 |
●平和の願いを込めて
「使わなくなったピアノを発展途上国に贈ろう」と活動している自然派ジャズピアニストの河野康弘さんの「ワッハッハ出前コンサート」が12月21日、市民グループ「まちかどの泉」の事務局＝犬山市中山町１の19＝で行われました＝写真。
犬山城前の事務所兼フェアトレード店「茶運停」の移転のお披露目を兼ねて開かれたもの。河野さんは「ピアノは木で作られている。日本の家庭に眠っている粗大ごみ化したピアノを、必要としている途上国へ贈ることは環境を守ることにもつながるのでは」と呼び掛け、日本全国を飛び回っています。また「眠っているピアノを起こしてあげよう」と、各家庭に出向く出前コンサートも続けています。 |
コンサートではスタンダードなジャズだけでなく、童謡やクラシックなどもアレンジして演奏。「いやなことは笑って吹き飛ばそう」と、会場と一体となって「ワッハッハ」の合唱もしました。これまでピアノを贈り続けている南アフリカやモンゴル、パレスチナなどでの話や「平和な世の中であり続けたいですね」と、さりげないメッセージも。コンサート後には飛び入りのハープ演奏やゴスペル、シャンソンもあり、約70人の参加者と交流を深めていました。「手作りの感じで心温まるコンサート、交流もできてとても良かった」と話す熊澤かよ子さん＝犬山市南古券。河野さんは今後も出前コンサートを続ける予定で、家庭でのコンサート先を募っています。どんなピアノでもＯＫ。（古くても、調律していなくても）
問い合わせは、まちかどの泉事務局TEL犬山６３−３８１１まで |
今月24日、山名っ子発表会で 扶桑町の山名小学校６年生
演技の参考に元新聞記者山田紘一さんの話を聞く |
●合唱劇「ぞう列車がやってきた」を上演
平和の意味が改めて問われる中、扶桑町の山名小学校（大澤弘康校長）6年生49人は、24日の山名っ子発表会で合唱劇「ぞう列車がやってきた」を上演。演技の参考にしたいと12月12日、元毎日新聞記者で劇の舞台となった東山動物園の元飼育係など当時の関係者に取材し『ゾウさん死なないで』を著した、犬山市の山田紘一さんを招いて話を聞きました＝写真。劇は第二次世界大戦の際、空襲で動物園のおりが壊れ猛獣が逃げ出したら大変と殺された動物たちのことや終戦後、日本で唯一生き残った東山動物園の2頭のゾウに会いたいと立ち上がった小学六年生の願いが通じ、全国から小学生を乗せたぞう列車が名古屋にやって来るまでを描いた、実話を基にした作品。 |
| 「平和の大切さと、力を合わせて立ち上がれば6年生でも出来る事があるということを表現したい」と、取り組むことを決めました。取材でのエピソードなど、メモを取りながら熱心に山田さんの話に聞き入る子どもたちは「動物園の人たちだけでなく軍人の中にも、ゾウを助けたいと努めた人がいたことがとても印象に残った」と感想を話します。「戦争で苦しむのは人間ばかりではない。二度と戦争を起こしてはいけない」ことを一人でも多くの人に伝えたいと、24日に向け、9曲の合唱曲など歌の練習にも力が入る毎日です。 |
花火打ち上げ場所周辺 |
●今夜８時〜大口町
大口町成人の集い実行委員会（古池竜也委員長）は、今年度成人になる新成人を祝うとともに同町の発展を願い、10日午後8時から「きらきら星〜夜の奇跡〜」と題して同町総合運動場と国道41号線との間で花火大会を実施します。実行委員会では、第1回となるこの新成人企画を成功させようと、昨年11月から協賛金集めを開始。多くの企業や住民の支援を得て、705発の花火が約30分間に渡り夜空に輝きます。なお、周辺道路では午後4時から車両進入禁止などの交通規制が行われます。 |
●犬山ライオンズクラブが犬山市内４中学校などへ
増加傾向にある自転車事故防止に活用してもらおうと、犬山ライオンズクラブ（横井耕市会長）が12月17日、反射材付きの交通安全ジャンパー100着を市内4中学校と犬山市中学生交通安全教育推進協議会（安田善次郎会長）に寄贈しました。城東、犬山、南部、東部中学校で自転車通学をする生徒は約450人。中でも城東中学校（松山輝久校長）は生徒の約半数が自転車通学者で、昨年度から警察庁の交通安全教育モデル校の指定を受け、体験型の自転車交通安全教室などを開催しています。同クラブでは、生徒や地域住民の交通事故防止の意識を向上させ、リーダーを育てるこの取り組みに生かしてもらおうとジャンパーを作成。各中学校と同推進協議会に20着ずつ贈ったものです。各中学校では、自転車の乗り方など実践的な交通安全教室を開催し、交通事故防止への意識の向上にジャンパーを活用していくということです。 |
贈呈式のようす＝犬山市役所で |
|