●介護する人も健康で(扶桑町)・・・160214掲載

コレステロールを下げる調理教室
扶桑町在宅介護支援センターなど主催の「介護者調理教室」が1月29日、同町中央公民館で行われ、13人の参加者が栄養士・高山福美さん=江南市=の「血中コレステロールを下げる食事・油と脂の話」を聞き、調理実習を行いました=写真。
在宅での介護者は外に出る機会も少なく、ストレスをためてしまいやすいことから、同センターが介護者の交流も兼ねて調理教室を毎年開催しているもので、ことしで4回目。
毎回、介護食を中心に実習をしてきましたが、ことしは介護者の健康にも配慮しようと、血中コレステロールを下げる献立内容で、「イワシの照り焼き丼、大豆とワカメのサラダ、クルミ和え、玄米クッキー」を作りました。
参加者の中には「塩分を控えることが、血中コレステロールを下げると知りました。今までイワシに塩を振って粉をまぶしていましたが、これからは控えます」と、早速学んだことを生かしたいと話していました。
同センターでは「在宅介護は一人で抱え込んでしまいやすく大変なもの。介護している者同士であれば分かり合える思いがある」と、悩みを抱え込まないためにも、デイサービスやショートステイなどを利用して交流の機会に出掛けてほしいと話しています。

●イワシの照り焼き丼(5人分)
★材料
(A)イワシ…大5匹、小麦粉…適宜、油…大2
<しょう油…大5、酒…1/2カップ、みりん…大5、 砂糖…大3、だし汁…大3>
米…2カップ、水…2と1/3カップ、ニンジン…40g
ピーマン…小1個、ちりめんじゃこ…30g
三つ葉…1/3把、粉山椒…少々
★作り方
@イワシは頭とわたを取り、水洗いして手開きにし、中骨を取って粉をまぶす。
A釜に洗った米、ニンジン・ピーマンのあられ切り、ちりめんじゃこを入れて炊く。
Bフライパンに油を入れて熱し@のイワシを両面色よく焼いて取り出し、Aの調味料を入れてとろりとするまで煮詰め、イワシを戻し入れてからめる。
C丼にAのご飯を盛り、Bのイワシをのせ、三つ葉の散切りを散らし、たれをかける。好みで粉山椒をふる。
●大豆とワカメのサラダ(5人分)
★材料
ゆで大豆…200g、生ワカメ…20g、トマト(大豆大に切る)…1個、タマネギ(みじん切り)…大1個、青シソ…2〜3枚
<しょう油ドレッシング>
塩…小1/2、しょう油…小1.5、酢…大1.5、サラダ油…大3、コショウ…少々
★作り方
@しょう油ドレッシングを作り、その1/3で大豆をあえ、味をしみこませる。
Aワカメは1pくらいに切って酢洗いをする。
B水切りした大豆とトマト、ワカメ、タマネギを残りのドレッシングであえ、青シソの千切りを散らす。
扶桑北中生が記者を体験!!

参加した女性(左)にインタビューする
(左から)近藤さん、古田さん、小室さん
●初取材の感想は・・・
扶桑町立扶桑北中学校2年生の3人が1月29日、職業体験として尾北ホームニュースを訪れ、取材と原稿作成の体験をしました。
3人は小室美貴さん、近藤遥さん、古田彩也香さんで「書くことが好き」「将来編集の仕事に就きたい」と、職業体験に訪れた理由を話し、同町中央公民館で行われた「介護者調理教室」の取材に同行。中学生記者としてインタビューし、原稿をまとめました。以下は、初めて取材を体験した3人の感想です。

★古田彩也香さん
「実際に取材に行くとうまく質問できず、ただ調理している様子を見ている時間が多かった気がします。正直言って本当に難しくて、もし自分が将来編集関係の仕事に就いたら、うまくやっていけるのかな?と心配になりました」。
★小室美貴さん「インタビューしたことをメモにとってみると、とても難しく国語の大切さを知りました。レイアウトを考えるのも、読者の目を引くために大切だということも知りました。とてもやりがいのある仕事だと思います」。
★近藤遥さん「インタビューをするタイミングがつかめなかったり、質問内容を変えなければいけなくなったりと、臨機応変に行動できるようにならなくてはいけないと思いました。取材したことをまとめるのはもっと難しく、文章を書くのは好きだけど、編集者というのは多くの情報をまとめる力が必要なんだと思います」。

わたしたちの市町村合併
新市建設計画のため住民意向調査を実施

●2市2町の5090人が回答
江南市・岩倉市・大口町・扶桑町合併検討協議会は「新市建設計画」を策定する際の基礎資料とするため、無作為に選んだ満20歳以上の1万人を対象に住民意向調査を実施しました。この調査は昨年12月にアンケート調査票を郵送で配布・回収する方法で行われ、5090人から有効回答が得られました。
回答したのは江南市2445人、岩倉市1178人、大口町550人、扶桑町845人。調査項目は、買い物、飲食店、遊びに行く場など日常生活の行動範囲や、通勤・通学手段のほか、地域の生活環境や暮らしについてどのように感じているかを問うというものでした。



暮らしやすさは大口町が高い満足度
暮らしやすさは
「総合的にみた暮らしやすさ」は、@都市の基盤A生活環境B健康・福祉C教育・文化D交流・住民参画E産業F自然・都市環境G行財政の各項目について尋ねた満足度を総合評価。結果は図1の通りで、大口町が0・21点と特に高く、江南市はマイナス0・26点とやや不満足という評価でした。項目別にみると、大口町では「使いやすい情報通信の環境づくり」「まち並みや景観の美しさ」「中小企業の振興や工場の誘致」が他市町に比べ満足度が目立って高い値でした。
新しいまちはー
また、合併した場合、将来的なまちづくりの上で、重視すべきイメージ(3つ以内)を尋ねたところ、「安心・安全」と「健全な財政運営」がともに40%を越え=図2参照=、次いで「都市を支える産業」「次世代を担う人づくり」「充実した都市の基盤」が20%を越えました。そのほか1856人が自由意見を記述。「2市2町のいいところを残した合併を進めてほしい」「中心部だけがよくなるようなことはないようにしてほしい」など合併に対する要望が409件と最も多い一方、合併は反対と不満を訴える意見も302件と目立ちました。
 
戻 る