OREGON No.46 971202
 今日はこちらでの食生活について書いてみます。
 まずは、ホームステイ先での様子から。朝食には、パンや前日の残り物などいろいろ自由に食べて良いと言われましたが、私はもっぱらコーンフレーク(こちらではシリオと呼びます)を食べていました。それに、フルーツやヨーグルトを食べて朝食はおしまい。休日には、フレンチトーストやホットケーキ(パンケーキ)をよく作ってくれました。昼は、基本的にはサンドイッチ一つにフルーツやヨーグルト、ビスケットやスナック菓子も食べました。時には、前日の残り物をライスとからめて持っていき、教室にあるレンジで温めてみそ汁と一緒に食べることもありました。(これがまたうまい!)夜は、何か一品料理がメインにあります。ミートローフ、豆の煮物、魚肉のオーブン焼き、スープ・・・これらの料理とパン、ライス、マッシュポテト、パスタ等を一緒に盛りつけ、さらにサラダを大盛りにして私は食べていました。(こちらには2,3種類の野菜を切って1kg袋詰めにした物が売っていて、それをこの家では使っていました。)
 ランチタイムには他の先生方の食事を見ることができました。ここでは日本のような完全給食制ではありませんので、ほとんどの先生方はスタッフルームにて食事をとります。カフェテリアのランチを持ってくる人や、自分の弁当を持ってくる人、レトルト食品ですます人いろいろです。しかし、どの人のを見ても本当に簡単な食事です。サンドイッチもはさんであるのはチーズやハムだけだし、そのほかを見ても単品のものばかり・・・。
 レストランのメニューも見てみました。様々な物がありますが、どこにでもあるのはハンバーガーです。種類がいろいろありますがチーズは欠かせないようです。ハンバーガーに必ずついてくるのがポテトです。両手に山盛りいっぱい分くらいついてきます。塩がかけてある店とかけて無い店があります。そこで登場するのがケチャップです。10gほどが入った袋が2〜3個ついてくるところもあります。飲み物については、コーラを中心とする炭酸飲料やコーヒーを飲む人が多いようです。基本的におかわりは自由ですし、値段も安いのでとにかくよく飲みます。
 私が今まで見てきたことことをまとめると、次のようなことが言えると思います。
 ○アメリカの人は、塩を嫌うが砂糖は平気でとる。
 ○基本的には肉が好きで、魚料理は家庭ではあまり食べないようである。
 ○ビタミンは食物からとるのではなく、ビタミン剤を飲むことによって補給する。
 ○単一民族の国ではないためアメリカ料理店というものはないが、強いて言うならば肉料理の店(ステーキ、ハンバーガーなど)がそのたぐいになる。
 しかし、アメリカ全ての家庭やレストランを見たわけではなく、全ての人にアンケートを採ったわけでもないので、こんな感じかな?という程度にしておいてください。広いアメリカのことですから、全ては語り尽くせませんので・・・

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