●本番間近! ! 私たちの舞台へどうぞ・・・160221掲載

<3グループを取材>
本番を直前にした3つのグループが、最終のけいこに励んでいます。卒業間近の愛知江南短大生、音楽好きな母親仲間「とまと」の皆さん、本格的な歌舞伎に挑む「劇団夢一座」の座員たち。それぞれの舞台の幕が上がるのはもうすぐ。公演に向けての熱い思いを取材しました。
 

▲公演を目前にひかえた愛知江南短大の学生たち
2月26日、江南市民文化会館小ホール
●卒業記念の音楽劇 教養学科国際教育コースの39人 愛知江南短大
愛知江南短期大学教養学科の国際教育コース第1回卒業生による音楽劇「オズの魔法使い」が26日午前10時45分から、江南市民文化会館小ホールで開催されます。
同コースの学生は英語とコンピューターに強い新しい幼稚園教諭を目指す男子12人、女子27人。「全員で思い出に残ることがしたい」と劇にチャレンジすることにしました。お話はカンザスの草原に暮らすドロシーが竜巻で不思議なオズの国に飛ばされてしまい、かかし、ブリキのきこり、ライオンと共に旅をするという、L・フランク・ボームの小説。
ミュージカル映画などでもおなじみの作品を基に、学生らが脚本、挿入歌の作詞・作曲、衣装やパンフレットの制作なども行う手づくりの音楽劇ができました。「最初はお芝居だけのはずでしたが、どんどん膨らんでいって音楽劇になってしまったようです」と、山田輝子教養学科長。
公演には同大学付属幼稚園や同市立中央保育園の園児ほかを招待。脚本、演出を担当した神谷由紀さんは「学んできたことを生かして、英語なども入れています。劇ではかかしやライオン、ブリキのきこりなどの登場人物の心や勇気を子どもたちに伝えたい。所々に個性が生かせる面白い場面を入れました。園児たちが参加できる場面もあり、当日のお楽しみです」と話しています。入場は無料で「一人でも多くの人に見てもらいたい」ということです。

歌舞伎に初挑戦−−−3月7日、扶桑町中央公民館
●劇団夢一座 演目は−「恋飛脚大和往来」  
  座員11人、本格的な衣装身に着けて舞台へ

現代劇や古典劇、オリジナル作品など、さまざまなジャンルを演じてきた「劇団夢一座(桑田幸代代表、11人)」の第8回公演が3月7日、扶桑町中央公民館で行われます。演目は歌舞伎・梅川忠兵衛恋の道行「恋飛脚大和往来」。伝統芸能の鑑賞会や講演会などを多数開催し、質の高い文化に触れる機会づくりを積極的に進める同町で「自分たちで地元の文化をつくるという気持ちでやりたい」と、今回初めて本格的な歌舞伎に挑戦。既成の台本を分かりやすい言葉に換え、劇中の所々にストーリーの解説を入れるなど「歌舞伎を見たことがないという人にもぜひその良さを知ってもらいたい」と、座員の思いが随所に込められています。
本番は本格的な歌舞伎の衣装を身に着けての演技となりますが、練習では知り合いなどから寄付された不用の着物を使い、歌舞伎独特の振り付けなどは師匠の市川玉次さんが指導。浄瑠璃の指導も受けながら白塗りのやり方も練習したりと、熱の入ったけいこが続けられています=写真。  照明、音楽などの裏方は座員の家族が協力し、舞台セットもすべて座員の手作り。約半年かけて準備を進めてきた公演に、座員の近藤多磨子さんは「演劇の役者がどのくらい歌舞伎の役者になりきれるかが見所。ぜひこれがきっかけになって、多くの人に古典芸能に親しんでもらえれば」と多くの来場を呼び掛けています。
ストーリーは・・・
大阪で為替を扱う飛脚屋亀屋の養子忠兵衛は遊女梅川と恋仲になり、身請けするための手付け金は払ったものの、後の金の工面がつかず困っていた。仕事途中にもかかわらず、つい座敷へ上がってしまう忠兵衛の隣の部屋で、恋敵の八右衛門が自分の罵詈雑言を並べ立てているので思わず口論となり、懐の公金三百両の封を切ってしまう。当時公金横領は死刑となる大罪。実父の顔をひと目見たいと、梅川を連れて、雪の大和路を父孫右衛門の住む新口村まで逃げていく。
2回公演 
公演は午前11時と午後3時の2回。入場料は前売り700円、当日1000円(全自由席)。問い合わせは桑田代表 電話090−6086−9707へ。
この公演に5組10人をご招待します。ご希望の方は、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、世帯主名、最寄りの中日新聞販売店名を明記して、〒483-8107江南市石枕町白山55の1、尾北ホームニュース「夢一座公演」係へ。25日までの消印有効。

