OREGON No.09 971015
 今日はある日のコンピュータを使う授業の話、その1。
 授業が始まり出席をとるやいなや、さっとならんで教室移動ができる体制になりました。生徒たちのやる気が感じられます。これがコンピュータを使う授業の始まりです。廊下を移動してコンピュータラボと呼ばれる部屋へ行きます。そこで出迎えてくれたのはアップルちゃんたちです。昔の顔したアップルちゃんが20台ほどと、新顔のマックちゃんが8台、それに担当の先生が一台持ってきて合計9台の新顔になりました。
 昔の顔したアップルちゃんは、5インチのフロッピディスクで動きます。ディスクを入れて「アップルちゃん!」と呼ぶとcommunikeyという見知らぬタイピング練習ソフトが動きます。このソフトは、この指でこのキーを押しましょうということまで指示してくれるようです。communikeyには、いくつかのプログラムが設定されているようです。画面にキーボードの絵が表示され、「この順番で押しなさいよ」と指示してくれ、その通りに入力するものから生徒は始めていきます。なれてくると、自分で取り組むプログラムを変えます。たとえば、単語が4つか5つ表示されてその通りに入力し、間違いをチェックするもの。6個の文字が表示され順に点灯し、どの順で点灯したかを記憶しその通りにキーを押すもの。とにかくブラインドタッチを目指して生徒はがんばっています。
 おっと、新顔のマックちゃんちにはクラリスちゃんが遊びに来ているではありませんか。どうやらクラリスちゃんと一緒に遊びながら文書全体の構成を考えているようです。テキストに従って、みんな文書入力から始めています。カット、ペースト、コピー、削除の処理の練習があります。それができると、文字を飾り文字にしている子やフォントを変えている子もいます。文字の大きさを変えたり、段組をしたり、時には段組の中に図形(今回は楕円でした)を挿入したり・・・。テキスト通りとはいえ、自由に入力する楽しさとともに、コンピュータのワープロとしての使い方をマスターしています。レベルが上の子は、表計算にも挑戦しています。
 これを読んで「ふむふむ、なるほど。」と思える人はコンピュータに詳しい人でしょう。(何のことだかわからなくて当たり前なのです。私自身も見た授業の前後がわからないのですから。まともに書いてもよくわからないと思いますので、この形であしからず・・・)今の段階では詳しいことがわかりませんので、これまたこれからの取材活動の結果をお待ちください。積み重ねがないと、中一レベルでこれだけのことがこなせるわけがありません。まだ、授業が始まって1ヶ月しかたっていないのですから、多くの操作は小学校のうちに習得していると思われます。

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