生かした遊歩道などが設けられる予定。江南市ではこの公園を誰でも楽しく参加できる”みんなの公園”にしようと、平成14年7月から同17年3月まで、「花とみどりのワークショップ」と銘打った会合が開かれています。国営公園であることから誰でも参加することができ、市内外の83人(3月8日現在)が月に1回集まって、研究会を開いたり、公園造りのアイデアを出し合っています。
「花とみどりのワークショップ」は、今年度の活動の成果を発表しようと20日午後1時30分から、江南市民文化会館2階で、「花とみどりのフォーラム」を開きます。午後3時から建物プランを考えたグループ会議や「花の管理」「川とみどりとビオトープ」「企画・広報」の3分科会の活動を報告します。また、同1時45分から元名古屋市東山植物園長・坂梨一郎さんを招いて講演会を開催。テーマは「花のあるくらし〜参加型植物園を目指して」。そのほか、花木を容器に寄せ植えするコンテナガーデンのコンクールやキッズコーナーでは、ドングリのこま作りなど楽しい企画がいっぱいです。

春の犬山お城まつり、きょう開幕

5歳レベルの会話ができ、感
情表現も豊かな「イフボット」
感性コミュニケーション・ロボット 「イフボット」が来場
第9回春の犬山お城まつりオープニングセレモニーが20日、オープン2周年を迎えた余坂木戸口まちづくり拠点施設「余遊亭」=県道名古屋犬山線、余坂信号西=で行われます。午後1時30分からの式典に先立って、正午に世界で初めての感性コミュニケーション・ロボット「イフボット」(身長約45センチ、体重7キロ)=(株)ビジネスデザイン研究所が開発=がやって来ます。「ロボットとからくりのコラボレーション」と題して、先進技術のロボットと犬山祭のからくりが掛け合いで演じます。午後1時15分まで。同1時には春姫道中と城東中ブラスバンドが犬山市体育館を出発、魚新通を経由して余遊亭まで行進。同1時30分一行が到着すると式典が始まり、石田芳弘犬山市長らがあいさつしお城まつりの幕開けとなります。
余遊亭では2周年を祝って午前10時から午後4時まで、各種団体の発表会や屋台が出店します。同4時からはロボットによるビンゴゲームも。このまつりは4月3、4の両日開催の犬山祭まで。(問)犬山観光案内所TEL犬山61−6000

「電車からも見てね」

25日からライトアップされる布袋の
大仏とサクラ並木=3月15日写す
25日から  布袋の大仏と夜ザクラをライトアップ
江南市布袋地区にある「布袋の大仏」前のサクラ並木が25日から4月11日までの18日間、午後6時30分から同9時までライトアップされ、夜ザクラを見物に訪れた人たちの目を楽しませます。1000ワットの投光機2機で大仏を、赤と白の400ワットのフットライト各2機で、幻想的にサクラを浮かび上がらせるというもの。この企画は、ほていコミュニティー協議会が、町の活性化と布袋のシンボルである大仏のもとで、サクラの美しい時に住民の憩いの場の一つになればと、ことし初めて実施されます。同協議会は、布袋の歴史的な町並みや資源を活用し、町全体の活性化と商工観光の振興につなげようと昨年8月に発足。現在約30人のメンバーで活動中。発起人の一人、柴田広美さん(47)は「線路沿いなので電車の中から帰宅途中の人たちが見て、ホッとした気持ちになってくれればうれしい」と話し、「地区以外の人たちもぜひ花見に来てください」と呼び掛けています。また同協議会は、5月に大仏の東、青木川沿いの休耕地約300坪を借り、マリーゴールドの花でいっぱいにする「花ばたけプロジェクト」を計画中。
黄色い花のじゅうたんの見ごろは5月下旬から6月上旬で、電車の車窓からでも楽しめるということです。同協議会ではメンバーを募集しています。連絡先、駒田さんTEL080−3622−4181

茶の湯」を楽しむ・・・ブルキナファソのディエリーさん

左から3人目がディエリーさん
江南市の「愛・地球博」フレンドシップ相手国
外国人に日本の伝統文化である「ひな祭り」と「茶の湯」を楽しんでもらい、交流を深めようという「ひな祭り茶会」が7日、江南市の曼陀羅寺で開かれました。同市国際交流協会が主催。招待されたのはフランス、アメリカ、中国、ペルーなどから来日している外国人約60人と一般の応募者約10人。愛・地球博「一市町村一国フレンドシップ事業」で、同市の相手国になっているブルキナファソから来日しているディエリー・ディアノウさん(50)も参加しました。同国は西アフリカのサハラ砂漠南に位置し、面積は日本の約70%、人口は1320万人で公用語はフランス語。
日本で外国人登録をしているブルキナファソ人は全国で5人、その中の一人がディエリーさんです。ディエリーさんの来日は今回で3回目。昨年8月、国家公務員として来日し現在、名古屋大学で地質学を研究しています。日本語は全く分からないディエリーさん。たまたま茶会に招待されていたフランスからの留学生ファニー・ガムリンさん(尾北高校1年)が、通訳の人に協力をするという場面もありました。着物とはかまを身に着けたのは初めてのディエリーさん。「着心地がよくて好き」とのことですが、茶室での正座は大変だった様子。しかし「抹茶は2回目、おいしかった」と茶会を楽しんでいました。フレンドシップ事業について尋ねると「詳細は分からないが、すごく良いことだと思う」。「日本人はよく働き、優しくていつも助けてくれる。静かな日本は大好き」と話しています。ディエリーさんは、6月に帰国する予定です。

「点滴は石をも穿つ」

卒業生を代表して答辞を読み上げる中野紀子さん=尾北看護専門学校で 卒業証書授与の様子
尾北看護専門学校で37人が卒業

大口町下小口の尾北看護専門学校(木村完校長、129人)で6日、第7回卒業式が行われ、正看護師免許取得を目指して3年間勉強に励んできた37人が在校生や保護者、教師らに見守られ学びやを後にしました。正看護師は準看護師に比べ、独自で判断し行動しなければならない場面も多くなり、看護師としての一層の自覚と責任が必要になるそうで、学生は仕事と両立させながら看護学の授業や訪問看護などの実習を学び、中には家事や子育てをしながら学校に通った学生も。皆勤賞を受けた一人、足立ルミ子さん(32)=犬山市若宮=は、3年の間に結婚、出産、育児を経験し「私だけでなく、みんなで頑張ってこられたから」と、控え目な様子の中にも卒業を迎え、充実感でいっぱいの笑顔を見せていました。
2年間担当を受け持った益江すゞ子教諭は「3年間の努力をこれからも一歩ずつ進めていってほしい。それだけ学びも大きくなっていきますから」と、近隣の病院などに就職の決まっている卒業生に熱いエールを送りました。木村校長は式辞で「『点滴は石をも穿つ』という言葉を送ります。何事も根気を持って続けていけば、必ず大きな力となるはずです」と話し、卒業生を代表し中野紀子さんが「学ぶ姿勢を忘れず、病める人の心に目を向けられるような看護師を目指して努力していきます」と、新たな決意を胸に答辞を読み上げました。
 
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