おいしいコンサートを届けます−2月29日、犬山国際観光センター
●音楽好きな母親仲間 朗読&音楽サークル とまと
「とまと」の皆さんと全長34mの巻き絵本 同じ保育園で出会った音楽好きの母親仲間で結成、15年間活動を続けている「とまと」(竹村洋子代表)が7回目のコンサートを2月29日午後1時から、犬山国際観光センター2階で開きます。無料(ティータイムあり)。今回は仕事などの理由から、参加できるメンバーは8人のうち6人。「形は小さくても、おいしいとまとのコンサートを届けよう」とただいま練習の真っ最中です。第一部の「お話いろいろ」では、手作りの全長34メートルの巻き絵本を使っての『おおきなおおきなおいも』の朗読や映像絵本での万葉集の朗読。第二部の「音楽いろいろ」では、ピアノ演奏や弾き語りのほか、初めてオカリナの演奏も披露します。「そろそろ職場でも責任ある立場に立つ年齢になり、体力的にもきつくなってきましたが、仲間のきずなはますます強く、コンサートの楽しさを忘れられずに頑張っています」と代表の竹村さん。
コンサートに向け練習する皆さん ことしは絵本の朗読が中心ですが子どもだけでなく、大人にこそ楽しんでもらいたいと話します。 「ストレスの多い社会の中生活する大人の皆さんに、絵本の持つ温かさや優しさに触れてほしい」と願って企画、映像やBGMにも工夫を凝らしているとのこと。メンバーたちもコンサートのたびに新しいものに取り組むなど、楽しさを見つけているそうで、今回のオカリナ演奏もその一つ。「コンサートをするたびに少しバージョンアップする、そんな生き方をする仲間や自分たちが好き」とメンバーは瞳を輝かせていました。なお、今までの「とまと」の作品を学校や保育園などの団体に無料で貸し出しも行うそうで「関係者の方はぜひ、ご覧ください」とのこと(詳しくは当日)。

わたしたちの市町村合併−−−都市内分権を承認
中間報告 江南など2市2町合併検討協議会
都市内分権の基本的な
イメージ図(合併直後)
旧市町に区(仮称)を置き地域の業務を処理
江南、岩倉、大口、扶桑2市2町による合併検討協議会(会長・堀元江南市長)の第9回会合が11日に江南市役所で開かれ、合併後も現在の市町単位に事務権限や予算を移譲する「都市内分権構想」が認められました。承認されたのは、同協議会の下部組織「都市内分権研究会」の中間報告。報告では、都市内分権のあり方が基本的なイメージ図として示されました。それによると、合併後の旧市町に地域の業務を処理する機関として区(仮称)を置き、新たにまちづくり等を担当する部署(地域振興課等)を設置し、住民活動支援を行うための予算・人事を配置。また、区には地域協議会(仮称)を置き、構成員は自治会、町内会、PTA、各種団体等地域を基盤とする多様な団体から推せんを受けた人や、公募による住民の中から選任されます。区の名称・組織など(機能としては@住民の意向の反映A行政と住民等との協働による地域づくりの場B従来の支所・出張所機能)については、今後、都市内分権研究会が検討することにしています。区の設置単位は、一体性確保後に見直しを行い住民との協働に最も適した単位にするとしています。次回の合併検討協議会は2月25日午後5時から江南市役所第2委員会室で開かれ、だれでも傍聴することができます。
●住民説明会開催中   ―江南市―
江南市は市町村合併に関する協議状況を市民に理解してもらうため、2月18日から26日まで小学校区ごとに住民説明会を開いています。今後の開催日程と会場は次の通りです。
【21日】●午前10時〜布袋北小学校体育館 ●午後2時〜藤里小学校体育館
【22日】●午前10時〜布袋ふれあい会館 ●午後2時〜門弟山小学校体育館
【23日】●午後7時30分〜古知野北公民館
【24日】●午後7時30分〜古知野西公民館
【26日】●午後7時30分〜宮田小学校体育館
 
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