いよいよ第15次野尻湖湖底発掘がはじまります。それに向けて岐阜友の会では結団式を行いました。 |
今回の発掘参加者は、総勢8名とこじんまりとしたものですが、皆の気合いはしっかりはいっております。午前中は、大学集会を受けて今回の発掘のポイントの説明、竹べらの制作をしました。食事を取りながら、発掘ビデオを見て復習し、午後からは旗作りと火山灰の学習を行いました。
|
|
まずは、結団式兼岐阜の学習会。大学集会に参加した会員の説明を聞きました。大きくかわるのは、産状確認法(確かめぼりの発展?)と地層の分け方でしょうか。そのあたりを中心に初参加の小学生にもわかりやすく説明を行いました。 |
|
|
|
|
結団式&学習会のあと、竹べら作りを行いました。今回は、「マイ竹べら」持参ということで、「よし、作ろう!」となったのですが、誰一人として、「どういうのを作るのか・・・」ということが分からず、イメージのないまま、粘土用へらを参考に思い思いの竹べらを完成させました。(左写真)
途中、竹けん玉の制作を行ったり、へら作りに夢中になって時間を忘れたりで、あっという間にお昼になってしまいました。
これだけの物があれば、きっといろいろな場面で役立つことでしょう・・・ね? |
|
お食事タぁ〜イム!には、前回の発掘の様子が分かるビデオや、石器の作り方のビデオをみました。こういうのって、何度見てもいいものですねぇ・・・。 |
|
|
|
ビデオも見終わって、午後一番の活動は旗作りです。岐阜野尻湖友の会では、ここのところ必ず旗を作ってグリッド横に立てております。今回も、気合いを入れて作り上げました。今まではいかにも「旗」という形でしたが、今回は「幟(のぼり)」風にしました。発掘参加者の、そして参加できない者の決意や願いをしっかりと書き記しました。また、反対側には大きく「第15次発掘 岐阜野尻湖友の会」と目立つように書かれております。野尻湖発掘に参加する方、あるいは野尻湖発掘の様子を見学しに行かれる方は是非ご覧下さい。
<右上の写真にマウスを重ねて下さい。これが今回の岐阜の目印です。>
|
|
旗に決意や願いを書き終わり、いよいよ最後の活動、「火山灰の学習」です。
|
|
|
発掘の手引きや火山灰グループが出している資料を基に、火山灰の観察をしました。見ただけでも、色や粒の様子の違いは分かるのですが、「わんかけ」とよばれる方法で火山灰を洗うと、中に含まれる鉱物がよりよく見えるようになります。
大まかに全体でやり方の説明した後、早速参加者でやってみました。
<わんかけのやり方>
火山灰をおわんに少量取り、水を加えて指で押しつぶすようにかき混ぜます。これを繰り返していき、水が濁らなくなったらそれをろ紙にとってかわかし、ルーペや双眼実体顕微鏡などで観察します。 |
|
下にあるのは、今回観察できた鉱物です。(背景は濾紙の白色です) |
|
|
輝石の仲間と角閃石? |
野尻湖からとれた「黄ごま」の様子 |
|
|
鹿児島桜島の火山灰。左が磁石についた鉱物(磁鉄鉱?)、右は磁石につかなかった鉱物(火山ガラスや長石他)。 |
|
と、いうことで、この一日もあっという間に過ぎてしまいました。いつものようにみんなそろって記念撮影!
今回の岐阜からの発掘参加者は少ないですが、野尻湖ではしっかりと発掘や係の仕事をやってくれることでしょう。第15次発掘の成果を期待しております。
|
|
|
岐阜野尻湖友の会トップページへ
|