OREGON No.04 971008
 今日の話は図書室です。
 午後から見に行ったのですが、先生が2人お見えになりなにやら仕事をしてました。日本でいうなら図書館司書に当たるのでしょうか。とても優しく迎えられ、「読みたい本を読んでみたいところを見てくださいね。」といわれたので、「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、快くokしてくださいました。そんな話をしていると、小さな子たちがならんで入って来ました。2年生と3年生の混合チームだそうです。(どういう風に組み合わさったか知りませんが。)これから、図書室の使い方やほんの扱い方の映画を見るということで、司書の先生が説明して映画を見せていました。
 その集団をよそ目に見て活動開始。まずは入り口横に並べてあるのが雑誌です。教師が読むような教育雑誌、時事問題を扱ってある雑誌、ここまではどこにでもある物ですが、驚いたのはそのほかの雑誌です。なんと、車のマニアが読むような雑誌が3種類ほど、小学校の高学年から中学生の女の子が喜ぶようなファッション雑誌、極めつけはNINTENDO64のゲーム雑誌まであります。日本では考えられないのですが・・・。とにかくいろいろな分野の雑誌が30種類以上あったように思います。
 続いて部屋の中を見ると分類番号が日本と同じようにつけてあります。書架の横にはどの分類の本かわかるように番号と分類名、そして低学年にもわかるように絵で説明してあります。さらに、書架の中を覗くと、同じ分類の中でもしおりのようなものをはさんで、本をさらに見つけやすくしてありました。
 部屋全体は真ん中に机、周りに書架というような配置です。書架の上にはいろいろな飾りがあります。今は、ハロウィーンが近いということで、それにちなんだカボチャの実物や模型のカボチャに電気をつけた物、お手製のお化け屋敷のような建物、そして、ハロウィーンを扱った本などが工夫して並べてありました。
 そして、ここにもパソコンがおいてあります。全部で6台でしょうか。教師用が2〜3台、児童生徒用が同じ数あります。1台はインターネットに接続してあり、自由にいろいろ調べられるようです。他の児童生徒用には一人学習もできるようにプログラムが入れてあるようですが、今日のところはよくわかりませんでした。これからは、本もインターネットを含めたコンピュータも、同じ調べる手段としてこうして同居していくことが望ましいと思いました。そして、児童生徒が自由に捜査して学べる環境づくりが大切になると思います。
 日本とアメリカ、どちらがどうとは言い切れませんが、自分なりに参考になった図書室見学でした。

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