OREGON No.01 970926
Kelvin Websterさん(Oregon Department of Education)の話から

・オレゴン州では、高校まで授業料は無料である。学年は小学校から順に、1年生、2年生・・・と数え、中学校は7年生、8年生、9年生、高校は10年生、11年生、12年生となる。高度教育に関心があり、他の国やアメリカ国内でも比較しあって指導している。数学や理科は特に力を入れているそうである。ここ6年ほどは目標に達することに力を入れている。目標に達するとは、レベルの高いものがいたり低いものがいたりするのは日本と同じであるが、平均的なレベルは日本より少々低いので、このレベルアップを図ることである。数学や国語については、州レベルである学年(小は3年5年、中は8年、高は10年12年など)だけテストをして調べる。結果は新聞などでも発表され、その学校の結果が横ばいとか下降している場合は州の方から指導をする。これは教師を振り落とすのではなく、子供のレベルアップのために行っていることである。
・オレゴン州として学校へ指導することは、児童・生徒の能力を示させる手段を考え指導し、その結果としてどう出てきているのかを見届けていくことである。アメリカでは可能性に対しての結果を出す方向に向いている。一人一人の成長につながる場を与えている。(日本は数字のように見えるものとして現れる範囲で見ているのではないか。)
・学校と親との関係は、日本より密接である。低学年ほどより強く、保護者がいなければ活動ができないくらい(ヘルパーとして)親の協力を得ている。学年が大きくなると、スポーツの応援団として関わることが多い。PTAは必ず入らなければならないものではないそうである。
・心の教育として、道徳の授業はない。character education の話題はあるがまだ位置づけられていない。カウンセラーは幼稚園から12年生まで対応している。人数は学校にゆだねられている。小学校では職員の一人がカウンセリングをすることもある。(学校によるが。)

 詳しいことは、それぞれがホームステイし配属された学校で聞いてくることを前提に話されました。このほかにも、クラブ活動のことや情報教育のことがありましたが、またの機会に書くことにします。何か質問などがありましたら、メールをください。

OREGONレポートのメインページへ